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近くて遠い、大阪。





長編映画『莉の対』


念願だった北海道での上映を経て


僕たちは大阪へと上陸しました!!




新しくなったテアトル梅田さんで

2日間に渡るイベント付き上映をさせて頂きました!!


北海道からのキャストメンバーに加え、内田竜次さんと永井なおきさんにも参戦して頂き、上映後のサイン会も含め作品を盛り上げて頂きました。



劇中で僕のお兄ちゃん役を演じてくださった内田さんと


もうすっかり役を離れて、ではありますが、

真斗と大輔

こういう世界線もあったのかな?と思わせる2ショットに少しだけ感慨深くなるのでした。




そして。

見事に全員違う種類のスーツで出揃ったおじさん達のこのショットがお気に入りです 笑

あお兄(グレー)かっちゃん(茶)あたし(紺)内田さん(ストライプ)なおさん(黒)彰夫(カーキ)


二日目のショットも好きでねー。

あお兄とかっちゃんのホワイトに囲まれると、どこぞの石油王国の豪族の家族写真か?と思わせるこのショット。

タカラさんのエスニックスタイルと、タイガーのゴールドと、テアトルさんのゴールドテイストの雰囲気も相まって、豪族感が出ています 笑

彰夫と僕がボンボンのダメな2世ですね。




話が逸れましたが、僕たちはご来場下さるお客様が少しでも映画を楽しんでもらえたらと思って出張してきたのですが

上映終了後にテアトル梅田さんから

「すごい熱気と盛り上がりですね!」「満足度が高いと思います」

と言って頂けてとても嬉しかったです。

ぶっちゃけ、今回の旅費を僕が持つことができなかったのですが、自腹でもこうやって駆けつけてきてくれたキャスト達に本当に感謝なのです。


短い時間だったけど、タカラさん、勝又さん、内田さん、なおさん

ありがとうございました!!



一級レベルの映画と並んで、こんな素敵な劇場で僕たちの映画が上映できてめちゃくちゃ幸せでした。

テアトル梅田さん、ありがとうございました!!!


そして何より、僕たちの映画を観にご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!!!!




僕にとって大阪は、

近くて遠い場所。

なのです。



和歌山県で生まれ育ち、滋賀県の大学に通っていたけど、ほぼ何も縁もゆかりもない土地でした。

中高時代は、買い物で来る場所で

大学時代は、就職活動で来る場所

という程度の関わりしかなかく、どちらの県から来るのも遠かったのです。


そして現職。舞台をやっていると地方公演というものがあって、東京大阪という二都市での公演がとてもポピュラーなものであるにもかかわらず、僕はこの10年間一度も地方公演を経験する事がありませんでした。

年間何本も舞台に出演する人間としては、地方公演を敢えて避けているのか!?としか考えられないレベルで奇跡的な事だと思います笑。

もちろん避けているわけではなく、僕は人一倍旅が好きですので、ずっと望んできた事でもありますが、それが実現しなかったのは「縁」としても遠かったのかなと思うのです。



なのに。

舞台では越えられなかった「東京」というボーダーを

映画では軽々と「日本」を飛び越え、半球を超えてきました。



その勢いに乗じて、とうとう大阪の地を踏むことができました。


お客様の顔を見ると

「そう言えば俺関西出身だった!!」と改めて感じました。

というのも、僕の友人知人親戚の皆さんが観に来てくれていたのです。

僕から連絡をした訳ではないのですが、それぞれが連絡を取り合ってくれて、誘い合って駆けつけてくれました。


なんかね、とても嬉しい気持ちと誇らしい気持ちと気恥ずかしい気持ちのポテトサラダでした。

SNSとかで僕の事をチェックをしてくれていたとしても、みんなの中の直接の記憶では、僕は小学校で止まっていたり高校で止まっていたり大学の頃で止まっていたりするんです。

僕が俳優になった事も、監督になった事も、にわかに信じがたい事なのかもしれません。

自分の友達が映画館のスクリーンの中にいるって、逆の立場で考えてもちょっとばかり不思議な感じがすると思うので。


「とっちゃんが舞台挨拶で喋ってるの見て、笑けたわ」

って言われました。

「なんでやねん!」

ってつっこんでおきましたが、まあきっとそうだろうなと思うのです。

※地元ではとっちゃんって呼ばれてました



地元の友達も近所のご家族も親戚も大学時代の友達も後輩達も観に来てくれて本当に嬉しかった。すごく嬉しかった。




でも一番嬉しかったのは、

お兄ちゃんがこっそり観に来てくれた事。

かな。






大阪は

近くて遠い。

また帰ってきたい、な。

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