オンライン・ワークキャンプで実現したSNSアクションのこと
こんばんわ!
先程、PEKALONGAN WEB CAMP2の二日目のプログラムが無事に終了しました。
この記事では、本日実施したオンラインワークキャンプのSNSアクティビティを、どのようにしてワークに意味づけるのか、考えていきたいと思います。
このプログラムはNICE日本国際ワークキャンプセンターと、インドネシアのNGO GREATが共同開催しています。詳しくは、プレスリリースをご覧ください。
ビフォーコロナのアクション
私たちがワークキャンプで取り組むものは、環境・教育・文化・建築・開発・農業、それに災害支援、と大まかにジャンル分けをしています。
共催団体の方々が真剣に取り組む問題に対し、共感をし、そしてともに手足を動かそうと現地に赴く。
そのためのプログラムづくりを基本としています。
だから、何をやっている団体なの?と聞かれても、「何でも」と答えざるを得ないのです。
現地に足を運んだボランティアメンバーは、その後、「第二のふるさと」となった開催地に、想いを寄せ続けます。
一緒に活動に取り組んだ仲間は、一生の財産になります。
そして、入れ代わり立ち代わりやってくるボランティアたちを受け入れながら、開催地域の方々は今日も課題解決のために汗を流すのです。
リアル・ワークキャンプの醍醐味
現場に出向き、地元の方々とともに、課題解決のための作業に参加させていただく。
それは、殆どの場合、体を動かす作業が基本となっていて、その上で、啓蒙活動や教育活動につながっていました。
タイでのワークキャンプの際には、毎回の食事の前に、「いただきます」の代わりにこの合言葉を使っていたのを思い出します。
ともに働き、ともに食べ、そしてともに眠る。
寝袋を並べての共同生活。
慣れない環境で、つらい思いをするメンバーもいますが、殆どの場合はあっという間に慣れてしまい、帰国後はその環境を懐かしみます。
ですが、コロナ禍においては、このような体験も、もうしばらくはできそうにありません。
リアル・ワークキャンプの盲点
2020年、他のワークキャンプ団体の方々がどのように過ごされているのか情報交換をする座談会に参加する機会がありました。
そこで、私自身は、オンラインワークキャンプをやるのであれば、「ワークの定義を見直さなくてはならない」と強く感じました。
これまでのワークは、身体を動かし、汗を流すことがメインでした。ですが、日常から離れた場所に足を運ぶことで、現地ではできなかったことがあったのも事実です。
例えば、知らないことがあったとしても、インターネット環境が十分に整わないので「帰国してから調べよう」。
ですが、それは実現せずに、永遠に忘れ去ってしまったこともたくさんありました。
また、新たに知ったこと、感動した経験を「あとで友達に伝えよう」。
これも、なかなか実現しづらいこと。
プログラムが終了すると、どんどん熱は冷めていきます。
今、この環境でできること
コロナ禍、私たちワークキャンプ業界も多分にもれず大打撃を受けました。
実際に現地に足を運ぶことができない。
料理を作ったり、一緒に食事をすることができない。
共同生活をすることができない。
私たちの活動の殆どは、コロナ禍ではご法度。
ですが、何もせずにこの期間を過ごすわけには行かないのです。
そして、2021年から、オンライン・ワークキャンプを開催することになったのでした。
ベトナム、カンボジア、そしてインドネシア。
オンラインでできることには限界があります。
ですが、オンラインでしかできないことを見極め、プログラムの意義を見つめ続ける必要がありました。
SNSアクションのこと
今日は、初の試みで、SNS投稿によるアクションの実施をプログラムに組み込んだ回でした。
ハッシュタグを考えて、みんなで一斉に投稿する。
前回のディスカッションで、Instagramチームと、Tiktokチームに分かれてアクションを実施することになりました。
若い世代に、環境問題に興味を持ってもらうきっかけづくりがしたい。
これまで情報が届かなかった人にも、SNSを通じて機会を提供できるかも知れない。
思いのこもった投稿は、いつか、誰かの人生を変えるかも知れません。
まずは、一つ投稿してみよう。
ハッシュタグでつながって、仲間と一緒に次の目標を見つけることができるはず。
SNSアクションに使える時間は限られていましたが、当初予定していたアウトプットは無事に達成させることができました。
今日の活動を通じて参加者がどのようなことを感じたのか、また今度ゆっくり聞いてみたいと思います。
おわりに
次回、1月22日(土)15時からは、オープンイベント、「マングローブ・ユース・サミット3」を予定しています。
こちらは、オンライン・ワークキャンプのメンバーが運営するオンラインイベント。
中学3年生の参加メンバーも、ゲストスピーカーとして登壇予定。
ご興味の方は、是非、遊びに来てくださいね。
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