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ネット上でのコミュニケーションのムズカシさに途方にくれる

実生活での会話は、言葉のやりとりはもちろんだけど、表情・目線と仕草(視覚)や声のトーンとイントネーション(聴覚)をあわせて行われる。電話にしても、声があるだけでも相手を感じ取るにはとても都合いい。

TwitterやLINEのような、短文の投げ合いとはえらい違いだ。

所定の文字数へおさめるために不自然な「ら抜き言葉」の多用を試みたり。
文字数制限のせいでしっくりくるボキャブラリーを選べないこともある。
柔らかく伝えたいのに、金属質のセンテンスになったりする。もどかしい。
文末の句点(マル)が怖いという、一時期話題になったこの感覚。実はすごくわかるんだ ^^; 。だから、おじさん構文ってやつはこんなふうになるのだよ🐻‍❄️(←こんなふう)。


ZOOMごしに大喧嘩をしたことがある


本業がらみの話を少し。夏に応募して内定をいただいたにもかかわらず、翌年の春先までまったくの音沙汰なしってのがあった。で、何ひとつ悪びれることもなく「春からのスケジュールを教えろ」「申告の変更と欠勤はいかなる理由があっても認めない」というメールが春先になって飛び込んできた。

いや、私はシルバー人材派遣センターに登録したのではないんだけどな。

税金をまともに払うために必要なお金が稼げておらず、すぐに仕事にありつきたいという状況での求人応募なんだよ。ダブルブッキングはまずかろうと、その会社のためにスケジュールを空けて待ったけれど何のレスポンスもない。背に腹は変えられず秋になってもう1社応募したのだが、結果的にこちらも春先まで音沙汰なしだった。

ついにキレて、両社にメールで抗議の意を伝えた。
ただなあ…酒を飲んだいきおいで書いてしまった。すごく反省している。
一社からは血相を変えたような怒りの文面が返信されてきて、もう一社のほうはZOOMで話し合う時間を打診してきた。

面接もZOOMだったけど…こじらせたものごとの話し合いもやはりZOOMなのか。アレなら東京まで行くから呼んでくれって思ったが、もともと超破格の安時給で働く案件。お金を出す発想なんてないんだろうな。人を大事にできないヤツに、この業界で稼いでもらいたくないんだけどね。

半年以上前にはにこやかに現れた若い人事担当が、こんどは表情をこわばらせて画面の向こうに現れた。彼の返事は「当社が悪いとは考えていない」という開き直りに終始した。ああ、こいつもそうか。

しかしまあ、大のスーツ姿のオトナがこめかみをぴくつかせているところを初めて見たよ。怒っているのか、怖がっているのか…ZOOMのやりとりってやつにどうもリアリティが持てなくて、まるでドラマを見ているかのような感覚だった。先方は時間が来ると、逃げるように回線を切りやがった。

なんだか書いているうちにひどい動悸がしてきた。ちょっと落ち着こうか ^^; 。

対話だったら同じ空間に居合わせたいけれど


こんどはnote上の話。ちょっとキモいかもしれないことを承知で告白する。
頻繁にやりとりするフォロワーさまには、知人の中で雰囲気がよく似ていそうな方を心のなかでのアバターにさせていただいている。アバターの性格やキャラは、アイコンの色合いなどからも影響を受けている。

出自を書いてくださっている方、年齢を教えてくださっている方については、おそらく私が勝手に設定したアバターは比較的ご本人の素顔に近いのではないかと。
ただ、年齢のわからない方に関しては、ものすごい勘違いをやらかしてる可能性がある。私がアラフィフの〝おぢ〟だと公言しているのだから、お相手は同世代かせいぜい干支のひとまわり下ぐらいまで?と思いこんでいるのだけれど、実際のところはどうなのだろうか。

ネットで「人恋しさ」が癒せるか?


ちょっと話が変わる。不謹慎な話題かもしれないが勘弁してくれ。

独身時代の一時期、ツーショットダイヤルというもの(テレクラの類。いまでいえば出会い系とでもいえばいいんだろうか)にすこし手を出したことがある。

まだ携帯電話の普及前の話だ。ダイヤルQ2と呼ばれる課金サービスを使って、自宅にいながら女性と話せるサービスがあった。ひとりでキャバクラ遊びしてるみたいなものだが、相手はいちおう素人ってことになってた(業者が雇ったサクラ — おとり — である可能性大だけどね)。

別にエッチな話がしたかったわけでもなく、単に(当時の)同世代の女性と話がしたかっただけだ。まだ女性恐怖症が残っていたから対面で話すことは大の苦手だったのだけど、電話だったらまだ望みがあるって思ったんじゃないかな。

結構高い課金だった。向こうさんは長く話せば話すほど儲かるわけだから引っ張ってくる。で,こちらもつい引っ張られる。どんなシステムだったかなあ … おおむかしのことだからもう忘れてしまった。とにかく振込を怠ると,自動音声の督促の電話がかかってきて怖かった(笑)。さすがに…もう絶滅してるよね?

それとこれとは違うんだけど


ネットに対して、人恋しさを埋める何かを求めること自体は構わないと思っている。雇用形態がこれほどに様変わりしてしまい、リアルがこれほどにも殺伐としてきたわけだから、あのころの私みたいな〝寂しい人〟(リアルに友達のいない人)は多いかもしれない。Twitter上にだってインスタ上にだって、そういう寂しさを埋めてくれる何かを期待している人がうろうろしていてもおかしくなんかない。

ただ…これらのツールって、人から騙されやすいツールである。
さらにいえば、不快をばらまくことに長けたツールである。

幸いnoteのほうはきわめて治安がいい(現時点の私はそう感じている)。クリエイターのためのプラットフォームゆえ、ユーザーの人としての質が良いと思っている。とても助かっている。日常生活にサークル活動を加えた感じとでもいおうか…でも気恥ずかしいから、家内には内緒で活動している(笑)。

私の世代はそこそこネットが使いこなせるので、このプラットフォームもいずれは高齢化が進んで〝お達者クラブ〟化するかもしれないなあ。少なくとも、現在ITから取り残されてイライラしている多くの団塊世代(私の両親含む)よりはずっと楽しい老後生活を送れそうな気がしている。生き残ってくれnoteよ。

それでもITツールには
人と人が対面することほどのパワーはないだろうな


ネットがどこか人間らしさとでもいおうか … 充足を与えてくれないのは、たとえ回線の向こうに人がいて感情があると理解していても、十分なリアリティーが得られないからではないのだろうか。あとはネットリテラシーから受けるもろもろの制約によるところもある。
ネットリテラシーは必要なんだけど、窮屈すぎる一面があるからね。

だったら匿名をやめて、実名年齢属性をみんな明かして…という考えもあるだろうけれど、ビジネスとしてはそれが足枷になることをmixyあたりが示してしまった。プラットフォームが経済活動ありきで維持される宿命である以上、ユーザーが我慢しなくてはならないところも多々あるだろうし。

ニコニコがアドブロッカーで困っているって問題もまた然り。実はこれまでアドブロック使っていたけど、考え直そうかなと思い始めている。

よくも悪くも、集まる人たちの性善説性悪説以前に、まずは人の集まりやすいプラットフォームづくりありきってことになる。まあテレビ全盛だった時代から、目障りであれCMというものを視聴料の代償として見続けてきたわけだ。

ユーザー側に関して思うこと


もちろん望むなら合意の上で属性を明らかにして、リアルに近いおつきあいを構築するのもあり。いや近すぎて…ってのなら、もちろんZOOMでもいいと思う。お仕事をもっと気軽にお願いしたり請け負ったりするのもあり。いや、やはりROMでいたいから…ってのももちろんありだ。

一歩踏みこむそのとき、合意に達さない場合はいさぎよく諦めよ。
これだけは最低限守りたいルールだ。要は…見えない相手をきちんと大事にするというルールさえ守れるなら、なんでもやってみろってのが私の考えだ。

夢を夢のまましておかなければならないなんてルールはない。
一貫性なんてそれほど気にしない。気が変わったってのもあり。
私は私自身の心性に対しては神経質だが、話し相手に対しては可能な限り寛容になりたいって思っている。もちろん自他の壁は大事なんだけどね ^^; 。

いまの社会で会社と関わっていると、いやになるほど引き留めてなんかくれない。それでもこれまで「代わりならいくらでもいる」と虚勢を張っていたのが、徐々に「いやマジで人が足りないんです」ってふうになりつつある。笑えてくる。

それと、私の本音でいえば…素敵な人のことはちゃんと引き留めたいんだ。
会社とかもそうなってくれないかな。

いっつも長話でほんとごめんね。読んでくれてありがと。

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