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映画あるある

最近は映画のオールタイムベストランキングを複数集めて、まだ見ておらず手軽に見られるものをどんどん見て行っている。これも健康状態が改善したからこそできるようになったことのひとつで、以前はできなかった。30分弱のアニメさえ、見ることができなかったぐらいである。さて、見ていく中で、特に洋画でよくみかけるシーンやモチーフだなというものを列挙していきたい。

  • 日本の映画は綺麗なおじぎにこだわりがある場合が多い。例えば「となりのトトロ」「東京物語」などの小津安二郎作品などである。

  • 「いい名前だね」。これは名前をたずねて答えてもらった後に言うあいさつであって、実際にいい名前であるかどうかはもちろん関係ない。

  • 米国映画では登場人物がときどき「ここは自由の国だ(だから私が何をしようと何を目指そうど勝手であり放っておいてくれ)」といった推論あるいは主張がなされる。

  • 米国の映画で1970年代が扱われる場合、文字通りのトラウマとしてのベトナム戦争か、もしくは建国200周年について言及される。例えば「ディア・ハンター」などである。

  • ニューヨークのブルックリン地区は黒人が多い街として知られる。例えば「ドゥ・ザ・ライト・シング」や「スモーク」ではブルックリン地区が舞台となっている。

  • 手のひらの荒れ具合を見て、農民あるいはブルーカラー(エッセンシャルワーカー)かどうかを判断する。「ナウシカ」ではそこからひねったシーンもあった。

  • 映画に出てくるイタリア人はだいたいシチリア系マフィアに加入している。例えば「ゴッドファーザー」はランクインしやすい。「グッドフェローズ」も組織としてはシチリア・マフィアの話である。

  • 西部劇でサシの決闘の横をタンブルウィードが転がるシーンは見たことはないが、タンブルウィードが転がるシーンがある映画は存在する。例えばイージー★ライダー」の初めの路上シーンがそれに当たる。

  • 欧米人と中国人はとにかくよくしゃべるのだが、反対に欧米人からすると中国人を含むアジア人に極端なステレオタイプがあり、ダンマリしていると反対に異様な雰囲気を出せたりもする。

  • 飲食店でやや込み入った話をするとき、ペンを借りて紙ナプキンに書いて説明する。類似の事例として名刺の裏に書いて説明というケースもある(パトレイバー)。言葉では表現しにくい程度の構図だが、紙ナプキン程度のスペースに図示できないほどの複雑性があると、共有して協力するのが事実上困難な計画になるからでもあるだろう。

(1,021字、2024.03.09)

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