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#56 子供はやんちゃで問題ない【書評】問題児 三木谷浩史の育ち方

◾️はじめに

第三週は企業・起業系。
ちょっと前?(いや、今もですね)世間を賑わせる楽天、三木谷さん。
の育ち方について。

◾️要約

息子を信じて好きにやらせるが最後には道を外れないように見守ってくれた父と母により、三木谷浩史はファンダメンタルシンカー、つまり物事の本質を捉え行動する人物となった。
日本、さらには社会の発展に貢献するアントレプレナーである彼のような人を輩出するできるよう教育も変わるべきである。

◾️感想

三木谷さん自身も素晴らしいんだけど、ご両親のおかげ感が強い。
こういうのは珍しいのではないか。
経済学者の父から教わったベースで未来を見据え、変革を起こしている。
そんな彼に期待しよう。
・・・ではなく、自分も何かで続こう、って思わなきゃな。

”自分で考え、発言し、責任を持つ”
母親、節子さんの言葉が一番身に染みました。

パチンコ、麻雀を嗜み、勝負に強い。
そんなやんちゃが真人間になり、大企業を経営する。
しっくりくるストーリー。ポイントは真人間にする人、出来事。
彼の場合は父親だった。

◾️要約(詳細)

◆1章 三木谷浩史を教育した父と母の教え
経済学者の父と名家の生まれの母に温かくもしっかり見守られながら奔放に、
ただ最後は道を外れず、育った浩史。
好きなことに夢中になり、ありのままに生きていた。
一浪して一橋へ。そこで鬼主将としてテニスに明け暮れた。

※やる気になったら一浪で一橋大学に。すごいなぁ。

◆2章 三木谷浩史が選び取ってきた道
興銀で事務方でバリバリ働き、ハーバードへの留学を決める。
帰って、震災を機に、独立。
初めはコンサルをやり資金を貯める。
そして持ち前の明るさ、楽天的な性格を活かし、インターネットビジネスを始める。これで日本を元気に。

※自分が頭取になる頃、銀行はないかもしれない。そう思ったとして、その考えに基づき、行動を起こせるか。そこに不安はあるだろう。けど、自分の考えに確信を持てれば行動の妨げにならない。

◆3章 実業家が世の中を変えていく
プロ野球参入、TBS買収騒動、さまざまなことに挑戦してきた三木谷の想いは
「楽天経済圏の発展による日本をもっと元気に」
さらには経済団体の立ち上げとグローバル化のための社内公用語の英語化。
新しいことには反発がつきものだが、それを自らの信念と未来のビジョンで説得してきた。
その腕力からくる自信があるので常に楽天的にいられる。
ベースは起業直後の死に物狂いの日々。

※確かに日本語による言い回しの複雑さは時にスピードを遅らせる可能性がある。以上、よろしくお願いいたします。

◆4章 ヒーローだった父との永詠
影のブレイン以上の存在だった父との別れ。
情熱を持ち、ひたむきな姿を見せ続ける父は皆に慕われた。その父は去った。
息子はその死因となった癌の治療に投資し、人々の命を救おうとしている。

※どんなに素晴らしい人でも命は限られている。いい瞬間を見せることができるか。誰かのために頑張ることが途轍もない力を生む。



◆5章 三木谷浩史が描く教育とは
激変の世の中でもとめられるのはファンダメンタルシンカーであり、ハンター。
日本の教育を変えていく必要がある。
画一的でなく、自由にして多様性の中で教育していく。
失敗を恐れず、挑戦していく社会でないと閉塞を打破できない。

※その芽は着実に芽吹いている。Z世代の起業家がそう。そしてこの流れはどんどん加速する。
 さあ我々はどうする。未来を若者に託し、自分は上から目線か?

◾️アクション

数年後を想像しよう、そこで成り立っているのはどんなビジネスか考えよう。

◾️読みやすさ

★★


◾️ハッシュタグ

#楽天
#三木谷
#問題児

#子育て

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