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【日記】オンラインラテンダブルス参戦記〜勝負に出れば負けの方が多くなる〜

ちょっと前になるけれど、オンラインラテンダブルス競技会に参戦した。結果はチャチャが3位で、サンバが準優勝!

ぜひダブルスについて、こちらをご一読いただきたい。個人的にもめっちゃ推してる社交ダンスの新ジャンル、新競技スタイルなのだ。

自分で参戦して、公式の記事を自分で書くというスタイル。だからって、記事はもちろん忖度なしですよ!

今回は第一回目ということもあって、運営さんが試行錯誤したのが見て取れた。特に悩ましかったと推測するのが、想定より参戦する人が増えたこと。競技会としては喜ばしいことではあるけれど、結果としてかなりの割合が予選落ちとなった。

特にダブルスという敷居の低い競技会、初出場の人も多かったと聞く。競技会というよりは自粛の中で楽しめるイベント的な位置付けで参加した人もいたようだ。初出場が一発(一次予選落ち)だった人のショックはいかばかりだっただろうか。

決勝進出したからって、上から目線で言ってんじゃねーよと思われるかもしれない。でも、待って、待って。


私も現役バリバリで競技選手だった頃は、死ぬほど予選落ちを味わったんですYo!


最終的にはA級になったんだけど、思い出深いのはB級に上がった時のこと。私たちはC級時代が3〜4年あるのだけれど、当時B級に上がるには持ち級のC級戦以上で前・後期それぞれ決勝に入らなければいけなかった(たぶん)。準決勝なら2回かな。決勝1回、準決勝2回、のような(だから、たぶんね)。

もちろんC級戦に出場するし、その上位のB級戦にも出るでしょ。一つでもチャンスが欲しいから、身の程知らずにオープン戦にも出場するわけだ。するってーと何が起こると思います?


負けるんだよ!


もうね、ひたすら負けるの。

オープン戦なんかしょっちゅう一発。C級・B級戦では、学連卒とかジュニア出身の上手な子たちが毎年、突如現れては頭上をヒューンと消えていく。

我々社会人出身の微妙な成績のメンバーが、毎年同じクラス戦で顔を合わせて仲良くなるわけ。
競技会後の飲み会、そのメンバーと行ってはクダを巻いたもんです。負け組の我々が飲み会序盤から飛ばして、酔っ払った頃に勝ち組が現れる。仲間がいいところまでいって祝福する気持ちも本当なんだけど、自分たちの不甲斐なさに本当に泣けたよね〜。

終いには、今日のエントリー代を踊った曲数で割って、一曲1,000円以上だね、練習場代より高いじゃ〜ん…とネタにする始末(どんだけ自虐)。。

でも、その時に勝ち組がくれたアドバイスや、交流や、その後一緒に練習したことが糧となって、ちょっとずつちょっとずつ前進していく機会でもあった。

忘れないで欲しいのは、競技会のチェックというものはその時のジャッジが目に入った選手を入れていく。規定の数に達すればもう入れるものはないわけで、チェックが入らなかったからといって、あなたの踊りがダメってことじゃない。

コツコツとテクニックを磨き、練習を積み上げ、衣装やヘアメイクも自分に似合うものを選び、自分の見せ方がわかってきた頃、ある日突然ご褒美のように結果がついてくる。

私たちがB級に上がったのは、C級戦ではなくB級戦だった。

だから誰がびっくりしたって、昇級して一番びっくりしたのは自分たちだった。

それまで、C級戦で予選落ちすることもあったんだもん。後楽園で開催されたB級戦で決勝入りし、次の大桟橋のC級戦でも決勝に入って、晴れて昇級することができたってわけ。

あまりにも予想外すぎて、準決勝後のチェック表の前で号泣して、リーダードン引き(マジで引いてた)。みんなに
「メイクが落ちる!まだ決勝踊るんだぞ!」
と慌てて止められ、誰かがメイク直してくれたり、てんやわんやだったのは今でもいい思い出(笑)。


ちなみに、ダンスだけではなくライターとしての仕事も同じようなものだと思います。コツコツやってると、ある日突然、自分では望外のトライアルに合格したり、スカウトが来たりする。

ダンスでも、執筆でも、勝負に出た瞬間に負けを覚悟しなければならない。

負けることの方が多い人生になる。

勝ち続けて負けを経験したことがない人の方が少数だし、そんな人いないんじゃないかな。何かを得ようとすれば、必ず負けることの方が多くなる。


でも、勝った時の喜びを味わうための負けなんだと思っています。



とはいえ、ダブルスは今後参加者が増えてくれば、ガチ勢とお楽しみ勢でなんらかのセクション分けができていくんじゃないかな〜(個人の見解です)。

一緒に踊ってくれた舞先生には感謝の気持ちでいっぱいです。基礎を一から見直したので、ベーシック上手になった気がします。衣装やアクセサリーを探して、これはどう?あれはどう?と相談するのも楽しかった♪

また、いずれ出場したいものです。
お互い、頑張りましょう。

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