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キャラクターの面白さは”ギャップ”から。SNS総フォロワー60万「毎日でぶどり」作者インタビュー!

Twitter約23万人、Instagram約35万人、YouTube約7万人とSNS総フォロワー数が60万人を超える「毎日でぶどり」。書籍化、スマホゲーム化など、今大注目のキャラクターです!

今回は「毎日でぶどり」について、そして作者の橋本ナオキさんに毎日投稿し続けられる秘訣や、キャラクターを描く上で大切にしていることについてお聞きしました!

毎日でぶどりとは

毎日ダラダラしていたい先輩ニワトリの「でぶどり」と、意識高い系後輩ヒヨコの「ひよ」が主人公。4コマやあるあるネタを毎日投稿しています。

楽しくかつ共感を呼ぶ内容が人気となりInstagramは35万、Twitterは23万フォロワーを超え、現在は書籍化、ゲーム化、グッズ化等幅広く展開しています。

●書籍・グッズ・ゲーム実績

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●企業タイアップ実績

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●SNS
Twitter:https://twitter.com/debu_dori
Instagram:https://www.instagram.com/everyday_debudori/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCVl7S9KF9agMMMw7Qj3FAjQ

作者・橋本ナオキさんへインタビュー!

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橋本ナオキ イラストレーター/漫画家。
Twitter:https://twitter.com/Abhachi_Graphic

ー「毎日でぶどり」はどんなことをテーマに描かれていますか?

橋本ナオキさん:"当たり前を疑うこと"をテーマに、気軽に読んでもらえて、大爆笑じゃなくてもクスッと笑ってもらう中でちょっと勉強になったり、新社会人や、これから働くぞ!という人が働く前に気づきが得られるような内容を意識しています。

ー「毎日でぶどり」を投稿した当初、見てもらうために工夫したことはありますか?

橋本ナオキ:一番最初はセリフに棘を持たせました。強い言葉を使って目立とう!と思って。あと、癒し系キャラクターというだけでなく、ギャップを作りたかったんです。

"面白い"とは何か、と言うと、僕は"ギャップ"だと思います。オチの前に振りがあるから、その落差が面白い。

だから「毎日でぶどり」のキャラクターを描く上で一番大切にしていることは、キャラクターに"悩み"というギャップがあること。特にメインになるキャラクターは一言で説明しやすいギャップを作るようにしています。例えば、仕事ができる優秀な社員なのに人に好かれたい!という悩みを持っていたり。

ー確かに「この鳥、私みたいだ…!」と感じることがあります。だから面白く読めるんですね。

橋本ナオキ:キャラクターのギャップを知っていると、読者はキャラクターの本心が見えて感情移入しやすくなります。キャラクターが動くだけで物語になりますよね。

ー「毎日でぶどり」といえば、"あるある"のイメージがありますが、もともと"あるある"を投稿することは決めていましたか?

橋本ナオキ:いいえ、考えていませんでした。「毎日でぶどり」の日常漫画は少しずつストーリーが動くので、初見の人でも楽しめるようにと描いたのがきっかけです。

ある時、"三連休の心境の変化"のイラストへ思った以上の反応をいただいて、「"あるある"はキャラクター性を知らない人でも楽しめる!」と気づいてからは三日に一回書くようになりました。

ーTwitter、Instagram、YouTubeそれぞれのSNSで人気があるところも大きな特徴だと思いますが、使い分けは意識されていますか?

橋本ナオキさん:Twitterは引用リツイートの機能もあるし読者が自分の主張に変えられる特徴があるので、突っ込みどころや、余白を残すことは意識しています。例えば、お店の名前をちょっと変にしたり。

Instagramは新しい人に読んでもらうには「おすすめ機能」に載る必要があるので、一投稿あたりの滞在時間を伸ばすことを意識しています。Twitterに比べると、Instagramの方が共感できる部分に強く反応してもらえる気がします。

YouTubeは正直まだ掴みきれていないです…!先駆者が沢山いて大激戦になっているので、できるだけ隙間に入り込めるように短くあるあるネタを入れるようにしています。YouTubeでラジオをやっていますが、あれは深さを出したくて始めたものです。短尺のあるあるや普段TwitterやInstagramを見てくれている人の中で濃いファンの方が集まれる場所にしています。

ー正直、毎日SNSに投稿するのは疲れませんか…?続けられるモチベーションをお伺いしたいです。

橋本ナオキさん:毎日更新を始めた当初は修行のような感覚でした。毎日取り組むと、引き出しが空っぽな状態でもアイデアが出てくる気がして。今ではもう一つのルーティンになっています。

毎日投稿していれば、フォロワー数が突然ガクッと減ったり厳しいコメントがつくこともありますが、あんまり気にせずに残ってくれる人に明日もっと面白いものを見せるぞ、と思っています。減るほうに意識を向けるとしんどくなるので、まだこんなに残ってくれてる!思うようにしています。

ー「毎日でぶどり」を読んだ人にはどんな気持ちになってもらいたいですか?

橋本ナオキさん:読んだ後にポジティブな気持ちになってほしいですね。お昼休みに読んで、午後も頑張ろう!と思ってもらえたら嬉しいです。

ーこれからの目標などはありますか?

橋本ナオキ:「毎日でぶどり」をもっと盛り上げて代表作にしつつ、他にもキャラクター制作などは挑戦したいと思っています!

本日は、貴重なお話ありがとうございました!

まとめ

「毎日でぶどり」は名前の通り2018年から毎日更新され続けており、改めて"継続は力なり"だな、と…。

また、SNSで作品を投稿すると、どうしても見ている人の反応が気になってしまいがちな中で、"今、見てくれている人に向けてもっと面白い作品を作る"という思いと、修行という感覚で日課になるまで作品を作り続けられている橋本さんは本当に凄まじいです…。これから毎日見るでぶどり達が、またより一層愛しく、楽しく読める素敵なお話を伺えました。

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