カルタヘナ国際映画祭 1日目
いよいよ僕のカルタヘナ国際映画祭が始まった。
昨夜は15時間の長旅の後、さらに1時間ほど散策をしたので、この最高なホテルでぐっすり
とはいかず、あちこちから仕事の連絡が入り、急遽行わなければいけない作業に追われていたのです。流石に夜に行う気力がなく、朝5時に起きて猛烈に作業開始。
朝食を食べながら作業をして、ようやく昼にひと段落したのでここからは一気にカルタヘナモード!
まずはアクレディテーション(認定)という、映画祭にチェックインするみたいな事を行いに、指定の住所をGoogleに入れ、街を歩いていました。
しかし、行けども行けども、そのポイントには全然辿り着かなくて、その近辺をずっとウロウロする羽目に。気温が34度あったのでまあだいぶ焦げたよね。じゅう。
すると「アクレディテーションの場所を探しているのですが、分かりますか?」と一人の男性から声をかけられました。
「俺も分かりません!!」と胸を張って主張すると、二人で仲良く一緒に探しまわることになりましたとさ。
彼はアントニオというイタリア人映画監督。
異国のカルタヘナで迷子になるアントニオ田中。
二人でぐるぐると街を歩くこと約20分。ようやくその建物を発見!!!
汗だくになりながら、無事に二人でアクレディテーションを完了することができました。
そして、その場でめちゃくちゃ嬉しい再会を果たしました!!
ロッテルダムで『莉の対』を観て気に入ってくれ、カルタヘナに紹介してくれた恩人・ガブリエルです!あの時偶然にもオランダで僕たちの映画を観てもらわなかったら、きっと僕はこの場にいなかったんだと思います。縁というものは凄いですね。
アントニオ無表情だけど、むちゃくちゃ良い人ですから笑
しばらくアントニオと話していましたが、僕はこの日、ある程度カルタヘナの街の全容を把握したくて、一人で散策することにしました。
賑わっている街の様子はまた後日アップしますが、火曜日だというのに街はもう祭りそのもの。
そして、建物、街並み、人の雰囲気。どれも本当に美しくて、どこを切り取っても絵になるものですから、逆に写真の撮りようがなくて、写真が下手になった気になります。そのくらい、全てが美しいのです。
あと、その辺に色んな動物がいっぱい歩いていて、入園料無料のナチュラル動物園なので僕は幸せいっぱいです。
全然どかん猫が可愛かった。
そして夜になり、いよいよカルタヘナ国際映画祭の開会式
オープニングナイトの始まりです!!
僕はベルリンのプログラマー、ドロシーとバートと一緒に会場入りしまして
会場に入って、溜息が出ました。
こんな素敵な劇場にいる事がもう、夢見心地というか。
舞台もそこそこ広かったので、ここで劇やりたいなって思ったよね。
職業病。
シェイクスピアとかやりたくなる。
そして
オープニングムービーが流れると一気にテンションは最高潮!!
僕たちの『莉の対』もVの中に組み込んでくれてて、一人で勝手に喜んでいました。
映画祭にいても、街を歩いていても、日本人、というか、アジア人にすら会ったことがない感じで、まさに異国感を全身に感じています。
という感じで僕のカルタヘナ国際映画祭は幕を開けました。
『莉の対』の上映初回は19日。なのでまだ2日間ありますが、僕は審査員の仕事があるので、この日も開会式が終わるとソッコー帰って夜中まで予習タイムとなりました。
くー。
この街と映画祭を堪能しきるには全然時間が足りませんね。
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