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#93 言いふらしたくなることを【書評】マイクロソフト伝説のマネジャーの世界No.1プレゼン術

◾️はじめに

早いものでもう12月。第1週は人。タイトルにもあるマイクロソフト伝説の人の本です。
プレゼンについての本です。


◾️要約

プレゼンとは相手をハッピーにし、行動を促し、言いふらしたくなるようなものを伝えるものである。一人一人を意識して、スライド一枚、一挙手一投足に意味を持たせる。核をわかりやすく伝える。完璧を目指して何回もフィードバックをもらい高めていく。自分がプレゼンするから買ってもらえるようにする。

◾️感想

澤さん、インパクトのある見た目とみなぎる自信。
フットブレインに出ててその存在を知りました。
相手のために細かなとこまでこだわる。
徹底して実践する。
凄いっす。

◾️要約(詳細)

◆第1章 なぜ、私はプレゼンで世界トップになれたのか 伝わるプレゼンの大原則
トップになった理由は相手にわかりやすい説明を考えて実践したから。
それは以下の三要素に凝縮される。
 ・相手から行動を引き出す(どんな行動を引き出したいかをきちんと設定する
 ・相手にとってハッピーな未来を描く
 ・誰かに伝えたくなる、伝播できるプレゼンの核を作る

※ハッピー、ラッキー、ラブ、スマイル、ピース、ドリーム。

◆第2章 すべてのプレゼンはビジョン作りから始まる プレゼンは目的ではなく手段
まずは相手にとってのハッピーな未来を考え、どういう未来をつくりたいか、ビジョンを設定する。
そしてオーディエンスをプロファイリングして自分事として捉えてもらえるよう、自分自身を商品だと思って他責にせず、プレゼンする。

※大切なのは相手にとってそれが琴線に触れるかということ

◆第3章 一人歩きするプレゼンの核の作り方 いいプレゼンほど人に言いふらしたくなる
日頃からアンテナ立てて、考え、核となるものを作り出す。
時間軸を考え、抽象度を考える。
言いふらしたくなるか吟味し、練り直して生み出す。
テクニックとしては”あるある”を否定することから核が生まれやすい。

※自分が話したことを言いふらしたくなる=共犯者、仲間を作って広がっていく。

◆第4章 構成・ストーリーを作るために知っておくべき基礎の基礎 いいプレゼンをするまでの下準備
ワクワクするテーマ、テーマにワクワクをみつけ、相手が誰でもどんなストーリーにするかざっくり決めて、早めに相手に見せながらフィードバックもらってよいものにしていく。

※一月かけて作ってから見せるより、毎週見せてもらってコメントもらった方が何倍もいいものになるという話。

◆第5章 聴き手の興味が飛躍的にアップする構成&スライド作り
一枚のスライドであっても意味を考え、イメージができるように。
例え話や画像を駆使して顧客目線で考える。
数字はインパクトあるから使っていく。
仮にプレゼンにてトラブルがあっても落ち着いて対処する。

※なんでこのスライドにこれを書いたのか、説明できるように。

◆第6章 ここで差がつく話し方の極意 誰も知らない本番テクニック
姿勢、声の出し方、間の取り方、動き、全て意図して実施する。
導入部分で何をいい、最後はどんな気持ちで帰ってもらうか、決めておいたセリフを使う。
最後のスライドまでこだわり、共有物としてのプレゼンの場を細部までこだわりを持って提供する。
それらを”やってみる”とだんだん上手くなる。

※自分を撮影して見ることで意外な癖を発見できるかも。

◾️アクション

プレゼン前に録画して見直す。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#マイクロソフト
#プレゼン
#澤円
#スライドに意味を
#聴衆は全体ではなく個人個人として
#言語化
#やってみてより良くしていく
#実践あるのみ

#白黒ええよん


◾️

「自分のスキルを言語化するって難しいね」
「そうね、言語化して人に伝えるのって大変だよね」
「そう。さらになんか乗り気でないというか、なんか自分の価値が下がる気がしちゃう」
「え?なんで」
「盗まれる、ような。秘伝のタレだぞっていうような。あくまで感覚として」
「ふーん。わかる気もするが、、、そもそも誰も君の話、聞いてないって。君というか他人。」
「そんなもんだよね、どんな話もそうなんだよね。驚くほど聞いてない。そしてそれは自分の秘伝のタレについての話もそうである。それはそうだと、わかっているつもりなんだが。」
「そういうのを考えるのではなく、ちゃんと言語化するってことが実は自分のためになってるってことがこの本で学んだことかな」
「自分のリーダーシップポリシーなどもそうだけど、身についてるものを客観視して、言語化することでより自分自身で理解が深まる、ということがあるよね」
「はっ!!」
「え?なに?」
「今集中して纏っているオーラをずずずっと手にまとめて、それを丸い球にして、ポンっと出している」
「えっとそれが言語化に似ていると言いたいのかな」
「うん、発、というか。これを出せれば、さっき言ってた奪われちゃう、というようなものではなく、武器になる」
「自分がどういうオーラ?(がなんなのか、スキルだとして)を纏っていてそれはどういうものであるか言語化できたら、それは繰り返しできる、再現性のあるものであり、自分がビジネスの世界で戦っていく上での武器になる、ということですね。」
「そうそう。誰かが言ってたよ。プロフェッショナルとは再現性である、と。繰り返し何度でもどんな場面でもそれができること、これがプロであると。」
「なるほどー」

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