見出し画像

【展覧会レポ】グランマ・モーゼス展 @ 世田谷美術館

こんにちは、whipです。

現在世田谷美術館で開幕中の『グランマ・モーゼス展』に行ってきました。

アメリカでは国民的な画家:グランマ・モーゼスさんに焦点をあてた展覧会、日本では16年ぶりなんだとか。。。かなり多くの作品が展示されていて大満足な内容でした!


【グランマ・モーゼスとは?】

超ざっくりグランマ・モーゼスさんについてまとめてみました。

・本名:アンナ・メアリー・ロバートソン
・ニューヨーク州出身の農婦
・101歳まで生きて、70歳くらいから絵を描き始める
・絵の前は刺繍絵画を作っていた
・著書もあり、アメリカでは国民的存在

こんな感じですかね。

今回の特別展では、彼女の著書より引用された文章とともに季節感や故郷、催事などのテーマに合わせて彼女がどのように作品を作ってきたのかを知ることができます。制作に使用した道具なども展示されています。


【人生、そして風景】

彼女の作品を観て感じたこと、それは作品モーゼスという人の人生を物語り、そこに生きた風景を映し出している、ということです。

彼女が生きた時代、特に幼少期は恐慌時代でもあり生きていくことの希望を見出しづらい時勢だったと思います。しかし、そんな状況にもめげず、前を向いて明るく楽しく生きていくという彼女自身の価値観を作品に生き写したのです。
だからこそアメリカ国民は彼女の絵が好きだし、国民的存在にまでなったのかもしれません。

農婦として生きた彼女。地域の繋がりを大切にし、季節のイベント(ハロウィンやクリスマス)を何よりも楽しんだ姿が作品からも伝わります。

美しい風景とともに、その背景にあったグランマ・モーゼスという人の人生やその場所の人々の想いも想像してみてください。


展覧会を通じて彼女の考え方に感銘を受けました。ぜひ著書を読んでみたいなと思います。
技法も素敵で、風景画はもちろんデフォルメされた人々もすごくキュートです。
クリスマスは終わってしまいますが、クリスマスとグランマ・モーゼスさんはかなり親和性高かったみたいです!知らずにクリスマス当日に展覧会に行きましたが(笑)


展覧会は2月27日まで開幕中です!

◆公式サイト


最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m 

※執筆にあまり、解説パネルやチラシなどを参照しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?