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業績書を書こう(4) 教育上の能力に関する大学等の評価編
では、残った、
3.教育上の能力に関する大学等の評価
について。
3.教育上の能力に関する大学等の評価簡単にいえば、「教育機関自体から受けた評価」と「教育に関して受けた評価」について書けばいいと思います。
とはいえ、院生やオーバードクター、専業非常勤のひとが教育機関から教育内容について評価を受ける、ということはさほど機会がないと思います。
なので、この欄に書くことができるのは「教育に関して受
業績書を書こう(3) ~作成した教科書、教材編
私用でバタバタしてたので、更新が滞っていました。
先に書いた
業績書を書こう(1) ~研究業績編
業績書を書こう(2) ~教育業績編
に続いて、
作成した教科書、教材
について考えましょう。
2.作成した教科書、教材多くの公募戦士は、出版社から出すような「教科書」を作成したことがないと思います。
ということは、そういうものがあれば、ウリになりうるということですね。
最近は、なるべく売れ
論文に添付する要旨に思うこと
今回のテーマは「論文に添付する要旨」です。
まさか、公募に送る論文に、要旨をつけてない、なんてことはありませんよね?
最近の公募書類は、最初から要旨を記入する欄が設定されているので、そんなこともないと思いますけれど。
さて、わたしが公募書類を送るときにいつも気にしてきたのは、「読み手のことを考える」ということです。
気遣いをする、というよりは、どうしたら自分の公募書類をしっかり読んでもらえるか、
授業だけじゃない!大学教員のお仕事
「大学の先生」というと、ぼんやり「授業を週に3回くらいやって、ゼミの学生の面倒をちょっと見たら、あとは自分の研究時間なんでしょ?」みたいなイメージですが、実際のところは全然ちがいます。
すでに大学院生の方はおわかりのとおり、ゼミの指導教員はかなり多忙です。が、その中身についてはよくわかりませんよね。
というわけで、授業以外に大学教員がどんな仕事をしているのか、ちょっとみてみましょう。
1.とに
大学教員の給与事情 ~非常勤講師の場合~
以前の記事で、若手専任教員の給与事情について書きました。今回はその一歩手前、非専任(非常勤)の給与について。
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一般社会のひとにとってはきわめて奇妙な習慣ですが、大学教育の世界では、給料は事前に知らされません。
その仕事に就いて初めて、自分がいくらで雇われたのかを知ることになります。
これは非常勤・常勤、また私立・国公立を問わず、多くが同じです。
ただ、着任前にこちらから尋ねれば教えてく
大学院生の生活費 ~奨学金をもらおう~
しばらく、院生の知られざる(そして、だいたい予想どおりの)金銭的な実態について見ていくことにします。
今回は奨学金についてです。
ストレートで大学院の博士前期課程に入学した場合、年齢は22-23歳です。
同級生の手取りは、月額で12-18万円くらいが平均でしょうか。
しかし、M1でこれと同額(ボーナスを考えない)を確保すること自体は、そんなに難しいことではありません。
ただし、授業や自分の研究に差
大学教員の給料って、どれくらいなの?
「研究や教育を仕事にしてる」といっても、霞を食べて生活するわけにはいきません。この記事では、大学教員の給料について書いてます。
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一般論、というか私の印象かもしれませんが、人文系の研究者は、給料については頓着しないというか、少なくとも頓着していないふりをしているような気がします。
とはいえ、本を読んでたら食事をしなくてもいい、というわけにもいきませんから、ある程度の給料はもらわないと。そも