池袋シネマロサへフレディに会いにいってきた!
本日、池袋のシネマロサに『フレディマーキュリー The Show Must Go On』を観に行きまして、帰るやいなや勢い余って自分のブログに感想を書き殴って早速アップしたんですが、今になってひょっとしたらブログよりもnoteの方がニーズがあるのではあるまいか?と寝る前に思い直しまして...(^^;)ハハハ。
ということで、自分のブログから記事を転載いたします(笑)
来日早々ライブ各地やメディアにて話題を振りまき列島を縦断していったQueen&Adam Lambertのドームツアーも2/14のバレンタインデーのライブでもって終了したようだ。
そんないつ果てることなく続くQueen関連のイベントも間を開けることなく今度は2/16からドキュメンタリー映画『フレディマーキュリー The Show Must Go On』が国内各地で公開されるという。
かくいう池袋でもB級映画館...いや失礼、我が池袋が誇る老舗名門映画館であるシネマロサで公開されると知り、週末になるのを楽しみにしておりまして、さっそく本日Webから予約してシネマロサに行って参りました!
国内映画中心にミニシアターっぽいのから玄人好きな感じのモノまで幅広いラインナップを上映しているシネマロサ。
中には早朝夜が明ける前から並ぶような映画もあったりするんですが、『フレディマーキュリー』はそこまでの集客力はやはり無いのか、入口はこんな感じでございます...(^^;)ハハハ。
まぁ、予約の段階で好きな席選び放題だったんで、こんな感じだろうなとは思ってましたが。
ですが、2Fに上がると20人くらいは開場待ち方々がいらっしゃいました。
ちなみにコロナ明けで初めて訪れたシネマロサだったンですが、シネマロサというとキャラメルポップコーンが名物!と勝手に思っていたほど、こちらのキャラメルポップコーンを久々に食べられることを期待していたのですが、なんと売店はパンフレットや関連本の販売以外の飲食物は提供しなくなってしまったようで...(T^T)涙。
正味1時間程度のドキュメンタリー映画。 コンテンツ産業のコンテンツというモノは各人が観て、聴いて、読んでそれぞれが判断すれば良いモノだと思っていることを前提としておいておきます。
ある人にとってはとても素晴らしいモノと感じるだろうし、ボクにとっては箸にも棒にもかからないモノとしか認識しないモノもあったりします。
その上でこの映画はどうだったかというと、半分くらい経った辺りから『???』が浮かびっぱなしでした。
これエンディングに向けてどういう着地を想定してるんだろうか?まさかありきたりにフレディっていい人だったよね。で終わらないよね?...と。
先ず全編に使用されるQueen並びにフレディの映像で新たに掘り起こされたようなモノは無く、これまでどっかで観たようなモノばかり。
インタビュー内容に関してもフレディの死後30年経って、コレまで無かったような切り口でコメントを引きだしているわけでもなく、これもどこかで誰かが答えていたモノと似通ったようなモノ...
2018年公開の『ボヘミアン・ラプソディー』の評価が高すぎたのもあって、かなり今回も期待してしまったところがあったのかもしれないと、映画館の席を立ったところから今こうしてブログ記事を書いているところまで、何故今こんな映画を公開する意味があるんだろうか?とかなり否定的な意見で居たんですが、ここまで書いてきてなんか、これってある意味法事と捉えればよいのでは?と考えるとなんか腑に落ちたんですよね。
何年かに一度親戚一同集まって故人を偲び、健康に気をつけてまた何年か後に会いましょうねといって別れる。
フレディに関連するこの手のイベントって、そういうことに意義があるのでは無いだろうかと?
なので『ボヘミアン・ラプソディー』を観て感動してQueenに興味を持った世代にはオススメしません。多分ここで語られているような部分はネット上にいくらでも動画が転がっていると思うので、他にお金を使った方が無難です。
一方、Queenとともに育ってきたおじさま&おばさまには何年かに一度Queenやフレディを思い出す機会があっても人生の豊かさに繋がるのではないかと思うので、久々に映画館に足を運ぶきっかけになれば幸です。
と、勢い余って帰宅後すぐに書き始めたのはいいモノのなんともとりとめのないものになってしまいました...(^^;)ハハハ。
というワケで、ボク自身も『ボヘミアン・ラプソディー』の2018年以来5年ぶりくらいにフレディに接したんで、ここらで法要をかねて昔話でもしてみようかと思います(笑)
ボクが洋楽を本格的に聴き出した頃はどんな状況だったかというと、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズがバンジョー鳴らして不思議な音楽を奏でていたり、オーストラリアから都会的とも田舎くさいとも言えない不思議なメロディのMen At WORKが話題に上がりはじめた頃合い。
アメリカのヒットチャートにはHuman Leagueを皮切りにDuran DuranやCulture Club、KAJAGOOGOOといったイギリスのグループが席巻し、第二次ブリティッシュインベンションと呼ばれていた1982年の暮れから83年当初がボクの洋楽の原体験でした。
当然土曜深夜のベストヒットUSAは欠かせないネタ元だったし、当時テレビ埼玉でMTVッぽい音楽番組をやっていて、夕方かかさず観ていたような気もします(笑)
時はまさにラジオがオワコンでPV(プロモーションビデオ)全盛のMTV世代に切り替わるタイミング!?
そんな中に突然
という変な歌が流れてきたわけです(笑)
画面には髭を生やしたショートカットでピッチピチのパンツにプリップリのお尻。
Queenという有名なバンドがいるという事は知ってはいましたが、だからといってアルバムを聴くことは無くロックの歴史の中の一バンドとして頭の片隅に知識として蓄えていた程度でしたが、これはマヂでやってるのか?ジョークなのか??
大の大人がお金をかけて真面目な顔をして拳を突き出して♪レディオガガァ〜レディオググゥ〜♪と歌っている姿が忘れられず...(^^;)ハハハ。
さらには今となっては南米では民衆の歌と化している『I Want to Break Free』のPVである。
元々王子様顔のロジャーの女装や、老け顔のブライアンとジョンのオバサンはいいとして、問題はヒゲを蓄えたまま超巨乳のノースリーブニットにタイトスカート姿のフレディである!?
これは吉本新喜劇並みのコント以外には見えないような体で真面目にお金をかけてやっているのである(笑)
これはもっとQUEENを知らなければならないと思ったキッカケだった。
以来、この1984年発売の『The Works』を皮切りに、デビューアルバムまで貪るように遡って聴きまくったのが高校時代である。
なによりMy Favorite Bandを決定的にしたのが1985年Live Aidでの圧巻のステージだ。
この模様はリアルタイムで観てない貴兄もYouTubeやまさに『ボヘミアン・ラプソディー』でも再現されたので記憶に新しいでしょうが、以降Queenはフレディが病魔に倒れるまで巨大なスタジアムバンドとなっていく。
ボクは高校時代はどっぷりHARD ROCKの洗礼を受けてしまったので、Queenの楽曲でも6枚目のアルバム『News of The World』辺りまでが好きだったんで、この大げさになっていくサウンドはこの時期は正直あまり好きでは無かった。
でも、高校、大学と年を重ねてもMy Favorite Bandは?と聴かれると素直にQueenと言えてしまうほどに血となり肉となるほど青年期に聴きまくっていたのですが、1991年に発売された『Innuendo』の楽曲を聴いていて、いやな予感しかしなかったのを今でも覚えてます。
なんか、フレディの悟りきったかのような謳いっぷりと、素晴らしき日々、ショーは続いていく!といったキーワードが生への執着にも死への達観にもどちらにも聴き取られ、決定的だったのがこのアルバムからシングルカットされた『These are the day of Our Lives』のPVでのフレディの窶れようを観た時でした。
このビデオを観て、あぁ、もうフレディはこの世からいなくなってしまうんだ......と、音楽に興味を持つようになって初めて好きなミュージシャンがこの世からいなくなってしまうという現実に直面したのです。
そしてその日は思いもよらず突然訪れました。
確か、アルバム『Innuendo』の発売が1991年1月、シングル『These are the day of our lives』のアメリカ発売が9月。
なので1991年の初秋にもうフレディだめかもしれないと思い始めるやいなや、11月にはもうフレディは天に召されてしまったのです。
それを知ったのは、当時付き合っていた彼女の大学の売店で買ったスポーツ新聞でした。
彼女の大学の食堂で待ち合わせをしていて、時間までちょっとあったんで売店でスポーツ新聞を買いに行くと一面に『Queenのボーカリスト、フレディ・マーキュリー死亡』の見出し......
その一面を食堂のテーブルに広げたまま、声も出さずに泣くに泣いたのをまだ昨日の出来事かのように思い出します...(遠い目)。
ファンにとってはやはりあの『These are the day of Our Lives』が、音楽活動としてはフレディ最後の姿だったのです。
あれからもう30年も経ってしまったんですね。
フレディ亡き後も様々な有名ボーカリストを迎えながら活動を続けているQUEEN。
まだまだブライアンかロジャーがくたばるまで続くでしょうが、そんな二人とは別にフレディはいまや0と1のビットの羅列になって、様々な有名曲を歌わせられてます(笑)
AIフレディです(笑)
死してなお、AIとなってもイヂられるフレディ。
不世出なボーカリストであるとともに、POP史上最高のエンターテイナーであるからこそのこのイヂられ様なんでしょうね(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?