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第8節トヨタヴェルブリッツコメント

3月3日(日)@東大阪市花園ラグビー場
トヨタV22-57神戸S

後半開始直後に失点したことで、雪崩が起きたようにチームは崩れた。試合内容をぐだぐだレビューするよりも、ヘッドコーチやキャプテンなどのコメントを記録しておきたい。

ベン・へリングHC

「今回の試合は、非常に激しい腕相撲のような試合だったと思います。神戸はスクラムのところで力を発揮し、特にセカンドヒットのところでプレッシャーをかけてきていたので、そういった側面で力を付けてきている印象でした。トヨタとしては来週、そういった点に取り組む必要があります。また、後半の序盤にラインブレイクやインターセプトなどからトライが続き、我々としてはスイッチが切れたような、そういった瞬間があったと思います。神戸のようなチームに、そういった勢いを与えてしまうと、我々としては非常に厳しい試合運びになると思います。そういった点で非常に多くの学びがあった試合ですので、来週に向けて修正、課題に取り組んでいきたいと思います」

--次戦に向けて、準備しないといけないことは

「集中し続けるということが全てだと思います。一貫性という部分でも、今回の試合では、後半の入りだったり細かなミスだったりが続きました。そういった点が試合に与える影響というのは非常に大きいと思います。また神戸にいるアーディ・サベアのような選手に対しては、一瞬の気の抜けが相手のパフォーマンスに直結するので、我々としては一貫性、そして集中し続けることができれば良いチームなので、そこに取り組んでいきたいと思います」

姫野和樹

「非常に残念です。試合の総括はベンが言った通りですけど、僕は試合の後でチームに行ったのは『これを許したらいけない』ということ。やっぱり何かを変えなきゃいけない。自分たち自身を、また次のゲームに進もうというのはよくある話ですけど、僕はやっぱり許せなくて、これを自分たち自身が許してはいけない。もう1回自分たちの準備、一人ひとりのスキルだったりプランニングだったり、そういうところからもう1度見つめ直して、一からやらないといけないと言いました。強くなるということは、こういった試合を自分たちの学びに繋げて、この悔しさを忘れずに成長していかないといけない。それが本当に全てかなと思います。来週ショートウィークですけど、もう一度自分たちを見つめ直して、臨みたいと思います」

--何かを変えないといけない、今思う何かとは

「それは試合を見てから考えたいと思いますけど、一人ひとりの準備とか、一人ひとりの何かを変えないといけないと思いますし、その何かを模索しないといけないですけど、チームとしては、メンタリティの部分、なぜスイッチが切れてしまったのか、そういったところをもっと追及していかないと。何かに問題があるからスイッチが消えてしまったというのもあるので、それをしっかり試合を見ながらとか、もう1度自分たちの準備を見直して考えていきたいと思います」

--試合のいつ頃からそう考えていたのか

「セカンドハーフの入りが悪くて、そこから自分たちのリズムを失ってしまったのもありますし、ゲームに関して言えば多分たくさんあるんですけど、もっと自分たちとしては相手陣に入ってプレーをしたい、22メートルの付近に入ればスコアも獲れるし、ミドルのところで攻めすぎて自分たちは精度が落ちてしまった。そこでカウンターパンチを食らうことがすごく多かったと思うので、そこのゲームバランスはもうちょっと考えていかないといけないと思います」

--神戸に対して想定外だったところはあるのか

「いや、神戸に対して想定外だったということはなかったです。自分たちの問題です」

ボーデン・バレット

--何が1番うまくいかなかったのか

「相手のラインブレイクの能力ですね。明らかにその力を発揮させてしまって、得点を取られ過ぎたことは非常に残念です。相手の動きを読むというよりも、1対1のミスタックルなので、そういった部分を今後強化していく必要があると思います。前半の40分間はしっかりと相手と組み合うことができましたが、ある判断でフラストレーションを感じてしまうこともありました。そういったことに我々のプロセスを左右されない、そういった信念が大事です」

--試合後長時間のミーティングをしていましたが。

「もちろん非常に残念な結果ですが、そういった痛みを乗り越えていくことが非常に重要です。悔しさを経験しつつ、明日からはクボタ戦に向けた準備に切り替える、それは私たちにとってチャンスになる。それがラグビーの素晴らしい点でもあります。学びを得て、そして1歩先に進む。たくさんの試合があるリーグ戦ですので、個人として、チームとしてしっかりと学びを得ることができれば、次のステップとなるクボタ戦で我々が誇りに思えるような結果をつかみたいと思います」

--今一番大事なことは

「自信を失わないことですね。日本のリーグでは勢いというものが非常に重要で、チームとしてのつながりが途切れてしまうと、そういったものは見えてしまうので、チームとしてはポジティブさ、そして一体感を持つことが非常に大事です。そしてプロセスを重んじること。本当にポジティブなメンバーが揃っています。素晴らしいスタッフもいます。残念な気持ちに負けてしまうのではなくて、より良い方向を目指してやっていきたいと思います」

--個人的なコンディションは万全でしたか

「メディカルチームの大熊さんをはじめとするスタッフのみなさんのおかげで、膝も好調でフィールドに戻ってくることができました。復帰初戦で非常に負荷の高い時間をプレーすることになりました」

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