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岐阜県郡上市|IT業界初、地方移住と就職をセット「WorkAliveGujoプロジェクト」

『地方×IT』というテーマで、地方におけるICT活用事例を紹介していますが、今回はエンジニアの地方移住に関する面白い取り組みがありましたのでご紹介したいと思います。

■本記事のまとめ
・移住先で地方ならではの仕事を見つけたい人は「64.6%」。
・岐阜県の郡上市で、ITエンジニアが地方移住をしながら就職できる「WorkAliveGujoプロジェクト」が2019年12月頃にスタート。
・現地での体験イベントや、東京で開催される情報交換会などを通じて、移住者を増やしている。

地方移住を考える人が増加

都市部で働くエンジニアは、満員電車に揺られながら忙しい毎日を過ごしています。残業時間の恒久化は昔に比べて減ってきているとはいえ、どの現場でもIT人材は不足している状況ですので、忙しく、ストレスが溜まりやすい状況と言えます。

そこで、ストレスから開放され、自然豊かな地方でゆっくりと暮らしながら仕事をしたいと考える人が増えています。エンジニアであれば、PCとネット環境さえあれば仕事ができるケースが多いためです。

以前の記事でも記載しましたが、「みんなでつくる移住白書2020」(カヤック社)によると、地方移住を検討している人が多いことが分かっています。

・いい出会いがあれば移住を検討したい   → 62.5%
・移住先で地方ならではの仕事を見つけたい → 64.6%

地方移住における課題は「仕事がないこと」

地方へ移住して仕事をする、都心部で就職して仕事をしているがUターンで地元へ帰って仕事をする、と考えたときに最も高いハードルとなるのが「仕事がない」です。

都心部の方が人も会社も多いので、事実として都心部と地方では仕事量に差があります。

そこで、テレワークでも仕事ができるエンジニアを採用し、地方移住やサテライトオフィスでの仕事を前提としたエンジニアを採用する、という取り組みを行っているのが、名古屋に本社を構える「株式会社ウェブサーブ」です。

地方移住と就職をセットで行う

ITエンジニアが地方移住をしながら就職できる取り組みは、岐阜県の郡上市で行われ、「WorkAliveGujoプロジェクト」と称して2019年12月頃にスタートされました。

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※画像:Work Alive Gujo プロジェクト

「WorkAliveGujoプロジェクト」を広めるために、東京で情報交換会と称した飲み会を定期的に開催しています。そういった場を作り、実際に郡上市へ移住した方々の生の声を聞くこともできます。

2020年1月には、郡上で2日間のイベントを開催し、実際に現地で働く体験ができるなど、イベントや情報発信が積極的に行われています。

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体験イベントが行われた「郡上八幡コワーキングスペースHUB GUJO」はサテライトオフィス、会議室、コミュニティスペースなど非常に充実した場所です。

主な業務としてはシステム開発で、ユーザー企業に向けたシステムの提案、開発、運用サポートまで行っています。

郡上市としては移住者誘致や地方活性化ができ、会社としても採用する社員の幅を広げることができるため、Win−Winの関係を築ける施策です。

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