エリートたちの船出

ちょっと時間が経ってしまったが日本時間5月26日にPPVで視聴した「Double or Nothing」について雑感を残しておく。

とりあえず観ておいたPPV

まず、このイベント前に行われたであろうPAC vs ハングマンペイジの試合が観れていなかったり(追記:結局試合が行われてないっぽい…)、「Being Elite」も最近はほとんどチェックしていなかったり、1.4からの間がけっこう空いたことによりちょっと熱量が落ちてしまっていた。とはいえせっかく日本からでもPPVで観られるというので「FITE TV」で視聴した。初めて利用したけどこれで普段からいろんな番組観てる人がいるんだよなあ。どうやって時間やりくりするんだろうか。

個人的ベストはローデス兄弟

最後のサプライズを除いて時間が経っても印象に残っているのは コーディ vs ダスティン の兄弟対決。正直自分が見たことあるダスティンは、近年のゴールドダストと新日本プロレスワールドで観た若手時代の親子タッグで、どれもバタバタとしていた印象しかなく、今回も技の精度などフィジカル的にはイメージ通りでヒヤヒヤものだったが、中盤の流血から長い試合時間の中でそれ以上に深みを感じる内容になり、しかも最後はちょっと泣ける展開になったことで素晴らしい一戦になったと思う。はたしてコーディはAEWでこれ以上の表現ができるのか…?

エリートたちはもう満たされている?

先のことはともかくコーディは全力を尽くした。イベント前、「〇〇 is ELITE」でどんどん新メンバーが発表されていたエリートたち。ある程度生活が保証されているのか、正直言って"それなり"のファイトで客を楽しませたという印象しか残らなかった。対してゲスト選手たちはこのビッグイベントで気合の入った素晴らしい動きを見せてくれた。例えば日本人女子でさくらえみや里歩、アジャ・コング、提携関係ではあるもののストロングハーツはさすがだったし、ヤングバックスと対戦したルチャ・ブラザーズも良かった。
契約した選手で気合が入っていたのは"サプライズ登場"の千両役者、ジョン・モクスリー(ディーン・アンブローズ)くらいか(試合していないけど)。
はたして今後エリートたちだけで興行が成り立つのだろうか?

プロレスは誰のものなのか

WWE(特に今)のクリエイティブは問題を感じるけど、レスラーが"プロレスファンのため"にやるレスリングはその外側の人たちには届きにくいのでこれからの広がりに不安を感じたのが全体の感想だ。「プロレスを広めたい」飯伏が選んだのは新日本プロレス。
そもそも「オーナーによって資金的に満たされていてレスラー中心の団体」ってSWSっぽいので不安しかない。前は「海外UWF」って書いたけど。

でもがんばれ

悲観的なことばかり書いたけど、うまくいってくれたほうがいいのでこちらの素人考えを吹き飛ばしてほしい。

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