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採用されない!クラウドワークスで受注数を増やすための記録

最初の数ヶ月、私の頼みの綱はクラウドワークスでした。ランサーズやココナラはなんとなく合わず、ひたすらクラウドワークスの住人になっていました。しかし、応募しても返信なし&不採用は当たり前。

案件を探し、応募文を考える時間も合わせて時給換算すると大変なことになります。単発で依頼をもらっても、その1記事のためにレギュレーション(こんな風に執筆してね!というルール)を確認するのはコスパが悪い…。

目指すのは継続案件で、案件探し&応募をしなくても、クライアントから「来月は〇本お願いします」と言われる安定した環境です。

ほんとにそれだけ?経験はとにかく多いに越したことはないでしょ!

まずは、充実したプロフィールから。取得資格、経験、特技などなど、就活並みに自分の棚卸しを始めます。webライターは、どんな経験でも役に立つんですよね。もちろん、資格があれば執筆分野を絞りやすいのですが、全然なくてもダイジョウブ…!

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ちなみにこれは、実際に私が得意とする分野で執筆した例。ほかにも、ちょっとカジった程度のキャンプやDIY系の案件も受注しました。なにがヒットするか分からないので、プロフィールにはとりあえず何でも詰め込む作戦です。

クライアントが求めている応募文を考えられたら勝ちでしょ!

素敵な求人を見つけたら、とにかく応募を繰り返す日々。最初は不採用が当たり前でしたが、少しずつ選んでもらえるようになりました。ときには「応募者50人/採用1人」なんて枠もGETできるように…!

正直、金融記事の募集で「主婦です」「学生です」「FP2級です」…という応募があれば、記事の権威性(資格持ってる詳しい人が執筆した記事なんだよ~!すごいでしょ~!)のためにも、FP2級さんを選びますよね。そこに銀行で勤務していた人がいたらFP2級さんも負ける。そりゃそうだ。

でもこんな感じだとどうでしょうか?


節約記事の募集です!節約に関する執筆経験&実体験を添えて応募してください!

  • 学生です!経験はありませんが、webライターになりたくて初心者から始めました!勉強させてください!よろしくお願いします!

  • 副業でwebライターをしています。普段は建設系の会社で働いており、資材の発注や点検を担当しています。私の長所は、誰にでも優しくできるところです。

  • 主婦歴20年、月収20万円でも月5万円貯金する節約家です。節約記事の執筆経験はありませんが、節約に特化したSNSでフォロワー1万人を獲得しています。

  • webライター歴3年、執筆本数100本以上です。マッサージ師の資格を取得しているため、健康に関する分野が得意です。よろしくお願いいたします。


ははははは。私がクライアントなら主婦を選びます…!なぜこちらがお金払って初心者にノウハウを教えなくてはいけないのか。そして、こちらの「節約に関する執筆経験&実体験を添えて応募してください」というお願いを無視して自分語りするような人は、執筆でも読者を置いてけぼりにするはず。

まあ、私がこんな簡単なことに気付いたのは、しばらく経ってからですが。読者がタイトルを見て記事を読もうか考えるように、クライアントも応募文を見てからポートフォリオを開くんですよね。いくら良い実績があっても、応募文でしくじったら目を通してもらえない…。

実際にライターを募集する側になってみた

ライターとしての仕事が軌道に乗ってから、手一杯になったときに外注も検討しました。ただ、私がしたいのはディレクター業ではないし、せっかくスキルを認めて依頼してくれているのに私以外が書いたものを提出するなんてやっぱりイヤで。

ただ、クライアント側の視点に立つのも勉強になると思い、1度だけクラウドワークスで「情報を集めて整理してほしい」といった趣旨の募集をかけてみました。ある程度経験のある人が欲しかったので、およその文字単価は1文字2円。募集文には「TwitterやInstagramを使って情報を集められるか?」といった質問を入れていました。

募集をかけてから数時間で、あっという間に応募が集まりました。20人近く集まったところで選考を始めましたが、16人は応募文無視のテンプレ。

4人は「Twitter、Instagramは普段から使っているので情報収集可能です!」との記載ありでした。16人のポートフォリオは開いてもいません。

4人のうち1人は「〇〇の情報収集であれば〇〇や〇〇に関する書籍も参考にして取り組みます」と、提案の一文が…!まさに、クライアントが何を求めているか考えている応募文だと感じました。(この人を選んだ)

今は仕事が安定していて、クラウドワークスであらたに案件を探して応募することはありません。ただ、募集する側になった経験は今後も活かせるな~と感じています。

「なかなか応募が通らない~」と感じている人は、自分の経験をもっと深掘りする!そしてクライアントの立場になって応募文を考えてみてくださいね。

ちなみに、小さな経験を誇張するのはギリOKですが、嘘を書くのはNGだと思っています。実力がないのなら積んでから。単発で「もう大丈夫で~す」と言われることが続いたら、自信の文章力を疑ってみてもいいかな…?