事故ったことと事故ってからのこと Part1

初めてnote書きます。研究室の最終発表を約一週間後に控えており、どう考えてもそれどころではないのだけど、どうにも集中できないので書きます。

あらすじだけお話しすると、事故って、治療等でそれまでせわしなかった人生が急停止した途端、やる気とか毎日の過ごし方とかがよくわかんなくなってしんどい〜どうしよう〜って話です。誰に伝えたいのかと言われるとわかりませんが、自分の人生的に大きな出来事だったので書き起こしておこうかな、くらいの動機です。

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先週の月曜日、7/17の夜中2時ごろ、友人宅から自転車で帰ってる途中に柵に衝突してそのまま救急車で運ばれました。

のちにグチャグチャになった私の顔を見た友人に「なんで柵くらいでそんなことになるの」と聞かれまくり、確かに何故だろう思いグーグルストリートビューで確認したのですが、突っ込んだのは鉄パイプ製の柵でした。しかも下り坂。なるほどつまり今の状態は鉄パイプで誰かに殴られたのと同じだと思えば納得がいく。

事故った時、かなりぼーっとしており、眠気もあって、気づいたら目の前に柵があってそのままドンガラガッシャンでした。一緒に帰ってた友人が救急を呼んでくれて、意識はあったものの出血多量でクラッとしてたので「ああ、折れた歯探さなきゃ・・・折れた歯は牛乳に漬けて病院に持っていけばいいってtwitterに書いてあったなあ」などと思考はそこそこ冷静でも体を動かす元気はあるはずもなく、体育座りして救急車を待ちました。

救急のお兄さん(おじさん?クラクラしてて顔がはっきり思い出せない)はなかなか愉快な人で、身分証を探すために私のリュックを漁っている時に
『スペキュラテヴ・デザイン-問題解決から、問題提起まで-』という本を見つけ「なんか難しそうな本読んでんじゃん(笑)」とバカにしてきました。
相も変わらす頭がクラクラしてたので何も面白い返しもできず「ははは」と顔面血だらけで乾いた笑いで返すことしかできませんでしたが、あの救急の人のおかげで事態を軽く受け止めることができたのでよかったです。
そもそも、事故当時、ジャージ姿でど金髪に当然血だらけだったので荷物からそんな本が出てきてバカにしたくなるのも無理ない。

救急の人は病院に着くまで終始おかしなことばっかり話しかけてくれて、かなり気が紛れた。
「お嬢ちゃん就活中?あ違うの?よかったねその顔じゃ内定厳しいよハハハ」「おでこに傷あると本当のサイみたいだね(私の下の名前はさいと言います)」

初めての救急車は、テンションが思ってるのと全然違ったけど、いい意味での裏切りで、本当に感謝してる。

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病院についてから感じたことを一言でまとめるなら
「医療機関って想像以上に頼りにならないなあ」
ってことです。医療関係者怒らせてしまったらごめんなさい。

到着してから脈はかられたり諸々された後CTへ。なんか知らんが頭を打つ機会が多い私は、大学に入ってからCTを撮るのが4回目だったので当然のように「ピアスとった方がいいすよね?」と看護師さんに確認。「いや、どっちでもいいと思いますよ。」と看護師。「絶対どっちでもよくないだろ」と心の中の私。案の定、CTの部屋に着いたらお医者さんから「ピアス取ってくださいね」の一言。「ほら言ったじゃん」と心の中の私。未だクラクラした頭でなんとか四つのピアスを耳から外す。顔から流れた血がピアスの後ろでびっしり固まっていた。ベッド(というか担架にタイヤが付いたみたいなやつ。ERとかでスターたちが走りながら廊下で押してるやつ)の上に寝かされておりどこにも手が伸びずピアスの置き場に困った私は「入れ物か何かもらえませんか」と看護師さんに声をかけた。「入れ物・・・ですか」困惑する看護師。
「いや、紙コップとかあるんじゃないですかその辺に!」渡された紙コップの中に血だらけのいかついピアスを放り込んで看護師に渡して無事CTを撮る。あ、ちなみに脳にも骨にも異常ありませんでした。よかった。そして病院に紙コップならあるだろうと思いついた私、血だらけのくせによく頭が働いてる。えらい。

CTを撮り終えてベッドがたくさん並んだスペースに戻る。
看護師と医者が私の頭の下に大きい紙おむつを敷いて、石鹸水で私の血だらけ傷だらけの顔を洗っていく。これがきつかった。傷口を洗うのは当然痛いのだが、洗っている最中に勢いよく石鹸水が鼻の中に突入。これが事故よりよっぽど痛かった。大きく咳き込み紙おむつに向かって口から石鹸水を吐き出す血だらけの女。なんたる地獄絵図。
「いや私が下向いた状態で洗っていただければ入らないんじゃないですか!」
こうやって文字にすると病院の人に怒ってばっかだ。申し訳ない。話はそれるが事故って以来感情の起伏が激しく、些細なことにイライラして些細なことに涙する。疲れるし、この調子だと友人を無くしそうだ。

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徐々に研究のやる気が出てきたのでこの辺で。
続きはまたやる気が低迷したら書きます。






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