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2022.07.24 ライトトラップ第二弾!

連日の大生隊長ライトトラップ祭です。
本日は、新温泉町青少年育成推進協議会×赤崎地区公民館イベントのお手伝いとして、出動しました!

夕暮れ時に集まった皆さんと、早速ライトトラップを設置します。初めてのライトトラップに興味津々の子どもたち。

点灯!

さて、虫が集まってくる日没まで少し時間があります。ここで今回来てくれたお兄さん達の自己紹介と、普段どんな研究をしているのかを教えてもらいます。

トップバッターは鳥取環境大学4年生の笈川くん。彼は、動物の交通事故について研究をしています。
今回は、彼が撮影した動画を見せてもらい、何の動物が映っているのかをクイズ形式で学んでいきました。
レベル1からレベル6まで、皆さん果敢に答えていっていましたよ!

どこに映っているか必死に探す皆さん

ハクビシン、テン、アナグマなど、色々な生き物が身近にいるのですね。
町内でも、交通事故に遭う生き物を多く目にします。
海外や日本国内でも、野生動物と人が共生出来る道路(アニマルパスウェイ)などが増え始めています。
笈川くんの研究が、これからのこの地域の野生動物と人との共生社会に繋がっていくのですね。期待していますよ、笈川くん!

お次は我らが隊長、鳥取大学修士2年生の大生くんです。おっと、彼もクイズです。

この虫なーんだ?

隊長「この虫なーんだ?」
子ども達「…」
隊長「正解は、ケナガグンバイとトケジナガドロムシでしたっ!」
はーい、誰も分からないクイズ出さないで下さーい!
初っ端からかっ飛ばす隊長、眩しいです。もう、誰も彼を止めることはできません。

その後も、日本海の荒波の中、岸壁に這いつくばって調査する隊長の勇姿や、隊長の名前がついた新種の虫の紹介など、なかなか濃厚な研究紹介でした。

隊長が見つけた新種

新温泉町の子ども達の多くは、18歳になると町外へ出てしまいます。
この地域では、子ども達が大学生と触れ合う機会が、都会の子ども達と比べて圧倒的に少ない。
今回の企画は、ライトトラップを楽しむことはもちろんですが、笈川くんや大生くんのように、自分の好きな研究にとことん打ち込む大学生の姿を地域の子ども達に知ってもらいたい、という思いがあります。
皆さんも、ぜひ好きなことにとことん打ち込んでみてくださいね!

さて、2人の研究紹介も終わり、お待ちかねのライトトラップです!
お庭に出てみると、来ている来ている!沢山の虫達!

いっぱい来てるー!

耳に入りそうになったり、マスクの中まで侵入してきます。チョウにそっくりなガ「アゲハモドキ」や、ニイニイゼミ、ドウガネブイブイなど、多種多様な昆虫達を、次々と解説してくれる大生隊長。

「セミの羽化だ!!」
と叫んでいるお友達のところに集まる皆さん。

透き通るような翡翠色の羽

透き通るような翡翠色の羽を伸ばしている姿は、息を呑むほど美しい。

終わりの時間に近づくと、今宵もクワガタ祭が始まりました。ノコギリ、ミヤマ、おーっと、こちらのお友達はクワガタに指を噛まれています。その痛みも、きっと夏の大切な思い出。

みんなの夏の思い出の中に、今夜の美しい昆虫達や、イキイキと研究をしているお兄さんたちのことが、少しでも残ってくれたら嬉しいな。







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