【楽曲紹介】洋楽メタル:Rhapsody、或いはRhapsody of Fire
所謂ラプソはイタリアのシンフォニックメタル・パワーメタルバンドです。
俗にRPGメタルと形容される、大仰さ・分かりやすさが特徴ですね。
つまり:厨二病ド真ん中の内容を気が狂ってるレベル(誉め言葉)のクサさで以ってぶつけてくるイタリアの至宝。
彼らの代表曲であるEmerald Swordは、メタラーではなくとも一度は聴いたことがある可能性が割とマジであるかと思います。
スマブラXとかWorld Of WarcraftのMAD或いはAMVがクソほど流行った時期があったのですが。そこで思いっきり使われていましたし、以降、MADでちょいちょい使われるようになりましたからね。
なお流行ったのはいつ頃かというと、今から15年以上前の2008年頃のことになります(言葉のナイフ)
1st:Legendary Tales
97年の作品。
当たり前ですが後の作品と比較すると音のスケール感は割と普通で、聴くたびに予算こそパワーとの思いを新たにする次第であります(意味不明)
とはいえバカにしている、好きじゃないというわけではなく。
アルバムを通してあふれるバンド感、パワーメタル感は今でもオンリーワンだと思っていますし、そもスケール感がないのではなく普通というだけですからね。
要するに後の作品とはジャンルが異なる、そういう認識。
Fabioの歌唱に重点を置いて楽しみたいなら1stはオススメ。
2nd:Symphony of Enchanted Lands
98年――20世紀の、四半世紀前の作品です。
言わずと知れたフォーザーキーンことEmerald Swordが収録されているアルバム。この段階でもう既にかなりのハリウッドメタル感を発していますが、これはまだ序の口に過ぎない。Luca……恐ろしい子!
1stと比べてスケール感がアップし、シンフォニックメタル感が強まっているので、1stと2ndのどちらが好きかで自身の好みを測ることが出来るかもって気はします。
〆の表題曲Symphony of Enchanted Landsは13分を超える長尺ですが、長さを全く感じさせないのがエグい。ヤバイ(語彙)
これを2ndの時点でやってのけ、かつ後々何曲も長尺の良い曲をお出ししてのける辺りが、レジェンドのレジェンドたる所以なのかもなぁとしみじみ。
3rd:Dawn of Victory
2000年の作品。
これすらも前世紀の作品だぞフフ怖い(戦慄)
平たくいうと1stと2ndを足して割らない作品。豪壮華麗なパワーメタル! いいぞもっとやれ!
3rdは割とガチ目に全部好きオブ好きなので絞るのが辛いんですが。今回は聴かせる系Fabioな一曲、No.6:The Bloody Rage of the Titans。
静と動を自在に行き来するこの曲は或る意味、彼らの、或いは今アルバムの真骨頂だと個人的には思ってます。
そして飛び込んでくる例のイントロ。開始一秒で激臭! だがそれがいい!イントロの無限ループあったら一生聴いてる自信ある。
Holy Thunderforceのライブ版、もう本当にメンバー全員死ぬほど格好良くて、何度見ても即死する(語彙)PVのことは聞くな。
ざっくり言うとパワーメタル要素を増したエメソって感じの曲。ラプソの楽曲の中でも五指に入る……と、多分ですが思います(しっかり数え上げたことはない)
Holy Thunderforce他、聴いててテンションブチ上がり過ぎて壊れる曲はだいたいソロパートが素晴らしいんですよね。飽き、或いはダレる暇がないからこその名曲ということなのかしらね。
〆
Rhapsodyの2016年以前の楽曲を購入する場合は過去のアルバムを直で、或いは楽曲毎をオススメします。
悪いこと言わないからRhapsodyはベスト盤 (Tales from the Emerald Sword Saga)を買ってはいけない(戒め)
選曲とかmixとか細かい部分を云々する以前の問題、音質がね……。
ベスト盤っぽく見える11thのLegendary Yearsは再録音盤であり過去作とはガチで別物なので要注意。FabioもLucaもいないよ。
私にとってはメタルにハマるきっかけになったバンドということもあり、Rhapsodyに関しては割とゲロ甘評価をしている自覚はありますが。
名曲・良曲揃いであることは間違いないので、よほどメタルが肌に合わないってわけでないなら是非とも聴いてみて欲しいと思います。
良い音楽は人生を豊かにする(真面目)
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