人生は巡る。
今朝のSNSでも発表しましたが、オランダにあるGroningen(フローニンゲン)で開催される第27回フローニンゲンプログラムに『莉の対』が選出されました。
ロッテルダムは南部なので、もう縦断です。
フローニンゲンプログラムはロッテルダム国際映画祭に選ばれた映画の中からさらに絞られて上映されるプログラムです。
僕自身なぜ『莉の対』が選ばれたのかすらいまだに理解できていないのですが、こうやって別セクションでも上映されるということで、間違いじゃないんだな?信じていいんだな?信じるぞ?信じていいんだろうよ。と心を落ち着かせております。
17日と19日の二回に渡って、映画祭の方と各映画の監督達が参加するzoomミーティングが開催されました。(現地は昼だけどこっちは23時から笑)
総勢70人くらいいたかな??
皆さん世界各国から参加しているので昼の方がいたり、水着姿の真夏の方がいたり、全身防寒の真冬の方がいたりしてなかなかバラエティ豊な面々が顔をそろえました。
フィルムメーカーの事をここまで思ってくれる映画祭って他にある!?!?と思うくらい手厚い歓迎と様々なプログラムやパーティなど、人モノ金が繋がる用意が万全になされている。
今日のミーティングでめちゃくちゃモチベが上がりました。
カンヌ、ベルリン、ベネティアは、世界3大映画祭と呼ばれ、やっぱり憧れでもあるし目指したいけど、一番最初に行く映画祭がロッテルダムで本当に良かったと心の底から思います。
17日のミーティングの方はそれぞれ自己紹介もしつつ自分の映画の事を説明して下さいとか言われてだいぶパニクりました笑 そもそも日本語ででも映画の事を端的に表現するのが難しいくらい『莉の対』くんは一言では言い表せられない。
それにしてもまじでみんな凄いよなぁ。どの国の人もちゃんと英語で説明できる。僕はこれでもまだ日本ではマシな方だと思いますが、zoomでは全然ダメでしたね。夏に英語の勉強をし直しましたが、やっぱりやり続けなきゃ伸びていかないもんだねー。
世界で日本人の映画人が戦っていけない理由を感じました。
そもそも、このミーティングに参加している日本人が僕以外誰もいなかったことが少しだけ悲しかったかな。どちらの回も。けど、逆にそこは自分の強みでもあると信じて。
だけどさ。。。
元々『莉の対』のチケットは完売していたんですが、
zoomミーティングの後、チケットが完売じゃなくなってたんで
俺がダメすぎてみんなキャンセルしたか!!?!?!?
と思ってひとしきり凹みました。
が、その後すぐに完売に戻っていたのでホッとしました笑
ダサい姿を世界に晒してしまったけど、もうそんなもんは知らんです。
恥を売ってきます。
伝えたいことを必死に伝えてこようと思うのです。
しかし
人生は巡るものですね。
18の時、英語を勉強しようと思ってノバに入った。
数ヶ月後、イギリスにホームステイした。全く英語が通用しなくて、自室に引きこもった。もう英語を使わない人生を生きよう!と心に決めました。
その数ヶ月後、大学の教授で僕のメンターとなった人と出会ってもう一度英語を勉強し直しなおすことになった。
その後アメリカの大学への留学が決まった。一回目の語学留学とは違って、ネイティブに混じっての授業だったから全く英語が通用しなかった。人生で最大の挫折を味わった。
銀行に就職が決まった。海外勤務希望をしていたら、配属先は国際部門に一番近い本店配属になった。
そして、銀行を辞めて俳優になった。
その時にもう英語はいらん。と思ってその道は捨てました。
で今。
神様はこの道をちゃんと残しておいてくれたんだなぁって感じます。
道は未知です。
気づいたら40歳過ぎてたけど、まーーーだ遅くないっ!
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