見出し画像

余所者にはなかなかのギミックな融雪装置。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

暮らす土地が変わるとこれまでの環境とは全く異なる光景を目にすることで、改めてその土地土地の生活というモノを実感するモノである。

金沢に来て初めての冬。
北陸という土地になんの地縁血縁もなく引っ越してきた関東モンのわたしとしては『北陸=豪雪』という思い込みが在り、2014年の初めての冬ははたして無事に我が家は北陸の冬を越すことが出来るのだろうか?とかなり神性質になっていたのだが、北陸には北陸なりの冬を越す知恵というモノが随所に散りばめられていると知ったのである。

そんな北陸の知恵の一つが写真にある金沢市内の主要道路には必ず設置されている『融雪装置』。
我が家が暮らしていたマンション前の金石街道で、早朝チョロチョロと道路から水が噴き出しているのを初めて目撃した時には路の割れ目から水漏れかっ!?水道管が寒さで爆発したのかっ!?と思ったモノである。

この融雪装置というインフラも降雪地帯では必要不可欠なモノであり、そもそもは地下水をポンプで組み上げて、雪が降るとセンサーが感じ取って放水?チョロ水??を開始するという仕組みで、何を隠そうわたしが出向してきた地域会社も雪道路システムとしてその一躍を担っていると後で聞いたときにはなんかこのチョロ水を見て誇らしくなったモノである。

しかしこのチョロ水、道路上でチョロチョロしている分には歩行に何の問題も無いが、大型施設とかだと駐車場に整備しているようなところもあり、たまに勢いよく放水しているところを何の気なしに通り過ぎると膝から下がびしょ濡れになるので注意が必要である……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?