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北海道大横断の旅(前編:1-4日目)

私のtwitter(X)をご覧の方は既にご存じだと思いますが、6月1週目に新婚旅行で北海道に行きました。
沢山の素晴らしい景色、グルメ等に出会ったので、その素晴らしさを記録として残します。

今回は函館空港に降り立ち、レンタカーを借りて北海道の様々な場所に泊まりながら横断し釧路空港から旅立つというルートにしました。
北海道と言えば新千歳空港がメジャーですが、行き帰りを両方新千歳にすると多くの場所を回るのに時間がかかるんですよ。
札幌や小樽等の都市部をメインで観光するならそれで良いですが、今回のように大自然のある田舎(道東など)を回る場合は空港はわけた方が良いと思います。
レンタカーの乗り捨ては便利です。(+1万とかでいけます)

因みに私は北海道旅行自体は8回目で
そのうち最初の5回は学生時代のサークルの合宿として8月に2週間かけて旅行しています。
6回目は麻雀の弟子と男2人の旅(これも8月)、7回目は仕事の論文発表で今年1月に札幌・北広島周辺に行った時ですね。
で、今回が8回目です。
なので土地勘も案外あったりするので、旅行計画は立てやすかったです。

先に書きますが、6月と8月の北海道の違いを列挙します。
・8月の方が圧倒的に虫が多い。当たり年だと蛾でコンビニが覆われるレベルです。温泉にもよく虫が浮きます。6月はあまり発生せず。
・6月は寒暖差が本当に激しい。最高気温8度の日と最高気温25度の日があり服装選びが大変です。条件が揃うと30度も超えます。
・北海道の山間部の緑を彩る「熊笹」が、6月はまだ緑に染まっていません。なので熊笹のある景色は8月の方が美しく見えます。
・一方で6月は山岳部に雪が残っている為、山の景色が映えます。
・ただ、富良野や美瑛等でメインとなるラベンダーや各種の花は恐らく7月からが見ごろのピークなので、6月だとまだ咲いていません。
・天候は全般的に6月の方が良いです。梅雨前線がまだ本州南部に位置する時期であり、北海道は一時的な低気圧の通過で天候が悪くなることはあってもずっと曇雨天が続く事は少ないです。北海道は5~6月の晴天率が高い統計データもあり、そもそも私が今回この時期にした理由の1つでもあります。
・当たり前ですが8月の夏休みの方が人は多いです。6月はコナン効果の函館以外はそこまで混雑していませんでした

嫁さんは北海道が初めてだったので、とりあえず出発前にやっつけで行程マップを作成して北海道の楽しさを説明しました(下記)

出発前時点の行程マップ(Sはスタート地点、Hはホテル、Gはゴール地点)

それでは時系列順に!


6月1日  🌧→☁
大阪伊丹空港→函館空港→函館観光(五稜郭・赤レンガ倉庫)→函館の夜景→函館泊

本州は晴れ。飛行機からはなんと黒部ダムが見えました。

昼過ぎに函館空港に到着。曇天で一時的に雨。
まずは北海道到着で景気づけに!と言う事で函館朝市でカニ丼。
なおこの後、毎日のように景気づけをして太ったのは内緒

カニ身が実に美味しかったです🦀

函館朝市はその名の通り朝からやっており、昼は13-15時ごろに店が閉まりますので注意。海鮮の種類としてはウニ、イクラ、カニ、マグロ系が多かったです。
んでソフトクリーム第一号。

函館朝市の横にあるどこかのホテルの1Fにあるソフトクリーム屋。値段設定はやや高めですが高級な味がしました。
チョコバナナ味をチョイス。うまい!🍦

その後、有名な五稜郭へ。
五稜郭はタワーで上から見ても良し、下を歩くもよし。
藤棚がとても鮮やかで綺麗な時期でしたね。


コナンの映画の舞台にもなっているらしく、今年はコナン効果で例年より人が多いらしいです。
この後出てくる函館山の夜景観賞もやたら人が多かったです。

その後は赤レンガ倉庫を観光。ガラス細工やオルゴールのお店も。
このあたりは小樽とも雰囲気が似ていますね。
そんな中、ひときわ輝く蓮の花のガラス細工があり購入。家に飾る事にします🌼

ぱっと見めっちゃ高そうに見えませんか。
なんとこれ5000円とかで買えますw

わい「完全に魔力に魅入られてしまったよ」
嫁さん「この魔力は本当にすごい 惹かれる」
わい「まるでクリスタルかミスリルのような輝きだ」←ゲーム脳

夜はホテル近所の居酒屋でイカとザンギを食べました。
イカは透明でとても美味しく。佐賀の呼子と良い勝負だと思います。
ザンギは北海道の唐揚げですね。醤油で漬け込んでいるらしいです。


そしてホテルで屋上展望露天風呂に入りまったりしていると暴走族がやたらうるさいので「爆ぜろ!」と心の中で叫びつつも、寒空の下の温泉を堪能し

(ホテル公式より)

夜22時を過ぎたところで、いざ函館山へ。
函館山は『百万ドルの夜景』を鑑賞できるスポットですが、この季節は22時まではロープウェイ専用であり車では登れません。
ロープウェイはコナン効果でごった返しているとの噂もあり、車で。

幸い雲が抜けてくれたので視界は良好。
でも風はかなり強く気温は8度。ヒートテックを着ても寒いレベルでした。

しかし夜景は格別…!!

これぞ100万ドルの夜景!初日から素晴らしいものを見せて頂きましたよ…。

「最近は円安が激しいので100万ドルの価値は年々上がってるなw」とか思ったしまったわい。

1日目はこんな感じで終了します。

6月2日  ☁→☀
函館→八雲→倶知安の芝桜→神威岬→小樽観光→小樽泊

函館の朝は早い。
そして朝からなんとパラダイス…!


朝食ビュッフェ、これ全部食べ放題ですww そんな馬鹿なww
いくらも刺身も全部食べ放題!スイーツも美味しい!
地元では有名らしいです。ホテル名は「ラビスタ函館ベイ」。
味もちゃんと最高です。この日は食べすぎて昼飯を抜きにしたくらいです。
唯一の難点は7時でも8時でも激混みな事くらいです。

この日は函館から小樽まで移動する必要があるので朝から出発。
途中で八雲で景色の写真を撮ったり、ニセコで休憩したり。

で、道中の目玉の1つである倶知安の芝桜鑑賞。
ここは通称三島さん家の芝桜と呼ばれ、個人がここまで作り上げたのだとか。
芝桜もシーズンは短い為、本当にこの季節だけ見られるプレミア感のある景色でした。
バックの羊蹄山(蝦夷富士)も美しく、この旅の中でもトップレベルの良い景色だったなと感じております。

一言で言うと「天国」でした。風も心地よく、景色も美しく。
ずっとここに居たい気持ちが強かったです。
ただ、やたらセミが多かったですw
「え!?6月の北海道でセミ!?」と思う方も多いと思いますが、北海道特有のエゾゼミの活動が活発なのです。本州のクマゼミみたいな騒音生物兵器と違ってまだそこまでうるさくはないんですけどね。

その後、神威岬へ。

ここは本当に海が青いです。積丹ブルーと呼ばれています。
1番奥まで歩くと往復で40分かかります。
途中まででも概ね綺麗な景色は見られるようです。

なお、現地に積丹ブルーアイスがありましたがミント味なので断念しました。(夫婦ともにミントは苦手…。)

嫁さんが、倶知安(くっちゃん)、積丹(しゃこたん)は人の名前みたいで可愛いと言ってました。確かにあだ名みたいw
占冠(しむかっぷ)とか、読み方がオシャレな地名が多いですよね。アイヌ語由来なのかな。

その後、何とか16時頃に小樽に到着。
小樽の街もお店が閉まるのが早く、ガラス細工やオルゴール、スイーツの店も大体は17時くらいには閉まります。

まずはルタオ(LeTAO)で「マリアージュ」というチーズ&ミルクのソフトクリームを。ソフトクリーム第2号です。うまい!🍦
奥に見えるフロマージュも当然うまいです。

小樽運河やっぱり夜が映えますね。因みに1月の時は雪とライプアップでまた違う美しさがありました。

翌日も小樽から富良野まで大移動なので夜は早めに寝る事にしました。

因みに北海道旅行のコツの1つは『早寝早起きする!』です。
観光目的が自然である事が多く、その場合勿論太陽が出ている時に行動する必要があります。
また、小樽や函館などの街の観光についてもお店が閉まるのが結構早いので、夜遅くに出歩いても夜景以外に見るものがなかったりします。
私の記憶だと夜遅くまで色々やってるのは札幌くらいです。
なので夜はさっさと寝るに限ります👍


わい「小樽だけにタルが置いてあるなwww」
↑ケインさんのダジャレに感化された人

6月3日  ☀→☁
小樽→小樽水族館→美瑛白金の青い池→富良野→富良野泊

さて、この日はまず小樽水族館へ。

捕らわれし仲間の活躍を眺めたり。

ペンギンの行進を見て「ペンチャンだらけの配牌を思い出すな」と話したり。
この辺りから夫婦ともに麻雀を打ちたい欲が出てきているのをハッキリと感じました。
「どうせなら大阪に帰る日に少しだけ余裕あるから麻雀しようぜ」と意気投合して、まさかの新婚旅行中に麻雀打つ人を呼びかける暴挙に出ます。
同じく麻雀きちがい仲間のぎょうざ君を捕獲します。めでたしめでたし。

さてここからはまた長旅になります。小樽から一気に美瑛へ。

道中、砂川SAのハイウェイオアシスでジェラートを。青肉メロン&ブルーベリーですね。ここでアイス第3号となります🍦

旭川市内でなんか雀荘を見つけたりしながら。

そして美瑛にある白金青い池へ。
ここは昔はそこまで有名ではなかったんですが、最近では有名になりましたね。

青と言うより水色が綺麗です。
晴れている日の方が鮮やかなのと、周囲の木々が緑色の方が映えると思います。冬は冬でライトアップが綺麗らしいですね。
あまりにも人気になりすぎたのか、駐車場は有料になり売店も出来てました。

そこから少し標高の高いところへ上ると、白髭の滝があります。

ここの滝も、青い池と同じ成分を含んでいるのかとても水色で綺麗です。
この時期は遠くの山(美瑛岳)に雪が残っているのもあり特に良きです。

更に車を走らせると望岳台があります。
火山から煙が出ているのが見れます。

今回は行きませんでしたが、更にのぼると十勝岳温泉という道内で最も標高が高いところにある温泉があります。昔行きましたが、高級感はないですが大自然の中にありなんというか別世界です。山を感じることが出来ます。

そして富良野のホテルにチェックインし、嫁さんが休んでる間に風景を眺めながらジョギングしました。

いやあ…本当に空気が美味しくて良いですね。
富良野~美瑛あたりの雰囲気はとても好きです。これぞ北海道ど真ん中!って感じがします。

富良野和牛やらスイーツを堪能。

宿から見えるイルミネーションも綺麗でした。
ここもまた露天風呂の景色がよく、ずっと深呼吸して空気を堪能しながら入浴していましたw

ホテル公式より

これにて3日目終了です。当たり前ですがあっという間です…。

6月4日  ☀→🌧
富良野→美瑛→トマム(リゾート)→トマム泊

この日は朝から露天風呂。
清々しい天気で山々がとてもきれいに眺められます。(上記の写真のような)

宿を出発した直後にメロンアイスを!

赤肉メロンとミルクソフトクリームを一気に楽しめる贅沢なスイーツです。
あんバターをトッピングしました。これでアイス第4号です🍦

天気も良いので美瑛をドライブします。
残念ながらラベンダーや四季彩の丘はまだ早く何もありませんでしたが(7月からが本番)、ジェットコースターの道やパッチワークの丘、そしてただただ広がる緑色に心を癒されました。

うーん、これぞ北海道!(と毎日言ってた気がするw)
緑が綺麗なのがほんといいです。今なら緑一色も和了出来そうです。

そしていよいよこれ!富良野駅前「くまげら」のふらの和牛丼です。
昔は牛刺身丼という名前で販売されていましたが、日本のどこかで牛ユッケ死亡事件がありそこからは少し炙っての提供となったようです。

あくまでも個人的な感想ですが
私が30年以上生きてきて様々なグルメを堪能した中でも、これが1番です。
とにかく柔らかい肉に脂がとろけあって、最高級牛とろ刺身みたいな味がします!
私がこれに出会ったのはまだ大学生の時でしたが、とにかく感動したのを覚えています。
今まで何人かに勧めましたが、全員が全員大満足していたので味は間違いありません。
2200円ですが正直5000円でも余裕で食べます。
ただ、こちらも人気のお店になるので予約はした方が良いと思います。

そして車を南へ走らせる事1時間。
遂にトマムに到着します。
「星野リゾートトマム」という、トマムの広大な土地一帯を開発し、宿泊飲食アウトドアプール等様々なものを楽しめるリゾート地です。
昔はアルファリゾートトマムという名前でしたが、星野リゾートが再開発して立て直したのでしょうか。

牧場もあり乗馬とかも楽しめるみたいです。
まずは釣りを楽しむ事にしました。
自分がウグイ、嫁さんがニジマスを釣る事に成功します🐟

更に、全天候型のプール(ミナミナビーチ)へ行ってみました。
ここは宿泊特典で入場料がタダです。但し水着のレンタルと浮き輪のレンタルは有料です。

一定時間ごとに自動的に波が発生するため、楽しさ効率的に浮き輪レンタルはした方が良いですね!
金色の白鳥の浮き輪をレンタルし、
「いけ!ゴールデンしらとり号!」「やばい転覆する!翔が沈む!」「耐えろ白鳥さーん!」
とか叫びながらヒャッハーしてました。完全に童心にかえりましたw
温泉が併設されてるのもGoodです。

因みに星野リゾートトマムにはホテルが2種類あり
先ほどの写真にあったカラフルなタワーと、下記の写真の茶色いタワーの2種類です。
後者はリゾナーレトマムといい全部屋スイートルームになっています。

最初は普通の部屋にするか…と思ってたんですが、「よく考えたら新婚旅行で節約してもしゃーねーよな…一生の思い出作るか」となり、リゾナーレトマムのスイートルームに泊まる事にしました。
そして、単なるスイートルームではなく、部屋中を雲海デザインとした特別仕様の「雲スイート」(1部屋しかないレアな部屋)にしました☁
半年前に予約した段階から嫁さんは毎日のように楽しみにしていて、私もとても嬉しくなりました。
※とても人気なので行かれる際は受付開始となる半年前にすぐ予約した方が良いです。


圧巻。
ベッド、クッション、家具、マット、鍵…あらゆるものが全て雲☁でした。

奥に見えるハンモックは100kgの人でもいけるらしいですw



クッションはお土産にあれば欲しいレベルでしたが残念ながら非売品とのこと

ちなみにぎょうざ君はこのクッションを見て「餃子やん!w🥟」と言ってたらしいw

ベッドもとてもフカフカしており、気持ちよかったです。
また、ジャグジーバスがあり、雲海風呂を楽しむことが出来ます。

においも良くてリラックス出来ました…☁ 最高です。

記念に雲海風呂のもとを1つ頂いたので、いつか使ってみたいなと思ってます。

この雲スイートですが、特に女性におすすめです。
男性は好みによると思いますが、自分は元々天気や雲海が好きなのもありとても気に入りました。幸せな気分になれます。


夜はトマムリゾートの夜景を見ながら好きなレストランを選べます。

チーズハンバーグとガーリックライスを注文しました🥩

因みにトマムリゾート全般的に物価は高いです。
ご飯も遊びも通常の2倍くらいします。
ただ、リゾートは思い出を作りに来る場所なのでパーっと行きましたw
こういう時に躊躇なく思い出を作る為に働いている、と思います。

この日は雲に包まれながら早めに寝る事にしました。
そう、翌朝は朝5時から「雲海チャレンジ」があるためです。
プールで泳いだのもあり、かなりすぐに寝落ち出来ました。

長くなったので後半(5-8日目)はまた別途アップします!では!


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