【発声タイプ】HIGH LARYNX

今回はHIGH LARYNX(ハイ・ラリンクス)タイプについて紹介します
所謂ハイラリと呼ばれるタイプです。

中々耳馴染みのないLARYNXという単語ですが、これは喉頭を意味します。
つまり喉頭が高い状態を表します。

このタイプの声の特徴としては、
・高音がでやすいが音色が軽くキンキンとする傾向がある
・だんだんと首が締まる感覚を覚える事がある
・高音発声時に音色の選択が難しい
・・・などがあります。

さてこのタイプの原因ついてお話するにあたっては、
喉頭の上下する仕組みについて説明する必要があるのですが、
大変長いお話になるので今回は省略します。

大変大雑把に省略しますが、喉頭が上がる事で起こる効果を以下2点覚えて頂ければ大丈夫です。
・(なんやかんやあって)音が高くなる
・(なんやかんやあって)声帯の閉鎖が促される
・・・です。
※この辺りの仕組みは今度しっかり記事にしますのでご容赦を。

つまり喉頭が上がってしまう原因は、このどちらか(または両方)を声帯だけでは実現できない事に原因があります。

声帯を薄くすることが苦手な為、喉頭を上げて高い音を作るパターンや
声帯を閉じることが苦手な為、喉頭を上げて閉鎖を補助するパターンといった具合です。


このタイプの発声は一概に失敗・ダメな例とは言えないのですが、
もしご自身が求めている表現に沿えないのであれば直す必要があります。
(※このタイプの高音発声は喉頭が上がる弊害として、声質が軽く明るい音しか鳴らない傾向がある。)

さてそんなHIGH LARYNXタイプの対策や練習方法に関してはまた別の記事でご案内したいとおもいます。

ではまた!

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