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自由な考え方と真の芸術

抽象絵画もコンテンポラリーアートも現在描かれているから現代的であるということだけで、人々が貴族の為に制作された当時、美術の時点では制作者は解放されておらず古典というものがあったが、その後の実在主義を経過して人間自身が解放され自由な物の"考え方”
この“考え方”が重要で、この結果必然的に現代の様式になったのである。

すなわち古代人は、自由な解放された人々が多かったことになる。

こうしてみると、古代は自由で個人が生き生きとした物の考え方に基づいて、真の芸術はそこにあったことになり、近代に入って、封建社会においては、芸術は一度死んだことになる。

やがて、人間がめざめた 実在主義は、再度人間を復活させた。
しかし、この自由は一部の人間であって、未だにそれを理解できない人々は多く、それだけに真の“人間の自由”の意味では完全に復活されていない。
               17. May. 1984


※ 『軌跡』〜父の日記より〜

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