東京出張で久々に味わった懐かしの味『満来』。
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
2015年8月から9月にかけてはけっこう頻繁に東京出張が重なっていたようである。
思い返すに事業計画の空積みを実体化すべくいろいろと本社様に仕事の無心に走り回っていた時期なんだと思う。
そんな東京出張で泊まりの場合は、旧職場の最寄りでもあった新橋のアパホテルに宿泊することが多かった。
旧職場に顔を出したり、新橋駅周辺の行きつけのお店で食事をしたり、離れて解る『東京』飯の味の濃さに触れたい思いもあったのだ。
そんな中で2015年9月の東京出張で赴いたお店が『満来』の新橋店。
おそらく今となっては閉店してしまったはずだが、当時は新橋店が出来て結構金沢へ引っ越しするまでは通っていたお店の一つである。
昨今は数年で都内のラーメンのブームも変わっていくくらい、新たなラーメン屋が開業しては潰れていく新陳代謝が激しい都内のラーメン業界だが、つけ麺が一般的なモノになった頃に良く名前が挙がっていたのが東池袋の『大勝軒』だった。
なので、大分月日が経ち21世紀に入ってから大勝軒のもりそばを食べたのだが、特にハマるほどの印象はもたなかったのだ。
というのもわたしにとってつけ麺とは80年代末から90年代にかけて通い倒した新宿『満来』ざるラーメンが初見であり、舌の記憶にこびり付いていたからである。
特にチャーシューざるラーメンを頼んだ時の、今でいう二郎系の豚のようなチャーシューの量のインパクトは初見であったが故に強烈な記憶として刻まれている。
そんな懐かしの『満来』のざるラーメンをいただきに新橋店に足を伸ばしたのだが、もうチャーシューざるラーメンを食べきれるほどの体力はないので、普通のざるラーメンに留めることにした。