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劇場版ドラゴンボール超 スーパーヒーローを観てきたので主に感想と考察等々(ネタバレ有り)

こんにちは、ゼノです。
とうとう公開されましたね、スーパーヒーロー。
僕は公開当日に観に行く事ができず、今日これを書いている15日に観てきました。(入場特典も無事ゲット)
どうしても公開日に我慢できずにTwitterのタグを押して皆さんの感想とかを見て回ってしまい形態変化に関してはネタバレ書き込みを見てしまいました…
とはいえしっかり楽しめました!良い映画だとは思いましたがちょっと惜しいなってところがあったり色々書きたい事があるので目に入りやすいTwitterではなくブログの方にネタバレありの感想を書きます。皆さんは既に映画を観ているという前提で書きますので細かいあらすじとかは省きます。

では本編

冒頭部分で少年編でのレッドリボン軍との戦いがダイジェストで流れて軽めの説明もしてて一見さんお断りじゃない感じがええやんええやんと思いました。
ただここでちょっと気になったのがナレーションが小学生にも分かりやすいようになのかセルとの戦いの説明がすごいふんわりした表現だったのが気になりました。
はっきり覚えてないんですけど「辛くも勝利」とかじゃなくて「みんなでなんとか倒して〜」みたいなニュアンスだったような気がします。
その後RR軍のマゼンタの部屋のシーンでDrゲロに関する説明がされる時に家系図が出てきてその中に21号の写真があるのがDBFZファンにも目配せしていて好感を持てました。自分は21号の事をよく知りませんが
このシーンだけでなく写真立てとかそういう細かい部分にも目を向けると楽しい要素が多かったです。
Drヘドを軍に引き入れるぞって話になった時に側近に「3ヶ月お待ち下さい」と言われて「お茶をか!?」って言うシーンで完全に油断しててちょっと笑いそうになってしまいました。

次にDrヘドが刑務所から出てきて車内でRR軍に勧誘されるシーンでオレオをずっと食べてて宣伝が凄まじいなと、その後のシーンでもオレオを取り外して片方のクッキーでクリームを掬って食べたり牛乳につけたりとか
ハリウッドザコシショウのサブリミナル効果に匹敵するくらいずっとオレオが出てきたけどやっぱり僕はノアール派です。

ここからの中盤の展開が個人的にはちょっとどうなんだろう…と思う部分が多かったです。
ピッコロがガンマ2号に襲撃されてかなりの力の差を感じて潜在能力をデンデに解放してくれって頼みに行ってそれは無理だからドラゴンボールを使うかってなって神龍の扱いはどんどん軽くなるなぁ…って思いました。
ここでデンデが「じゃあ神龍にRR軍を消してもらいましょうよ!」って言っておっ!?その観てる側が原作の頃からずっと思ってた事言う!?っていうここに限らずメタ的な視点での発言とかアクションがたくさんあったりするのはこの作品ではとても面白い部分だなと(後のシーンでピッコロがこっちに向かってイェイってしたり)
当然そんな願いは却下なんですが…
デンデがドラゴンボールをアプデして叶えられる願いを増やしますわ!っていうシーンがGTに繋がりそうなのを感じさせるのが地味に良い点だなと思いました。
前作のブロリーでもブルマがドラゴンボールを乱用してるみたいなシーンで邪悪龍の存在が個人的には頭によぎったりしましたからこういうのはグッド。

その後ドラゴンボールでピッコロがパワーアップして残りの2つの願いをブルマがしょうもない願いに使ってしまうんですがそこはギャグだから良いんですけどその後というかその手前のシーンからずっとなんだけどブルマの尻が映るたびにそっちに目がいってしまいました。
これに限らず女性キャラの尻に視点が行ってしまうシーンが非常に多かったです、3DCGだからそれを意図的に活かしたんだろうけど…

この作品てベジータが常に不在っていうのもあってやたらとブルマの事をいやらしい目でしか見られないっていう…自分だけ…???

あとピッコロが潜在能力解放によるパワーアップをした時に神龍がオマケをしておきましたって言ってピッコロが顔とか耳を意識するシーンがあってオマケってちょっとイケメンになったとか?って思ってみてたらそのオマケは別のところにあったっていう後のシーンでサプライズ的に生きてくる作りはうまいなと思いました。

このシーンの後にパンが誘拐されそうになるシーンがありますけど悟飯を覚醒させるためにピッコロがパンにわざと捕まったフリをしてくれって言ってパンもノリノリなんだけどいくらパンが格闘センスに溢れてたとしても危険すぎるだろ!って思いました。
しかもこの段階だとガンマ1、2号もドクターヘドも実はそんなに悪いやつでも無いって言うのはピッコロは把握してないわけだから余計にダメですよね。
事実ガンマ2号に対してピッコロは実力差を感じたわけだから俺が守ってやるって言っても信憑性に欠けますし…一応パワーアップした後だから自信満々だったんだろうけどやっぱり危険すぎますよ、実際その後のシーンでパンは当たってないけど敵に実弾を撃たれているわけですし
しかもパンに付きっきりなのかなって思ったら普通にRR軍に置き去りにして悟飯のところに行っちゃうしうーん…

ここから悟飯がガンマ達レッドリボン軍と対峙します、
このシーンは画として非常にアガるシーンでした。
雨が降る中で人造人間と対峙するという構図はこれは未来悟飯が17号18号と対峙するシーンのオマージュだと思いました。ここからの戦闘もカッコ良かったですし 
ここからピッコロも戦闘に参加しガンマ2号と再戦して負けそうになって「え…また負けんの…」と思って観ていたら神龍がこっそり仕込んでおいたギミックが作動してピッコロがパワーアップしますけど俺はこのシーンで1番震えました。ちゃんと強いんや!っていう感動ですね
みんなの感想を見て回っていた時にピッコロがオレンジになるって見かけてただオレンジになるだけ?って思っていたら体の形も変わっててスラッグに近い体型になって顔も自分好みで今後カードとかグッズになったら欲しいって思いました。

悟飯対ガンマ1号の戦いで俺たちはエネルギーがある限り動き続けられる!っていうセリフを聞いてガンマ達は充電式というのが分かりますがここでヘドよりゲロの方が科学者としては優れていたのかなと、ゲロはエネルギー永久式やエネルギー吸収なんかを筆頭に科学力で悟空達を苦しめましたがヘドは単に戦闘力だけって感じですよね。

その後ガンマ達と和解してマゼンタがやけくそになってセルマックスが起動されてしまいますが
ここで自分も含めて沢山の人が
「デカいのもよくわからんがなんで第2形態の姿なんだ?」
と思ったと思います、たぶん第2形態って1番人気が無い姿だと思うのですがなんでよりによって第2?いくら鳥山先生のお気に入りだとしてもこれは無くね?と
しかし良く考えたら悟飯がセルもしくはそれに近い存在と再戦するのだったら第2形態以外あり得なかったんです、ましてや理性の無い存在なら
この部分に関して自分はこう解釈してみました。
悟飯はセルゲームでたしかにセルを撃破しました、親子かめはめ波で倒す感動のシーンです。
でも皆さんその手前のシーンを覚えていますか?
悟飯が悟空にトドメを早くさせと言われているのにそれを無視して舐めプをした結果セルが自爆をして全てを巻き込もうとしてどうにもならなくなってしまい悟空が自らを犠牲にしてその場は凌ぎますが悟飯は自分のせいで父親を失って酷く後悔しますよね。
その時のセルの姿ってなんでしたか?

そうです、第2形態なんです。

第2形態のセルというのは悟飯にとって最大レベルのトラウマでありセル編で唯一敗北した相手の姿なんです。
だからセルマックスの姿が第2形態で理性が無いという設定にする事でこれはセル側のリベンジでは無く悟飯にとってのリベンジであるという風に観せたかったのだと自分は無理矢理解釈してみましたw
体が大きいのはガンマ達と違いあくまでも「兵器」としての扱いだったので差別化を図ったのだと思います。
ただ悟飯がセルマックスを見てリアクションが全然無いのがなんだかなあっていう、この自分の考察が合っててそれの説明過多になるのを防ぐためだったと思えば納得行きますけどどうなんですかね?
ここまで考えてみたけどやっぱりかっちょいいセル見たかったなぁ…

ここら辺でピッコロが悟飯に仙豆を渡そうとして眼鏡をしてないからしっかり見えなくて仙豆を奈落に落として無くしてしまうというシーンがあってこれが後の伏線になって敵か味方が食べて何か起きるんだろう!と観ている誰もが思ったはずです。これに関しては後で書きますけど…

そこから悟飯が覚醒してっていう場面があって新形態になるんですけどその変身契機が結局怒りなんかいっていう。作品的に親子の絆で変身するとかなのかなって思っていたのでちょっとええっ…て思いましたけどね、これはまた自分のせいで誰かを失うっていう事に対しての怒りでの変身だったんですかね。

キャラデザに関しては賛否あるようですね、たしかにベジータベビーのように見えたり二次創作っぽいなって思いました。ただ少年期のスーパーサイヤ人2のような感じになっていたのでそこだけで自分は満足です。
悟飯の新形態を描くのって結構難しいだろうという自分がそもそも大目に見る姿勢だったという前提があったのもありますけどね。

そこから魔貫光殺砲で倒してっていうここまでは想像が付いていたのでここはふーんて感じでした。

そこからその手前で特攻をしかけたガンマ2号もどうせ助かるんでしょ?って思ってみていたら本当に灰になってしまう展開ですごく切なくなりました。
ドラゴンボールっぽくねー!っていう。後の作品でバックアップから復活したりとかもあるんでしょうけど

ただですね、俺ここら辺の展開って急に作りを替えたのかなとか思いました。
なんでかというと仙豆をどこかに無くす、変身をしていると視力も向上するっていうこの伏線ぽい展開がここで回収されて覚醒悟飯が視力が上がったことで仙豆を見つけて2号が食べて助かるのかなとまで想像していたので…
ちょっと無理があると思ったんですかね、あの伏線ぽいのが本当に何も無いのが残念でした。
切なくはなったんですけど肩透かし感があって残念

すげー長くなったのでそろそろ総括
良かった点
・ファンに対する細かなファンサービス
・メタ視点での発言やアクション
・女性キャラのお尻の質感
・戦闘シーンがスタイリッシュ
・新形態が個人的にはカッコ良かった、特にピッコロ
・ブロリー達を脇役とはいえ前作限りの使い切りのキャラにしなかった
・悟空とベジータ抜きでもしっかり作品を作れた事
・ドラゴンボール世界の命の軽さに対してのガンマ2号の死の描写  

良くなかった点
・中盤の微妙な展開
・パンと悟飯の親子の関係が深まる話と思いきやその辺は特に無し、パン側が特にほったらかされてることに傷ついてるように見えない
・めちゃくちゃ伏線ぽいのに回収されずそのままの部分がある

こんな感じですかね!ちょっとダメな部分もあったけどトータルとしては良い作品だったと思います!
もっと書くことあるにはあるんだけどしんどいのでけっこう端折りましたが面白かったです!ただ個人的にはブロリーの方が上かな…
新形態のカード化とかゲームでの登場が楽しみです!それでは!



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