SS アデルと剣豪少女 #むつぎ大賞用 サイエンス・ファンタジー参加用
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別式女として私は死ぬ運命だ。某城が攻め落とされるのは必然で敵はもう階下に到着していた。私は太刀を何本か用意をして畳に突き刺す。鎧武者が部屋に入ると「女がいるぞ、城主はどこだ」と叫ぶ。袴を履いて腰に刀を差した私は長巻を使い敵の首を切り裂く。何人か倒すと血脂で切れ味が悪くなった長巻を捨てて刀に切り替える。はじめは女と油断した相手だが前後や左右からの同時攻撃で私は疲弊をした。最後は槍を使われて倒れた。城主様に少しでも恩返しは出来ただろうか。子供の頃から女であっても主君を守れ