日記。

メール機能を使わなくなって何年か経った。今日、五年前のメールを読み返してしまった。家族からの心配の嵐。ずっと愛されていないと思い込んでいたけれど、これを愛されていないと言えるほど幼くはなくなってしまった。私も歳を重ねたし、家族もそれは同じ。どうしてやっと理解できたときにはそれを伝えられる状況ではなくなっているのだろう。よくある話。よく聞く話。まさか私の身に起こるとは。人生を歩んでいるなぁ、と非常に淋しく思った。誰かに聞いて欲しいし、誰かの意見が欲しい。私はこのどうにもできない後悔と感謝に押し潰されてしまいそうで、立ち竦んでいる。あまりにも恥の多い大人になってしまって、ごめんなさい。期待に応えられず、安心させてあげられず、気付くのが遅れて、本当にごめんなさい。心配してくれてありがとう。きっと私のことを心配してくれる人間は、あとにもさきにも、あなたたちだけでした。本当にありがとう。

結婚をして家庭を持って欲しいと何度も言われていたし、その度に喧嘩をするほど嫌だった。しかし今ならその言葉の真意も分かるし、相手さえいれば私もそうしたかった。未熟者。なんて未熟者。

毎日毎日ひたすらに自問自答と喜怒哀楽の繰り返し。一人きりで抱えるそれらの重み。いい加減頭を空にして酒を飲んで暴れたい。一度でいいから息抜きがしたい。ずっと怒ったり泣いたりしていて、疲れた。こういう気持ちを突然打ち明けてもいいのだろうか?当たり障りのない社交辞令のラインを続けているから誰とも仲良くなれないのだろうか。どうしたら人と仲良くなれるのだろうか。

色々考えているけれどもう本当にいっぱいいっぱいなのだ。子供の頃に戻りたいよ、誰かに泣き付きたい。

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