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3,000円でグラスつき!? アルボラリスでシングルモルトを始めよう!


ワシじゃ! グレングラント・アルボラリスが、ストレート用のテイスティンググラスとセットで、Amazonで3,000円で発売されとる。

これは注目商品じゃ。なぜなら、シングルモルトウイスキーをこんな安価で、しかもストレート用のグラスつきで購入できるというのは、すごいチャンスだからじゃ! 考えてもみよ。ボトル3,000円ということは、ショット1杯125円という事じゃ。

グレングラント・アルボラリス……それはグレングラント蒸留所がリリースしたシングルモルトの銘柄であり……年数表記がないかわりに、リーズナブルで、しかし充分に美味しいアイテムなんじゃ!

ちまたでウイスキー初心者にオススメされる銘柄といえば、これまでは、シーバスリーガルミズナラとか、デュワーズホワイトラベルとか、ブラックニッカディープブレンド等のブレンデッドウイスキーで、飲み方の提案もハイボールしかなかった。

一般的にブレンデッドウイスキーは、様々な蒸留所のモルト原酒をバランスよく混ぜたうえで、「サイレントスピリット」とよばれる、味にクセのないグレーン原酒を7割ぐらい配合しているもので、味の個性よりも万人受け感が重視されている。もちろん銘柄ごとの違いはあるとはいえ、結局ドングリの背くらべ的に似通ってくるものじゃ。

いっぽう、このグレングラント・アルボラリスのようなシングルモルトは、単一の蒸留所のモルト原酒が100%じゃ。個性豊かで、銘柄ごとに全然味が違い、奥深いんじゃ。

ブレンデッドウイスキーのハイボールはあくまで喉越し・爽快感・食事が主役じゃ。しかしシングルモルトをストレートで飲む事をおぼえると、一気にウイスキーの世界が広がり、グッと楽しくなるんじゃ。

これまで、ストレートで飲むには、きっかけが必要じゃった。「度数40%の酒を割らずに飲むなんておかしいよ」「喉が焼けるでしょ」「ショットをイッキするわけ?」と勘違いされるのがオチじゃった。なにしろストレートで飲む場合、基本的にそれらしいグラスが必要であり、ハイボールのように、家でビール飲んでるようなグラスで飲むわけにはいかんからじゃ。

グレンケアンとか言われても「なに? 暗号?」みたいなものじゃろう。敷居の高さは否めなかった……。ハイボールで「ウイスキーを美味しい」と思った人が、次にストレートを飲んでみる導線は、これまで存在しなかったんじゃ。

ギュッ

このグレングラント・アルボラリスはシングルモルトとしては破格の安さじゃ。だからといって、ショボかったりツンツン痛かったり安焼酎みたいだったりするような事は無く、ちゃんと、まっとうで美味しいシングルモルトじゃ。もちろんハイボールにして飲んでも美味いし、今回付属するグラスを使って、ストレートで味わうこともできる。楽しみの選択肢が増えるんじゃ。

アルボラリスは美味しいんじゃ

グレングラント・アルボラリスをテイスティンググラスに注ぎ、そして鼻を近づけて嗅いでみるとよい。シトラスや林檎を思わせる爽やかで華やかな香りと蜂蜜のような甘い香りがゴキゲンじゃ。そして少量を口に含んで広げてみると、水飴のような魅力的な甘さが広がり、香りが口の中から鼻に上がっていって、至福の心地となるじゃろう。どんどん飲める!

アルボラリスは「木漏れ日」という意味らしい。なるほど確かに木漏れ日を思わせる、心地よく、リラックスできる、気負いのないキャラクターじゃ。コストを抑えつつ原酒のバランスをとってトータルで美味しいところに着地させる事に成功した、非常に良くデザインされたシングルモルトウイスキーなんじゃ。

この銘柄の人気が爆発したことで、グレングラント自体の知名度がアップし、ブランド価値も向上した。名プレイヤーじゃ。そしておぬしは、このアルボラリスを通して、ハイボールで飲む以外の楽しみ方を身につけることもできたというわけじゃ!

そうなると、次に何を飲んでみるか、ウズウズしてくるじゃろう。そうなればこっちのもの……いや、何でもないんじゃ。引き続きウイスキーを楽しんでほしいんじゃ。次に何を飲むかは、ワシの記事や、他の人のYou Tubeやらブログやら見てみるのもよいじゃろう。

今回、グラスセットがAmazonに出たので急いで記事にしたわけじゃが、もし今後グラスセットが終売してしまっても、是非アルボラリスはシングルモルトの入門として試してみてもらいたいものじゃ。

今日はここまでじゃ。またの!


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