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大阪出張でよくお邪魔した、だし茶漬けえんさん。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

2年間の金沢での仕事の中でも一番出張したところは親会社のある東京ではなく、大阪のグループ会社であった。
北陸新幹線が開通して9年も経った今となっては北陸三県は関東と関西のどちらと結びつきが高いのだろうか?
少なくとも、わたしが引っ越しした2014年7月の時点では北陸三県は関西圏との結びつきの方が強いイメージだった。

というのも、当時でこそ金沢を本社とする北陸の地域会社も、以前は大阪を拠点とする当時の西日本会社の中のいち金沢支社の位置づけだった時もあったのだ。
昔のそのような力関係もあってか、わたしが着任した当時は完全に西日本会社から独立分社化して北陸三県を管轄とする北陸の地域会社となって十数年経っていたはずだが、それでも何かと大阪の地域会社に相談に覗う機会が多かったのだ。

そんなこともあり、大阪出張時には大阪飯を探して廻るのが楽しみだったのだが、なんだかんだと一番訪問していたのが大阪駅に隣接するエキマルシェ内にあった『だし茶漬け えん』である。
駅に隣接という近さもあるし、どうせ金沢に着いたら駅で鮨でも食うので、とりあえず小腹が空いてるところにさらさらっとお茶漬けをかき込むくらいがちょうど良かったということでもある。

中でもこの写真にある宇和島産鯛だし茶漬けが好物だったので、2016年7月に都内に戻って以来大阪出張がなくなり、えんに行く機会も無くなったかと思っていたのだが、コロナが明けてまた豊洲の悪の巣窟に出社する機会が訪れると、その間に出来上がっていた新しいららぽーとになんと『だし茶漬け えん』が入店しており、7年ぶりに宇和島産鯛だし茶漬けをかき込んだのである。
なんか、なんの有り難みもなくなってしまった……。

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