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FC岐阜しょっぱかった開幕戦と鳥取戦にむけて

J2から降格組のFC岐阜とJFLから昇格したFC今治が相まみえたJ3開幕戦。今治からすれば去年までは2ランク上のチームとの戦いであり、難しくなることは想像通りだっただろう。しかし岐阜からすれば「J3の洗礼」とも感じ取れない結果であり、内容的にも不活性だった。

そこで今回は、FC岐阜開幕戦の感想と次節・鳥取戦に向けたプレビューを記しておきたい。

「準備はしっかりできていたか」

岐阜はコロナ後の準備段階として、金沢、磐田、名古屋と練習試合を3試合行った。当初は6月6日にも名古屋との練習試合が行われる予定だったが、名古屋にコロナ罹患者が出たことでキャンセル。磐田戦はその代替えで行われた可能性もある。

対戦した3チームともに共通するのは、上位カテゴリーだということ。当然、J3に降格したことでそうした構図になるのだが、3試合で得点はゼロ。個の力も組織力もある相手に対し、攻撃の形を確認することができなかった。通常、格下の相手を招き、攻撃の形を試して自信を付けさせることが常套手段だが、多分そうできなかった事情があるのだろう。ただ、名古屋戦後に「まだ無得点だが?」と問いかけられたゼムノビッチ監督は「J3相手だったら取れるでしょ。心配していない」と発言。これにはちょっと首をひねってしまった。

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