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北海道大横断の旅(後編:5-8日目)

お待たせしました。北海道新婚旅行の記録、後編です。

前回は、リゾナーレトマムの雲スイートで至福の時を過ごしながら眠りについたところで終わりました。(前編は下記からどうぞ)




6月5日  🌧→☔
トマム→雲海テラス→ナイタイ高原(上士幌)→摩周→屈斜路湖泊


トマムの朝は早い。そう、雲海チャレンジです。
星野リゾートトマムでは春~秋にかけてゲレンデのゴンドラを利用した「雲海テラス」があり、運が良ければ早朝に雲海を見る事が出来ます。
とは言え気象条件によるので、確率はそう高くはないのですが…

わい「30%?一発ツモより簡単じゃねえか、余裕だろ(フラグ」

と言いつつも私も気象予報士の端くれなので、正直なところ天気図や状況を見たら「多分厳しいだろうなあ…」ってのが分かってしまう。でもワンチャンに賭けたい思いが強かったです。

うーん!清々しい朝です!気温は5度くらいとヒートテックを着てても寒かったですがw
遠くに雲が見えますが、残念ながら雲海は見えず。
でも直後に雨が降り出してきました。朝一番に上ったのでまだ雨が降る前の景色が撮れたのは良かったです。

因みに雲海が出た場合はこんな感じです。これは2011年8月に私が運よく雲海チャレンジに成功した時の写真です。今でもベストショットだと思ってます☁

しかし、雲海テラスも人気になりこの頃と比べると設備投資が物凄く進んでいました。


どれも雲をモチーフにしてて可愛らしいです。
そして朝から当然雲ソフトですよ!☁🍦

でけえwwww これ700円は案外適正かもしれませんww
という事でこの度のアイスは第5号です🍦

下山した後は朝ごはん。
リゾート内のあらゆるレストランでビュッフェが開催されておりますが、せっかくなのでスイート宿泊専用のレストランへ。
どこで食べても値段は同じ(宿泊費にあらかじめ含まれている)です。


朝から牛トロ丼を食べられるとは…!贅沢でした。
アイスも食べ放題です。腹を壊さないように控えめに6種類にしておきました。(アイス第6号🍦)

そして名残惜しくも雲スイートを去ります。今まで泊まったホテルの中で1番名残惜しかったです…。また何かの記念で来たいな、と嫁さんと話していました。

さてこの日は残念ながら雨が降りだしてきて景色も良くありませんでしたが、観光&移動は行います。
まずは上士幌にある「日本一広い牧場」ナイタイ高原へ。

ここ晴れてるとほんと気持ち良いんですが、霧。でも牛は沢山いました。
牛を見ながらローストビーフ丼を食べます。(すごいメニュー設定だな…)

さて、車を走らせて更に東へ。足寄を超え、阿寒湖方面へ。
足寄付近は警察が厳しく、先頭から2台目までをスピード違反で捕まえる事があるそうで国道241号は慎重に走ります。15年前に地元民から聞いた情報ですけどね。

この辺りから鹿の飛び出しが一気に増えてきます。
阿寒湖付近と知床付近はかなり多いです。
8日間で5回以上も遭遇しました。結構驚きます。

摩周湖に到着しクリームチーズアイスを。爽やかでうまい!
この旅のアイス第7号、本日既に猛打賞ですww🍦

晩飯は摩周駅前のぽっぽ亭にて名物の豚丼を!🐷
帯広地方の豚丼は炭火焼で焼いてて肉厚でジューシーで本当に美味しいです。
ここのお店も12-15年前に来たことがあるのですが、改装されて綺麗になっていました。でも味は懐かしの美味しさで変わってませんでした。
学生時代のサークルのメンツでみんなで食べた思い出が蘇ります。あいつら元気にしてるかな、、

本日は屈斜路湖の湖畔に宿泊します。
窓の外から屈斜路湖が見えてとても清々しいです。
ゲームコーナーがあり、エアホッケーで勝負する事に。

嫁さんは大人しそうな顔して負けず嫌いなので私が本気で来ることを望んできます。
私も基本的に「勝負事では一切手加減せずに本気で叩き潰す」気持ちでやるタイプなので、合うなあと感じます。
結果はまあ、そういうことですw

この日は朝が早く移動が長かったのもあり、早めに眠りにつきました。

6月6日  ☁→☀
屈斜路湖→阿寒湖・オンネトー湖→摩周湖→中標津→養老牛温泉泊


まずは朝5時に起きて屈斜路湖に雲海が出ていないかどうかチェック。
美幌峠、津別峠のライブカメラを見て霧で視程が確認できない事を把握して二度寝。
そして朝起きて本日の天気図や各種天気資料とにらめっこ。
そう、美幌峠や摩周湖は霧が出やすいのだが、霧が出てては魅力が半減してしまいます。

雨は降ってないけど霧は出てるパターンね。。でも低気圧が東進して午後から雲が減ると同時に風向きが北寄りになるから、午後は霧も発生しにくいパターンだね。昼か夕方なら摩周湖も晴れる読みで行程を組み直そう。よし!

という事で午前は少し西寄りの阿寒湖・オンネトー湖へ。
道中、道の駅でいちごミルクアイスを食べます。この旅第8号です🍦
とにかく「水」の素材の美味しさが伝わってきました。そんな経験今まであまりなかったので驚きました。


阿寒湖に到着する頃には青空が。狐もお出迎え🦊

オンネトー湖も晴れており、遠くに見える阿寒岳が美しかったです。


また摩周方向に戻り、お昼ご飯は豚丼(2日連続w)&摩周そばを。
摩周そばは「幻のそば」と呼ばれているらしいです。手打ちしたのが分かる美味しいそばでした。

時間的にそろそろ美幌峠も霧が晴れているはず…!!

よし、バッチリ!
美幌峠から望む屈斜路湖は本当に美しいです。鮮やかな水色をしています。
8月だと熊笹も緑になるのでまた違った良さがあります。

この調子なら摩周湖も晴れているのでは…!
日本一透明度の高い「神秘の湖」摩周湖へ。

過去に5回ほど来たことがあり、うち2回は霧でしたが、今回が1番綺麗でした。
とても濃い青色です。引き込まれそうです。
因みにこの摩周第一展望台も昔と比べると設備投資が進み、お土産屋やレストランが出来てました。
北海道の観光産業は絶好調ですね。

摩周ブルーのソフトクリームと摩周ブルーソーダ。
アイスはこれで第9号🍦
こちらは積丹ブルーのミント味とは異なり、ヨーグルト味です。さわやかです。

いやあ…旅の行程を変更して午前中阿寒湖、午後摩周湖にして本当に良かった。逆だったら摩周湖は霧でした。
天気に詳しいメリットが活きましたね…w

その後、養老牛温泉へ向かいます。山には「牛」と書いてありますw

晩ご飯はジンギスカン!
中標津にある「知床ジンギスカン そら」にて。

実はここのお店、15年前にサークルで来てとても美味しかったのでその後7年前の旅行でも来たのですが、その時に店長さんに「もしかして昔来た事ありますか?」と聞かれたことがあったりします。
そして今回も、「もしかして昔○○のサークルで来られた方ですか!?」と。店長さんの記憶力とんでもないですねw
わい「そうなんです。よく覚えて下さいました。今回新婚旅行で来まして…」
店長「あれから10年くらいですか。全然変わってないですね」
わい「もう15年ですよw ここのジンギスカンも変わらず本当に美味しいですね」
と、会話を交わします。

1回目はサークルの仲間たちと、2回目は麻雀の弟子と、3回目は嫁さんと。全て記憶に残して頂いています。
「人生の物語は続く」と言わんばかりの展開です。
人と人との繋がりって本当に良いですよね。心が温まります。

さて、本日の宿もまた過去にサークルの仲間たちと毎日日帰り入浴に来て様々な思い出を残した場所です。
養老牛温泉の「湯宿だいいち」。
昔はこじんまりとした温泉旅館だった記憶がありますが、大改修されて今やかなりの規模の温泉旅館になっていました。
昔懐かしさが残りながらも、とても綺麗で過ごすだけで楽しい場所です。

今回はなんとご厚意で「新婚旅行記念」としてサプライズで部屋を格上げして頂きました!
露天風呂つきのメゾネットのお部屋です。本当にすごい…!!
更にはフクロウのガラス細工まで頂き、記念撮影もして頂きました。
あまりのサービスに既に今後のリピート間違いなしです。

この日は部屋の露天風呂から外を眺めながらまったり。
最高の部屋で眠りにつきます。

6月7日  ☀
養老牛温泉→斜里→知床(宇登呂・知床五湖・知床峠・羅臼)→中標津開陽台→養老牛温泉泊


この日は1日中天気が良く観光日和でした。昼の気温は25度です。
6月5日は最高気温9度とかだったのでえらい違いです。

部屋から見える新緑の木々と清らかな川が綺麗です。

朝ごはんを食べながら外を見るとエゾリスが居ました。
毎朝森の方から走ってくるみたいです🐿

個々の朝ごはんも例にもれずとても美味しく、大福までプレゼントしてもらいましたw

さあ本日は世界遺産:知床へ出発です!


養老牛ではその名の通り牛が沢山放牧されています。
牛乳のパッケージのような光景です。

道中、斜里町で「天に続く道」へ。圧巻です。
走るだけでも爽快です。これは晴れててよかった☀
美瑛の「ジェットコースターの道」と似ています。
北海道は道1本だけでも魅力的なのが凄いですね。


いよいよ知床の(北西側の)入口、宇登呂に到着します。
まずはオシンコシンの滝。ここはマイナスイオンを直に感じる事が出来る癒しスポットです。

昼飯は宇登呂の道の駅(ウトロ・シリエトク)でサクラマスの親子丼を🐟

マスとサケは非常に似ていますが、味は少し違います。
サケ(サーモン)は脂がのっていてとろっとした旨味が魅力的ですよね。
一方でマスはとてもさっぱりしています。脂身は少な目ですが、刺身本来の美味しさもあり非常に食べやすいです。
どちらも良きですね。

さあいよいよ知床五湖へ。
ここはヒグマがよく出没する事もあり、五湖全てを回るコースは専門ガイドが必要になります。(実は昔は違いました。15年くらい前は普通に歩けました。)
リスクも時間も必要なので今回は遊歩道から見えるコースで一湖へ。こちらならヒグマの心配はいりません。
道中、鹿を目撃したりしました。


知床連山を望む知床五湖(一湖)。まるで日本とは思えません。
8月はもう少し緑が濃いのですが、6月の山に雪が残っている風景も美しいです。
全体的に知床は本当に秘境です。

こちらは知床峠より。
なんとすぐ横に雪があり触る事が出来ました⛄
とても空気が清々しいです。

因みに、この季節は更に奥の方の「カムイワッカ湯の滝」に行くことも出来るのですが、舗装されていない砂利道を10km以上走る必要があるのと結局ヒグマ遭遇リスクがあるので今回はやめておきました。

養老牛温泉に戻る途中に、中標津の開陽台へ。
「地球が丸く見える展望台」として有名で、360度見渡せます。


わい「こころの牌に見えたわ」
嫁さん「そういえばMトーナメントに白鳥さん出てる!」
わい「いいぜ、見るかw」

まさかこんな素晴らしい景色を眺めながら麻雀を見るとはw

ここでははちみつソフトを頂きました🍦
ミルク味のソフトにはちみつがとてもあいます。
この旅のアイスは第10号達成です。

「そういえばラーメン食べてないよね」
との事で、本日の晩御飯はラーメン…と、セットの牛トロ丼になりました🍜

北海道らしい味噌ラーメン。濃厚で美味しかったです。
そしてセットで牛トロ丼が気軽に食べられるのはとても良きですね。でも太りそうw

この日の夜は時間もたっぷりあったので
湯宿だいいちの大浴場・露天風呂にゆっくりつかりました。

温泉公式より

こんな感じですぐ横に川があり、せせらぎの音を聞きながら入浴出来ます。
更に空には満天の星空。
学生の時にみんなで入ったこの時間が忘れられなかったのが、この宿を選んだ理由の1つでした。
因みに当時の親友も数年前に結婚したのですが、彼もまた新婚旅行でここへ来たみたいです。それだけ素晴らしい思い出だったという事なのでしょう。

昔を思い出して感傷に浸ってました。

ああ…そういえばここには混浴があって…当時19-20歳だった男4人組で1時間粘って入ってたな…
粘った結果現れたのが関西弁のおばちゃんで
「ここは温泉やで!静かにしいや!」って言われただけで終わった思い出ww
今考えたらアホみたいな事やってたけど、良い思い出だよw

さて、すると温泉に蛇が出たので危険と判断し、近くにあった網で捕獲し外へ逃がします。
(蛇が苦手な人は写真注意)

綺麗な赤色をした小さいヘビでした。後で詳しい人に聞いたらジムグリという種類だそうで人間に害は無さそうです。
地面に潜って生活する事が多く、出てくるのは珍しいのだとか。しかも赤色のアカジムグリという変異種でかなりレアなようです。
毒蛇かどうか判断できなかったから捕まえちゃってごめんね🐍

温泉の後はマッサージを受けてまったり。
そして北海道で最後の夜を過ごします…。

6月8日  ☁→🌧
養老牛温泉→釧路(勝手丼)→釧路空港→そして大阪へ


最終日。
ここ養老牛温泉で二度目の朝、そして北海道最後の朝を迎えてご飯を食べます。
色々とよくしてもらった宿に別れを告げていざ釧路へ出発。


釧路では、外観がイーピンそのものの雀荘の横を通ります。
地元では有名らしいです。今まで何人かがTwitterにアップして知っている人も多いかもしれません。
またいつか時間がある時に打ってみたいですね。

そして本日のメイン、釧路和商市場の勝手丼!
勝手丼とは、魚市場内に売られている様々な刺身を好き勝手買いまくって乗せて食べるという究極のオリジナル丼です。

昔と比べると店が減り今では勝手丼を販売しているのは2店舗のみでしたが
その分ラインナップは増えたように感じました。

まさに海鮮の宝石箱です💎
この写真だけで魅力が全て分かるんじゃないでしょうか。

嫁さんは、はまち、サーモン、かんぱち等の好きな魚を沢山買って
私は、ときしらず、ほっけ、八角、王様ガレイ等の珍しい魚を沢山買いました。
そう、なんとここではほっけが刺身で食べられるんです!
ほっけと言えば焼いたものが有名ですが、とても鮮度が落ちるのが早く寄生虫がつきやすい(?)ので、よっぽど新鮮じゃないと刺身としては食べられないらしいです。
味は…表現が難しいですが「白身魚のトロ」みたいな感じで最高でした。

載せたらこんな感じです。
嫁さんも「今まで食べた海鮮の中で1番美味しい」と太鼓判。
味も種類も最高の場所です。

ただ、なんと飛行機の欠航連絡が入ったのもアリとてもバタバタしたのが残念でした…。

早めに釧路空港へ向かいレンタカー返却後、カウンターへ。
スタッフと話した結果、新千歳空港経由で神戸空港へ向かえば何とかなる事が判明したためそのルートを取る事に。ふう、助かったぜ…。
お詫びに2人合計4000円分の商品券を頂いたので空港のお土産屋さんで使いました。
20cmくらいある大きなシマエナガのぬいぐるみを買いましたw

そして…いよいよ北海道を出発。
あまりの名残惜しさに涙が出そうになるレベルでしたが…


本当に最高の思い出だらけの素晴らしい8日間でした。
きっとこの旅を一生忘れる事はないでしょう。

ありがとう。

またいつか来ます。


後日談

大阪に帰ってホテルで一泊した後は、やはり麻雀欲に勝てずに大阪でぎょうざ君・LiSAさんと麻雀を打ってから帰る事にしましたww
そして帰りに一久さんのお店で大福を買って記念撮影w

いや~~しかし体重増えてそうだな…💦
また運動と筋トレ頑張らなきゃいけませんね💪

さて、ここまで読んで頂きありがとうございます。
皆様が北海道に旅する際、このnoteが観光・グルメ計画の助けになれば幸いです。
もし「これはどこの店ですか」等気になる方がいらっしゃれば、ご連絡いただければ回答します。

北海道に限らず日本全国本当に素晴らしい場所が沢山あるので
これからは麻雀ばかり打つのではなく、色々なところに行って思い出を作っていきたいと思います。

それでは!

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