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#129 ペンは剣よりも【書評】親子で伸ばす言葉の力

◾️はじめに

今月は子育て系。
2回目は齋藤孝先生の本です。
もう、(出版数や影響力が)凄すぎる教育学者の一冊。

◾️要約

・言葉の力がなぜ必要?

社会に出て自分の適正に応じた実力を発揮することが子供の幸せ。
そのためには全ての活動において言葉の力が必要となる。
だから言葉の力は必要。

・言葉の力って何で構成されている?

言葉の力は要約力、見通し力、文脈力で強くできる。

・どうやって伸ばす?

親が(特に子供が小学生の時は)寄り添ってその子にあったやり方で伴走して自分のことを好きになるように、一緒に育てていくことが大事。

◾️感想

寄り添って、、、あげれているだろうか。
1つ1つ言葉に反応してすぐ叱ってしまっている自分を反省しました。
この本で内容よりも読んで自省している自分がいました。

「子供を導けるのは小学生のうちだけ」
これはとても印象に残りました。
何事にも限りがある、改めて気付かされました。

これからはちゃんと子どもに向き合って受け止め、将来のためになるアドバイスをしていければと思いました。
(言葉の力にあんまり関係のない感想となってしまった。。)

◾️要約(詳細)

◆一時間目 頭がいいとは言葉の力があること

すべての活動には言語が伴うので言葉の力を高めることが生きる力につながる。
反復トレーニングで勉強することが集中力を高める。

◆二時間目 言葉の力は家庭で育てる

小学生のうちは親が伴走してあげる。
声かけしながらその子にあったやり方で勉強の習慣をつけさせる。
やりっぱなしにせず、できた、わかったを味わえるように。
映画や漫画でもいいので親も一緒にみて感想を言いあい、一緒に成長していくのがいい。

◆三時間目 要約力はコミュニケーションの基本

言いたいことや言っていることをまとめる力が要約力。
これからの世の中を生きるために必要な付加価値をつけるために要約力が必要である。
育む方法としてはアニメや漫画で具体的に何が楽しかったかを聞き、3つのポイントとして挙げられるように訓練することで伸ばすことができる。

◆四時間目 見通し力がつけば不安から解放される

先が見えないと不安になるし、やることがたくさんでも不安になる。
不安を打ち消すために見通し力をつける。
いまどのくらいであとどれくらいかを考えさせる。
長期的な目標を立てることにもつながる。
行きたいところまで何をすればいいか今自分が取り組むべきものが明確になると頑張れる。
すべてをやることはできない。
優先順位をつけて効果の大きいものから取り組む。

※ここのポイントは寄り添うこと。
子供がまだ長期的に考えることができない(前回の方法記憶レベルまでいってない)場合はヒントを出しつつ、最初は手本を見せつつ、進めるのがいい。
1年から夏休みの計画を立てさせても無理がある子もいる、ということ。
できる子もいるんだろうけど。

◆五時間目 文脈力が将来の成功を左右する

どういう流れで話が展開していて、誰がどう考えているかを把握する能力。
主観と客観を分けることが文脈力を培うことにつながる。
親が寄り添い、3色ボールペンで大事(赤)、まあ大事(青)、面白い(緑)をつけ
比較してみてトレーニングする。
ネットの使い方も全て鵜呑みにせずにちゃんと見極める力をつけよう。

※言われたことを超短期視点で受け止めることが多い我が息子。
一言一句違っていると「なんで?」という。
やり方でなく、答えを覚えてる。
けど、そこから無理やり方法を覚えさすことは飛躍しすぎ。
一歩ずつ。少しずつ。なんでできないの?、は浮かんでも消そう。

◾️アクション

子供の言葉に反射的に、感情的に、対応しない。

◾️読みやすさ

★★★。読みやすいです、という意味。

◾️ハッシュタグ

#たくさん出版
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#名無しのセミ


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