距離を詰めたがる母と女上司

子供の頃、なんとなく、母を突き放すようになったことがあった。



それは、突き放して、ちょっと他人同士くらいの距離感になると、母のヒステリックも落ち着いているし、無駄に口論することがなくなったから。




「母とは、あまり話さない方が平和なのだ!」



シンプルな会話を心がけ、プライベートな話(彼氏や友達について)をすることを控えた。



話すと、勝手に悪い方へ悪い方へと想像し、心配し、私を拘束する。





そして私は抵抗し、それは最終的に喧嘩へと発展する。


拘束したい母と、断固拒絶する私と。





程よい距離感=相手の気持ちを尊重すること

だと私は思う。





母は、その距離の保ち方を上手くコントロールすることができない人だった。



今の上司もそう。





距離を縮めると、一瞬仲良くはなる。


それは間違いない。




ただ、縮め始めると、止まるところを知らない。

ここは、入ってOK、ここは、入っちゃだめ。




その入ってはいけない部分を、家族だから、友達だから、恋人だから、仕事仲間だから、というのを都合良く引っ張り出してきて、相手の気持ちを無視する自分を肯定してズカズカ入ってくるのが、コントロールできない人だ。




でも、

「コントロールして!」と言ったところで、彼らは自分がコントロールできているかどうかも理解していない、無意識にやってしまっている部分もある。




だから、こちらから距離を取っていくしかない。




あまり離れすぎても、コミュニケーション不足になるし、近すぎては、お互いのスペースの危機が起こるし。





私が距離を縮めない=懐かないことに対して、上司は不満気で、それが精神を不安定にさせ、寂しそうにしたり、八つ当たりしてくることも、今はある。




でも、距離はあった方が、本当は快適に過ごせるんだってことが少しずつ解ってくると良いと思う。


そのためには私がしびれを切らさず、粘り強く、距離を保っていくしかない。

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