コンプレックスの話～向き合う途中にいる私バージョン～

見ていて「うわあああ好きいいいいい」ってなる服と、実際に来たい服って結構違ったりしません？
私の場合は、見るのはaxes femmeが大好きなんですけど。
着るのはearth music&ecology系のやつがいい。っていう。

小さい頃からスカートが苦手でした。
中高の制服はスカートだったけど、
私服ではジーンズやキュロットを履いていました。
ピンク色が嫌いで、キャラクター物にも全然惹かれなくて。
可愛いという感覚はわかるし、可愛いものを見ることは好きだけれど、
自分が持つとか身に着けるとかってことは絶対しなかったなー。

あと、肌を出すのも苦手。これは今もだけど。
夏でも、上下とも七分丈以上の長さのあるものを着ていないと落ち着かなくて。
半袖半ズボンとは縁のない生活を送ってきましたね(笑)

でも大学生になって上京してから、ちょっとずつ変わってきて。
ピンクは相変わらず苦手だしキャラクター物に興味はないままだったけど、
スカートだけは「トクベツなもの」として履くようになりました。
たとえばちょっとかしこまった場所に行くときとか、デートとか(笑)
あとステージ衣装はスカートにしてた。
「普段の自分」と違う自分のほうがいいな、ってときはスカートって感じ。
今でもそのルールは変わっていなくて、
スカートはトクベツなもののままです。

「女の子」になるのが嫌だったんだよね。
女性という性別で切り分けられることが嫌だった。
外見が可愛いわけでもないし、性格もなかなか図太いし(笑)、個人として認められるように努めていたつもりだけれど、
そんな自分でも性別というフィルターを通して見られているんだなって実感することが、とてもとても嫌だと感じていた。
だから一般的に「女の子」を象徴するものがとても苦手だったんだな～って思う。

今となっては、自認している性は女性だし、それに対する不満も不自由もなくなりました。
私という「個人」が先にあることを、自分自身が肯定できるようになったから。周りの目じゃなくて、自分自身の肯定がすべての思考の前提になっているから。

「女の子」って見られてもいいでしょ、私自身は私という個人を前提にしているんだからソレはソレ、コレはコレ、って感じ。

なんなら今は、「女の子」感を出したいときに意図的にスカートを履く(笑)

そうやって自分が「こうありたい」と思う場面に合わせて、上手く付き合っていけばいいと思えるようになったのですよ。
これ、成長ってことでいいよね(笑)

でもやっぱり、外見に対するコンプレックスは引き続き共存中です。

だからSNSのアイコンを自分の写真にしたりとか、
顔出し配信とか、撮影とか、
そういうのはすんごく苦手で。
拒否をしなくなっただけマシ。ちょっとだけ進歩してるハズ。……くらいの距離感でコンプレックスさんと二人三脚してます(笑)
自分じゃない人については外見なんてどうでもよくて中身だけくださいよって思うくせにね！

そんなこんなで
まだまだコンプレックスさんとサヨナラできる気はしませんが、
これも上手く付き合っていけばいいよね～と思う、今日この頃なのでした。