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#05「デザインコンサル会社の調査分析」

今回は
正確なユーザー像を炙り出すために
私たちデザインコンサル会社が行っている
調査分析
についてお話ししていきます。

みなさんはご自分のお客様に
「なぜウチの商品を選んでくれてのですか」
と聞いてみたことはありますか?

実はこれ以外にやったことがない
という会社さんが多いんです。


ウェブサイトを何人見にきた?
何がどのくらい売れた?
どこのページが何分みられた?

企業のウェブサイトやECサイトを
担当されている方たちは日々
様々なデータをみながら施策を
考えていらっしゃるのではないでしょうか。

一般的に調査分析としてわかりやすいものは
お客様アンケートやコンバージョン率など
所謂、定量で行われるものがあります。

量としての数字を分析することが
主になる手法ですよね。

それとは別にネット上に掲載されている
自社のお客様の声を拾い出し
それをカテゴリーを分けて整理
そしてその傾向からユーザー像を立て
その仮定として出たユーザー像を
自社の顧客から当てはまりそうなユーザーを
ピックアップしてインタビューをとる。

これが冒頭でお話ししたユーザーインタビューです。

このインタビューでは、ネット上に出ているユーザの口コミが信用できる口コミなのか本当にユーザがそう思っているのかを、リアルなユーザーに確認を取る為におこなうという機能もあります。

また本当はどのような心理があって
ユーザーが自社の商品を見つけ競合と比べ選び
購入のきっかけや理由になったのかを
事細かに解析することができるのです。

こちらはユーザーの言葉や行動から分析することが主になるいわゆる定性分析という手法です。

デザインをする為のリサーチにもなる場合
デザインリサーチとも呼ばれます。

ユーザーの心理、気持ちから
内側に隠れている本音を炙り出し
ユーザーの解像度を上げていく。

これは私たちの様なデザイン思考を使う
デザインコンサルタントが得意としている

"ユーザーの声なき声"を拾う事で

ユーザーが本当に求めているサービスや商品を
新規事業や新商品として形にできる
アイディアの源になります。

またこれらはデザインリサーチとして
大きな役割を果たしており最終的なデザインが

担当者の好みやデザイナーの思いつきではなく
エンドユーザーの方たちが心地よく
商品が持つ価値や企業の想いが正確に伝わる
デザイン
をアウトプットとして提供することが
できるのです。

「新商品を出しても売れない…」
「新サービスをリリースしてもイマイチ反応が悪い…」

 そんな時
あなたはあなたの会社のユーザーを
思い込みで描いているかもしれません。

そう思われた方は今一度お客様の声を聞き
分析してみる事をおすすめします。

では次回はユーザーインタビューから
お客様の本音を炙り出した事例
について
お話します。

 

 

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社長ブログ『大谷が斬る』

毎月2回(第1・3金曜日)に更新中。

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