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スマートホーム事業立ち上げのプロ集団「X-HEMISTRY」これまでの歩みと目指す未来

X-HEMISTRY(ケミストリー)株式会社は、スマートホームに関する事業プランの立案から事業立ち上げまで併走して支援を行うプロ集団です。

代表を務める新貝文将は、これまでに複数のスマートホーム事業の立ち上げに関わり、海外企業との協業の経験も豊富なため、海外のスマートホーム業界でも“事情通”として知られています。

今回のnoteでは、起業に至った経緯やX-HEMISTRYならではの強み、目指している未来像などについて伺ったインタビューの一部を公開します。
インタビュー全文は、こちら


新規事業立ち上げのため世界を飛び回る日々の中で、スマートホームに出合う

2015年6月スマートホームセキュリティサービスの立ち上げ時、当時同僚だった眞田と米国へ訪問

――まずは、スマートホーム事業に携わる以前の経歴から教えてください。

新卒で入社したのは、米国最大手の会計ソフトウェア企業Intuitの日本法人(現在の弥生株式会社)でした。開発の仕事を希望していたのですが、配属されたのはコールセンター。がっかりしたものの僕は諦めが悪いので、電話対応をしながらネットワークやサーバの技術を学び、コールセンターの情報システム管理を任せてもらうようになりました。今から振り返れば、この経験が自分の手でどんどん仕事を取りに行く人生のスタートでしたね。結果的にその会社では基幹システム開発とリプレイスに従事しました。

その後は、@NetHome株式会社(現在のJCOM株式会社)、Sigma Systems Japan株式会社、イッツ・コミュニケーションズ株式会社など、通信・IT業界で20年以上にわたって、常時接続型の高速インターネットサービスの立ち上げや、固定電話のデジタル化といった新規事業の立ち上げを数多く経験しました。海外企業と協業しながら事業を立ち上げることが多かったので・・・・

――どのような経緯で、スマートホーム事業に携わるようになったのですか。

スマートホーム事業に携わるようになったのは、2013年のことです。当時はイッツ・コミュニケーションズの社員で、当時同僚だった当社X-HEMISTRYのCo-founderである眞田がアメリカ出張に行ったことをきっかけに、東急グループのスマートホーム事業にアサインされて、“巻き込まれる”ような形でアメリカでの市場調査を行うこととなりました。

当時は日本ではIoTという用語すら一般的には知られておらず、当初はスマートホームのビジネス展開は難しいだろうと思っていたんです。でも、アメリカでは当時・・・・

プレイヤーを増やすことで、日本の本格的なスマートホーム市場を立ち上げる

オフィス兼ショールームには最先端のデバイスが揃う

――X-HEMISTRYを起業するに至った理由を教えてください。

もともと海外企業と協業しながら新規事業を立ち上げる経験を多く積んでいたのですが、2013年からスマートホームの国内最前線での事業立ち上げを経験してきたことで、気づけば「スマートホームのエキスパート」として周囲の方々から頼っていただけることが増えてきました。

これからは単に自分が携わるスマートホーム事業を成功させるだけでなく、日本のスマートホーム事業に参入するプレイヤーを増やすことで、日本における本格的なスマートホーム市場を立ち上げたい。その思いを実現するには、さまざまな事業者の方の支援ができるように起業するのが最適な選択肢だと考え、2019年9月にX-HEMISTRYを設立しました。

X-HEMISTRY設立後は、三菱地所が提供するスマートホームサービス「HOMETACT」や、ビックカメラグループのラネットが提供する「キヅクモ」などの事業立ち上げを支援させていただいています。他にも・・・・

スマートホーム業界で唯一無二の存在「X-HEMISTRY」の強みとは

――X-HEMISTRYの強みはどのようなことでしょうか。

強みとしては、主に3つの点が挙げられます。1点目は、新規事業の立ち上げ経験が豊富であること。「新規事業」という言葉には何となくカッコいい響きがありますが、実際には新たな協業先を見つけてゼロから関係性を構築し、事業立ち上げに向けてクリアすべき課題に一つずつ取り組んでいくといった泥臭い仕事の連続です。X-HEMISTRYは、そういった泥臭い仕事の重要性をよく理解しているメンバーの集まりなので、ネット上で検索できる知識だけをもとに理想論を掲げるのではなく、地道なアクションを継続することで成果につなげていきます。

強みの2点目は、スマートホーム業界に関する最先端の知見を有していることです。スマートホーム事業に関しては、グローバルな視野で見ると日本は大きく出遅れてしまっているため、事業展開を考える上では海外の最新情報の入手が欠かせません。X-HEMISTRYでは、海外の専門的な文献も含めて常に最新の情報をリサーチし、海外のスマートホーム関連のカンファレンスにも頻繁に足を運んで生の情報を入手し続けているので、ご相談内容に応じた情報のご提供が可能です。

そして3点目は、海外企業とのコネクションが豊富にあり、英語での交渉等にも対応できることです。X-HEMISTRYは、これまでの経験の中で・・・・

基礎レクチャーからローンチまで。伴走型支援で事業化を確かなものに


――日本におけるスマートホーム事業は、まだ発展途上の段階です。このような現状に対して、X-HEMISTRYはどのようにアプローチしているのでしょうか。

そもそもスマートホームに関する十分な知識を持っている人がほとんどいないというのが、日本の現状です。そのため、当社ではエデュケーションにも力を入れていて、支援をさせていただくにあたっては「スマートホームとは何か」といった基礎レクチャーや、グローバルな業界動向のレクチャー提供から始めています。

また、日本でスマートホーム事業を成立させるには、スマートホームに必要な機器類を設置・設定する人に対して技術指導を行うといった人材育成も必要になります。そのため、コンサルティング業務に限定した支援では、プランは描けても実行するための手段がなく、新規事業のローンチにまで至らないケースが少なくありません。

その点、X-HEMISTRYはコンサルティングだけに留まらず、事業のローンチまで伴走する形で・・・・・

日本におけるスマートホーム業界の確立を目指して

――X-HEMISTRYとして、どんな未来を思い描いているかを教えてください。

スマートホームが人々にとってより身近な存在となり、家の中にあるさまざまなデバイスがインターネットにつながれば、暮らしが便利になるだけでなく、さまざまな社会課題の解決にもつながります。例えば、・・・・


日本では、スマートホームに関する専門書や専門サイトなどがほぼ存在していないため、これからスマートホーム関連の新規事業を立ち上げたいと考えている事業者の方々が、独学で知識を身につけていくことは難しいかもしれません。私たちのような経験豊富なプロ集団が支援をさせていただくことで、クライアント企業様のスマートホーム業界への新規参入のハードルを下げることができればと願っています。

スマートホームの事業立ち上げを複数経験し、10年以上にわたって海外企業との協業経験を積んできているX-HEMISTRYは、日本のスマートホーム業界では唯一無二の存在だといえるでしょう。今後は日本のスマートホーム業界の確立、そして市場の成長を目指して、パートナーシップを結んでくださるクライアント企業様を最大限支援させていただきたいと考えています。5年後、10年後、日本の人々の暮らしにとってスマートホームがごく当たり前の存在となっているような未来を実現できるといいですね。


新貝のインタビュー全文は、
こちらにて掲載しております。

ぜひご覧ください。


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