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サービスデザインを社内で推進するときにまずは読みたい6つの書籍

デザインに関する様々な研修を実施しているのですが、終わった後に参考図書について質問をいただくことも多くあります。

今回は、社内でサービスデザインを推進する担当者・担当チームの方にまずは読んでいただきたい6つの書籍をご紹介させていただきます。

①「THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Cases」

基本的なマインドセットやツールをまとめてあるのが本書になります。この本は手引書に近い側面があるので、冒頭の概要を読んだ後は、プロジェクトを推進しながら何度も何度も開くというのがオススメの使い方です。

②「一人から始めるユーザーエクスペリエンス

推進する人が最初から複数で仲間がいるとは限りません。本書は1人からまずは始める際にどんなことをしていけば良いのかを示してくれます。個人的にはトイレから初めてみるという手法がめっちゃ好きです。

③「コンセプトのつくりかた」

Wiiのコンセプト設計をどのようにやっていたのか?ということのケースが読みやすいストーリで描かれています。サービスデザインには正しい手法正しいやり方なんてものはなく、その時、その時で必要なことを適切にやることが重要です。そんなことがこのストーリーを読みながら感じ取ってもらえたら嬉しいです。

④「考えなしの行動?」

ユーザーにインタビューしてみるというのは日本企業でも数多く行われるようなってきまた。しかし、ユーザーの深いインサイトを得るためには行動観察や、エスノグラフィなどの手法を併せて使う必要があります。本書では「いかにユーザーは作り手の意図した通りに動いてくれないか、そこにどんな彼らの要望があるのか?」ということが事例をベースに読みとらせてくれます。

⑤「ザ・ファシリテーター」

推進時には非常に強く求められるファシリテーションの能力。ファシリテーションとは何か?ということをストーリーの中でわかりやすくイメージさせてくれるのが本書になります。読み物としても非常に楽しいです。

⑥「自分の小さな「箱」から脱出する方法」

新しいやり方を導入しようとすると、組織の中で衝突が起きることもしばしばあります。衝突した時は「相手のことを嫌いになるのではなく、その人の見方を変えてみることが大事だ」ということを心から実感させてくれるストーリーです。サービスデザインでは人のインサイトや価値観を探ります。そこにも繋がる示唆のある書籍です。

さいごに

今回ご紹介させてもらったものは読み物形式ものも多く、まずはストーリを読みながら、自分の中に推進時のイメージを持っていただきたいなと思い6冊の書籍を紹介させていただきました。参考になれば幸いです。

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