【1972年レコード】36)CHASE : ENNEA
■データ
・リリース : 1972/03
・レーベル : EPICレコード
・プロデュース : フランク・ランド
ボブ・デストッキ
・チャート : US 71位
・スタジオ : CBS/コロムビア・スタジオ
所有ver : ECPL-7(JAPAN CBS/SONY)
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. スワニー河(Swanee River)
2. 光ある世界へ(So Many People)
3. ナイト
4. イット・ウォント・ビー・ロング
5. アイ・キャント・フィール・イット
6. ウー・マン・オブ・ザ・ダーク
[SIDE-2]
ー組曲「ENNEA(ギリシャの神々)」ー
7. クロノス(サターン)
8. ゼウス(ジュピター)
9. ポセイドン(ネプチューン)
10. アフロディーテ・Part1(ヴィーナス)
11. アフロディーテ・Part2(ヴィーナス)
12. ハデス(プルート)
■メンバー
・ビル・チェイス(トランペット)
・テッド・ピアースフィールド(トランペット/ボーカル)
・アラン・ウェア (トランペット)
・ジェリー・ヴァン・ブレア(トランペット/フリューゲルホルン)
・デニス・キース・ジョンソン(ベース)
・フィル・ポーター(オルガン)
・エンジェル・サウス(ギター)
・ゲイリー・スミス(ドラム)
・ジェイ・バリッド(ドラム)
・GG シン( ボーカル)
・テリー・リチャーズ (ボーカル)
■LINK
■メモ
ビル・チェイスを中心に4人のベテラン・トランぺット奏者で結成された、ジャズ/ブラスロックバンド、チェイス2枚目のアルバム
アルバムタイトルの「ENNEA」はギリシャ語で”9”を意味し、9人のメンバーを表している
商業的な成功を収めた前作「追跡」から、リード・ボーカルをテリー・リチャーズからGG・シンに変更、GG・シンもトランペットを吹くので実に五本のトランペットが鳴り響く
前作に比べて商業的な成功は収められず、本作をリリースした後に1974年まで活動を停止してしまう。リリース直前でのメンバーチェンジなどもあり混乱したのかも知れない。
当時の評価では「前作に比べてバランスが欠けている‥」と評され、ロックとジャズの融合という部分での混乱を指摘されている
トランペットが5本?と聞くと、高音でキンキンした感じを想像するが、ここまで圧倒的だと逆に問題なく聴ける。
B面はプログレ調になっているが、圧倒的なトランペット群にボーカル、ギター、ベースが絡む「クロノス」からスリリングで凄くカッコいいと思う。こういうのはかなり好み
残念ながら1974年に復帰してから、4枚目のアルバム制作中に飛行機事故でビル・チェイスらが亡くなってしまう。もう少し続けていたら、70年代後半からの変革期を迎えていたら、チェイスはどんな変化を遂げていたか…。
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