見出し画像

とにかく仕組み化

みなさま、おはようございます 渡辺です。
今週は、「とにかく仕組み化」- 安藤広大 を紹介します。Aさんが年末年始に読んだ本ですね。

「仕組化」の反対は「属人化」、今業革部で行っている業務整理は、正に「属人化」業務を詳らかにし、「仕組化」することなんだと思います。この本の主たるメッセージとは異なってきますが、今週は「仕組化」について章を追いながら紹介していきます。


正しく線を引く

先ず、第1章は、「正しく線を引く」です。
要は、意志決定をしてルールを決めるということです。

個別対応は行わず、一貫することで何かの折には仕組みに立ち帰ることが出来るようになります。そして、決めたルールは明文化して問題が起きないようにするというのがポイントとなります。さらには、朝令暮改を恐れない。

実行していく中で、もっと良いルールが出てくることもあるでしょう。そういう場合には、潔くルール変更することも大切です。最後に、権限を与える。これもルール設定の一つではありますが、業務を進めるうえで必要な権限がないと、管理側に確認や相談、報告が次から次へとあがってきてしまいます。必要な相談というのは大切だと思いますが、必要以上になると、仕組とみとして回らなくなってしまうので、適切な権限設定というのが必要ですね。

それでは、今日から6月になりますね。
今月もよろしくお願いいたします!

本当の意味での怖い人

みなさま、おはようございます 渡辺です。
今週は、「とにかく仕組み化」 を紹介しています。2日目の今日は、「本当の意味での怖い人」です。

怖い人というと、どんなイメージがあるでしょうか?急に怒りだす。呼び出されて、延々と詰められる。罵声を浴びせられる。こんなのは、今の世の中は完全にNGですね。そして、そのような環境では忖度やご機嫌伺いが横行し、メンバー同士が慰めあうような環境が構築されてしまうということです。そうならない為には、「明文化されたルール」が存在するということです。そして、そんな環境でのマネジメントとは、

「手を抜いたことが見抜かれる」
「言い訳が通じない」
「ルールを守らないと指摘される」

このようなことが求められます。そして、これを徹底できる人こそが、本当の意味で怖い人であり、本当の優しさを兼ね備えた人とも言えます。

そして、そういうマネージャーが存在するということが、適度なピアプレッシャーを生み出し、良い仕事が出来るようになるというわけです。中々、難しいですが。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

負けを認められること

みなさま、おはようございます 渡辺です。
今週は、「とにかく仕組み化」 を紹介しています。3日目の今日は、「負けを認められること」です。

この章のテーマは、「比較」です。ヒトとは、比較する生き物です。例えば、ラーメンを食べて美味しいと思うとき、今まで食べたラーメンと比較して判断しています。例えば、怖い映画を観た時も、過去に見た映画と比較して、怖いとか面白いとか判断していたりするわけです。

「仕組化」において、大切なのことの一つは、基準を作るということとなります。基準があるからこそ、その基準に対し現在地を明確にすることが出来る訳です。今日のタイトルである、「負けを認める」とは、基準に対し自分が(組織が)足りていないことを明確にして受け止めることが出来るということになります。

そのうえで、同じような環境、例えば社内での成功パターンを元にまずは、守破離の「守」を徹底してやってみるということです。

これは、組織の「知」のフレームワークにおける、SECIモデルというのがあるのですが、具体的には以下4つのプロセスを繰り返していくものとなります。

・共同化プロセス:OJTなので、一緒に業務をやってみることで、先輩のノウハウを見て覚える
・表出化プロセス:共同化で得た暗黙知をマニュアルに落とし込むことで、表出化し、形式知にする
・結合化プロセス:自らの過去の経験やノウハウを取り入れることで、新たな方法で業務の効率化を図ったり、新たなやり方を生み出す
・内面化プロセス:ここまでのプロセスを経て、個人で繰り返し行うことで、習熟度があがったり、新たな工夫が生み出される

これが繰り返されるというのも、仕組化の一つとなりますね。
それでは、本日もよろしくお願いいたします!

神の見えざる手

みなさま、おはようございます 渡辺です。
今週は、「とにかく仕組み化」 を紹介しています。4日目の今日は、「神の見えざる手」です。

「神の見えざる手」と言えば、イギリスの哲学者アダム・スミス(1723-1790)の「国富論」の考え方なのですが、

市場経済において、各個人が自己の利益を追求すれば、結果として社会全体において適切な資源配分が達成される

というものです。これは、CHROの方針資料でも述べられている「個の成長=組織の成長」の考え方にも近いですね。

市場経済の話ゆえ、汎用性も高い分、レゾンデートル(存在意義)が分かりづらかったりします。

それゆえに、芯の部分で何を大切にしていくのか?というところに立ち戻る訳です。アジャイルサムライの「我々はなぜここにいるのか?」だったりするのですが、それが「企業理念」というわけです。OCで言うと、

「寄り添う力」という強みを生かして
「ワンマイル・イノベーション・カンパニー」を目指し、
「暮らしに新しい文化を創る」というミッションを果たす。

これが企業理念です。さらに、もう一歩踏み込んで期初に方針発表を行ったりしますが、それは企業理念を実現の為に、今年1年われわれの組織は何を為すべきなのか?を明文化する会です。これが一つの基準となり、企業理念に近づく=よい。企業理念から遠ざかる=ダメ。という判断軸を共有化出来るということです。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

より大きなことを成す

みなさま、おはようございます 渡辺です。
今週は、「とにかく仕組み化」 を紹介しています。最終日の今日は、「より大きなことを成す」です。

テーマは割と大きめですが、メッセージとしては「チームプレイ」です。今週は1週間、「仕組化」について考えてきたのですが、要旨としては「属人化」による不公平やゆがみを正していこうというものです。この章の冒頭の文にもあるのですが、

大きな荷物も、小さく分けると、持ち運べる。
その当たり前のことが、仕事となると出来なくなります。
1人の力を過信する。
「気合でできる」と思ってしまう。
誰でもできることは、救いです。
友達じゃなくても助け合えるのも救いです。

1人では出来ないけど、チームだったら出来る。自分でなくても、誰かが出来るという安心感があるから、頑張れる。このチームだったらなんとかなるという組織効力感を醸成するためも含めての仕組化というわけですね。

というわけで、今週は「仕組み化」ということについて考えてきました。
今週もあと1日。本日もよろしくお願いいたします。
(2024.06.03-06.07)

サポート頂きました分は、他の方へのサポートに使わせて頂きたいと思います。サポートの輪が拡がっていくとよいですね。