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#58 何年目でも読んでおくべき【書評】マッキンゼー流 入社1年目の問題解決の教科書

◾️はじめに

第1週は人。コンサルタントや実業家など突き抜けたビジネスパーソンの本。
新年度、ということもあり、ふさわしいかな。

◾️要約

上質の仕事をして自分を上げていくこと。このマインドセットで取り組むのがプロフェッショナル。
そして問題解決についてはそもそも何が問題で、どうあることが望む状態かを考える。その状態へ近づくために、仮説検証を行い、相手をハッとさせる提案まで高める。日頃から高い意識で鍛錬を行うことが大切。


◾️感想

入社1○年目でもできてない部分あるので読むことに意味がある本だなと思う。
特に仕事への意識が薄れがちな中堅こそ、改めて読むべきだと思う。
この中で「見た目も憧れの人を真似て上質のものを」という部分について
昔なら「何を言ってんだ、分部相応でいい」と思っていたが、こうすることによって外見から変わって内面も変わっていく部分はあると最近は思う。
プロ野球の新庄選手も同じようなことを言っていた。
(ちょっと違う?)

complete work 自分でやり切ることが自分を高めていくことなのだと思う。
少しでも良い方向へ変わっていく。
これが大事。客観的に目に見えると伸びたことの喜びも感じやすいし、続くんだろう。けど見えなくても続けていくことが大事。いつか大きなところへ届くから。

◾️要約(詳細)


◆第一講義 マッキンゼー流 プロフェッショナルの流儀
クライアントの真の問題は何か、それを常に考え、全てにおいて完全な仕事を徹底する。
バリューを出すことにひたすら真摯に取り組む。職人気質な面もある。現場に足繁く通う泥くささもある。
上質の仕事をして自分を上げていきたい、そんなマインドセットこそ、プロフェッショナルである。

※真摯に取組む。これが大前提。”仕事きっちり〜”は本質だと思う。

◆第2講義 マッキンゼー流 問題解決の基本プロセス
まずは何が問題かを明確にする。そのためにありたい姿を明確化し、どういう状態であればいいのかを考える。
そしてその問題に対して主要な課題を設定し、それを仮説として検証していく。
そのためにロジックツリー、イシューツリー、空・雨・傘などのフレームを使い、
真に解決することのできる提案を行う。誰が、何を、どのようにすればいいのかが明確である強いロジックの提案を生み出す。

※知識としてフレームワークを知っておくことも必要。しかし重要なのは知っていることではない。使いこなすこと。

第3講義 マッキンゼー流 情報の取扱力
日頃から生の情報を取得し、その情報の意味合いを見出す。
ただ情報をまとめるのではなく、新しい発想へのスイッチにすることが大切。
そこで大事なのはあなたがどうなりたいか。そのためにどんな方法があるのかを常に考えておく。
ゼロ発想。そこに縛りは要らない。

※ただ情報を受け取るのではなく、スタンス・考えを持つと意味を持ち、繋がってくる場合がある。

◆第4講義 マッキンゼー流 問題解決力を高める思考術
問題の本質、核心は何かを導き出す問いを五感を研ぎ澄まし、自分の思考の枠を意識し、時にそれを外してフレームワークを使って無駄なく明確にする。
繰り返し、その問いが適切か、他の見方はできないかを考え、精査する。
そこから導き出された問いの解決策をコンパクトにまとめ、一言で相手に伝える練習をすることで問題解決力は格段に高まる。

※基本プロセス(第2講義)について、思考術で対応していくと実効力、つまり問題解決力が伸びていく

◆第5講義 マッキンゼー流 自分力の高め方
自分の価値を発揮する方法を知って、見た目をシュッとして常にシンプルで高バリューを発揮したいと思い、行動につなげていく。そのためにいいものを持つ。
こうしたいというお手本を持ち、その人を真似してみる。
あらゆる可能性を考え、否定、判断をしない。自分に意識が集中していること。

それが自分を高めることにつながる。

※人のこうありたい、こういう経験したい、こんな楽しいことしたい、という欲を想起させ、モチベーションに繋げるのもいい。

◆第6講義 マッキンゼー流 プロジェクトで結果を出す力
自分の存在、強みをどう活かすか。
高いバリューを出すために何をすればいいのか。
上司とホウレンソウするのは当たり前、その方がバリュー出せるから。
周りの人はフォローしてくれようとしていることだってあるから助けを求めてもいい。
そもそもなんだを問いにして相手をハッと思われるレベルを常に目指そう。
やり方はいくらでもある。

※自分の強み、存在価値を浮き上がらせれるか。客観視する必要がある。

◆第7講義 マッキンゼー流 プレゼンの技術
プレゼンは人にアクションしてもらうために行うものである。
伝えたい、共有共感したい事を明確にし、ストーリーを考える。
ストーリーに沿った上で、メッセージは言いたいことを相手の心に刻めるよう洗練させたもので伝えることが大切。

※言って終わりではない。言ってからが始まり。聞いた人が動くことで物語は始まる。

◾️アクション

何か1つでも”だいたい”、”まいっか”、ではなくやりきろう。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#マッキンゼー

#入社一年目

#問題解決の教科書

#大嶋 祥誉

#フレームワーク

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