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コレクションの価値

高齢になると長年収集したコレクションや蔵書の行く末が気になるらしい。しかし「そっくりそのまま」博物館や研究施設に寄贈したいと言っても、相手の都合もあることだし、何より「価値がある」と思っているのは本人だけかもしれない。最近はレトロ家電やレコードは人気だし、一次のブームが去ったとはいえ、コインや切手はしっかりした市場が確立されている。しかしザビエルの大好きな「開運!なんでも鑑定団」では「門外不出の逸品」と伝え聞く絵画や陶磁器が真っ赤な偽物だったり、天井裏で埃を被っていた水墨画が真筆だった!なんて日常茶飯事。つまりコレクションとは「投資や投機」の対象ではなく、その価値を世に問うものではないということ。バブル期「絵画取引」で倒産した会社の元社員が言うのですから確かですぞ。

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