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初めて取材したときの話

初体験の淡い想い出は実に感慨深い。そう思ったことはありませんか?
何十年前の初体験も細部までは思い出せないものの、ある程度は覚えているものです。

細切れの記憶をつなぎ合わせて、今を生きているWebライターの「のがゎ」です。

特に初めてで失敗した話などは、人の話を聞くのも面白いもの。私自身も数々の失敗を繰り返し、今に至ります。それも人の歴史です。

機会がありましたら、ぜひあなたの初体験も聞かせてください。

さて、今日は私が初めて取材したときの話をしたいと思います。「案ずるより産むが易し」とはよく言ったもので、意外と大丈夫なものです。取材に挑戦してみたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみてください。

SEO記事以外の何か

似たようなSEO記事ばかりを執筆するのも飽きてくるなぁ……
Webライター歴も長くなってくると、そんな風に感じる人も多いのではないでしょうか。

実は私もその一人。あるとき、毎月10記事の依頼を受けていたクライアントさんから「来月から3記事でお願いします」との連絡を受けました。SEO記事の執筆に飽きてきたとは言え、報酬が激減です。7割減はキツイということで

新しい仕事を見付けなければ……

そんなとき、たまたま目に入ったTwitterの投稿が「取材の講座を受けた」というものでした。2022年11月のこと。

取材記事かぁ~。
そういうのもやってみたいけどなぁ。

いつかは取り組んでみたいと思っていたのですが、なかなかはじめの一歩が踏み出せません。まさに、迫りくる戦車の前で竹槍を持って後ずさりしている図が脳裏をよぎります。

欲しがりません、勝つまでは……
何に勝てば欲しがっても良いのかは謎ですが、心の中で叫びつつ撤退しました。

思い切って応募してみる

画像はイメージ
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もやもやしつつ、年を越します。
このままでは積み立てNisaの引き落としができない……
そんな2023年を迎えることになりました。

駄目だ!竹槍でもいいから攻撃を仕掛けなきゃ!

そんな風に思っていたとき、たまたま見掛けた「ライター募集」のページ。気が付けば応募していました。

もちろん、応募してから後悔しました。
「取り消そうかな……」と。

しかし、話は思いのほかとんとん拍子に進み、Web面談の日程まで決まってしまいました。この時点でもまだ、取材がどのようなものなのかもわかっていません。しかし、真夏のお風呂のお湯くらいの熱い想いを、思い切って担当者Aさんにぶつけます。

「こいつ、本当に大丈夫か?」

そんな風に思われていたに違いありませんが、何とか面談も終了。

えっ?アポ取り?
自分で取材先を探してくるんですか?

そんな感じでした。罰ゲームで使うような、今にも割れそうな大きな風船を抱えている状況なのに、まさか採用されるとはびっくりです。

まずは取材先を探さねばなりません。
しかし、いきなり洗礼を浴びることになります。

取材先を探すのもひと苦労

ライターとして採用されたのは、地元ではなく隣県担当としてでした。残念ながら、面白そうな人材には全く心当たりがありません。近所なら取材対象はたくさんいるのですが、隣県は思った以上にハードルが高い。

そこで、学生時代の同級生にFacebookからDMを送ってみることに。当然、怪しまれます。「えっ?何年振り?」という感じなのでいたしかたない。

「二人ほど面白い人知ってるわ」

との心強い言葉を聞き、胸をなでおろします。しかし、思った以上にアポ取りは難航しました。紹介してもらったまでは良かったものの、なかなかお互いの日程が合いません。

しかも、その内の一人からは「コロナに感染してしまいまして、しばらく療養しなければならなくなりました」との連絡が。(2か月後に取材しました)

アポ取りは簡単なことではありませんでした。初手からいきなり手詰まりか、と落ち込みます。そんなときに視界に飛び込んできたのが「太陽の女神?」というくらいの眩しい笑顔の写真。同級生の奥さんでした。

そう言えばZUMBA®のインストラクターをしてるって言ってたかも。

思い出して早速DMを送ってみたところ、怪しまれつつも取材OKとの連絡をいただきます。

「これから先も取材を受けるなんてことは無いと思うので、記念にお願いします」

そんな感じで初めての取材が決まりました。取材する側もされる側も共に初体験という、不安だらけの船出です。ただし、ZUMBA®協会の許可が必要とのこと。知らないことが多くて大変です。

写真撮影すら初歩的なミス

緊張しながら取材先へ向かいます。知っている人とはいえ、初めての取材。忘れ物が無いように何度も確かめます。今さら「取材のコツ」などが書かれた書籍を読み直したりしながら。

とにかく写真をいっぱい撮ろう!
写真さえあれば、後で何とかなる!

そんな感じで、約1時間のレッスン中に、100枚近い写真を撮りましたが……
撮影したスタジオが鏡張りだったこともあり、意外と難しい。

自分が写りこむという初歩的なミスを何度も侵してしまいます。

カメラを抱えた筆者が写りこむ(EOS-70Dにて撮影)

しかし、そこそこ良い写真も撮れたので、記事に使用する分には問題ありませんでした。

レッスンが終わり、いよいよインタビューです。

初めてのインタビューは「ほぼ雑談」で終了

インタビューはお互いに初めて。しかも、お互いに口下手というから困ったものです。とはいえ、知らない仲ではないので、楽しくお話させていただきました。

ほぼ雑談で終了という感じでしたが、記事はきちんと書けたので我ながら凄いと褒めたいところ。記事が出来上がってから、掲載の確認をしてもらったところ「あの会話の中からよくこんな記事が書けますね?」と称賛されたくらいです。

インタビューをしてみて感じたのですが、知らないことが多くてびっくりでした。恐らく、日頃接しているような人でも、インタビューしてみたら意外と面白い記事が書けるのではないでしょうか。

取材って面白いわ!

まさに「人に歴史あり」という感じです。「取材なんて本当に大丈夫か?」と大きな不安がありましたが、応募して良かったと思います。

そんな感じで、初めての取材は程よい緊張感もありつつ楽しく終えることができました。

そして、できあがった記事がこちら。

取材記事の執筆依頼をお待ちしております。


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