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ディレクターになってはみたものの

なんなの?私が聞きたい。結局何する人?

ライターから見ると、ディレクターって修正出してくる人ってイメージ。
多分構成とか作ってる。入稿とかしてる。KWも選定してるかな。
語感も良い。ディレクター、名乗ってみたい。

名乗ろう。

「はいはーい!私ディレクターやれます!やらせてください!」

世界はそれを短慮と呼ぶんだぜ

ディレクターやってみたでござるの巻

ディレクターのイメージをもう一度整理しましょう。

☑️板挟みでつらいよ
☑️ライターに飛ばれちゃってつらいよ
☑️納期守るために睡眠削ってつらいよ
☑️CVR伸びなくてつらいよ
☑️修正作業がつらいよ

つらそうだね!

©️フジテレビ

ライターさんの採用

ライターさんの採用は下記3つを候補にあげました。

  • クラウドワークス
    直契約できない

  • ランサーズ
    初心者が多い(場合による)

  • ママワークス
    テストライティングできない&オンライン面談必須(厳密に言うと必須ではない)

選ばれたのは、ママワークスでした。
ママワークスとは、アイドマホールディングスが運営しているママ特化の求人応援サイト。
申し遅れましたが私は子持ち主婦。私なら主婦の気持ち、わかるぞ。これから助け合っていこうな。俺ら、チームになるんだし……

真面目に補足すると、ママワークスは未婚や男性の方でも使用できます。※とはいえほぼ主婦
応募者の家族構成や子どもの月齢までわかるので、ある程度どのような家庭状況か把握した状態でスタートできるのもメリットです。
主婦の方はその真面目な仕事ぶりから業界でも評価が高いので、主婦中心にチームを固めたい方にはとてもオススメ。

出典:わたし

さてママワークスで募集をかけると、文字単価の割には煌びやかな経歴の方からも応募がバシバシありました。
それこそ私なぞよりも全然ベテランの方からも、です。
ただ、気掛かりなのは記事単価。クライアントから指定された単価で依頼するしかありません。
ライターさんとして気になるのは記事単価ではなく文字単価。ですよね?

「ごめんなさい、思っていた報酬ではありません」
ですよね。

やっぱりね、採用は報酬。古事記にもハンムラビ法典にも旧約聖書にもコーランにもそう書かれてる。不変のことわり──……

記事のFB

ライターしてると、他のライターさんが書いた編集前の記事を読む機会ってほとんどないんですよね。
案件によってはトンマナ揃えるのにチラッと見ることもありますが……トンマナのためなんで。

わたくし、前職では家庭教師をしておりまして……そうです。添削大好き人間なんですよね。
褒めるの大好き。指摘や修正指示の3倍褒める。

ただFBが気を遣う作業というのはその通りで、指摘より褒めの割合が多くても、必ずしもライターさんから返ってくるのは前向きな反応だけではない。
ライターだったら誰しも指摘で落ち込む経験はあると思うのですが、破茶滅茶な文章書かない限りは「トンマナ揃えに来てるんだな」「レギュレーション読みこぼしたな」くらいに捉えましょう。

実際に、ライターさんによって言い回しだったりリサーチの粒度が違ったりします。
記名記事でない限り、ディレクターは上がってきた記事を同水準まで画一化するのも仕事だったりするので、どうしても修正が多い人が出てきてしまうんですよね。
どうしてもCTA周りは気を遣ってこねくり回したりしますが、それも他の記事との兼ね合いもありますので。

落ち込むことはないんです。
この世に生を受けた時点で、なんか、みんな、スペシャルだし。

七海.あやふや.J.Y.Park

記事のFB経験が、私にとっての転機になりました。
みんなの記事読みたい!
気持ち良く書いてほしい!
自信を持ってほしい!

マネジメント、したい!

納品

記憶がありません。

これからディレクターないしPMを目指すみなさん、納期が15日だからってライター〆切を13日とかに設定しない方がいいですよ。

そんな馬鹿いないか。ガハハ!

突然ですが、とある新人ディレクターの実録4コマ漫画をご覧ください。

長さの割に情報がない

ま、あくまで一例ということで、こんな馬鹿はいないよってね。

ね?

トラブル

トラブルの対処はディレクターの仕事です。ライターに飛ばれたり、AIつぎはぎ記事で日本語になってなかったりしても、その対応はディレクターの仕事です。

さまざまなトラブルがありましたが、正直なところ、私の力不足のせいでしかないので割愛します。

何とかなったしね。何とかするのが仕事だしね。

ディレクターを始める前の確認事項チェックリスト

みんな、私の屍を超えていけ。

ライターの単価

ライターさんにお支払いする記事の単価を聞いてから、ディレクターを受けるかどうか決めましょう。

自分の単価を聞くのは当たり前ですが、ライターさんの単価によって自分の働きやすさが決まると言っても過言ではありません。
単価が安いと飛ばれるし、AIで書いて推敲してない記事が届くし、納期パツパツだと他のライターさんにも振れません。

でも単価さえ高ければ……ね?
特にライターからディレクターになる場合は、単価の相場やら記事執筆の苦労もわかるので、文字単価が安いと心が痛みます。
「ディレクターにならない?」って声をかけられても、ライターの単価が低ければ断った方が身のためです。
ライターの採用も難航するので納期に間に合わなかったりします。

※クライアントが提示してくる納期によって大きく左右されます

納期と記事数

当たり前だろって?当たり前なんだよ!!

注意してほしいのは、あくまで「ディレクターになる前に」聞いてほしいってこと。
ディレクターってクライアントにとっての何でも屋的なポジションなので、追加で記事を発注されたり、他の案件でライターに振り切れなかった記事を回してくることもあります。
上記のことも込みで「ディレクター」なわけなので、それが悪いということではありません。

しかし私のような子持ちの主婦は、追加で納期3日後の20,000字の記事を突然振られると対処のしようがありません。
ライターに伝手のない新人ディレクターならなおさらです。

初めてディレクションをする場合は「責任持って納期までに完璧な記事を納品したいので、初月は◯記事まで・追加の受注はなし」と取り決めておき、KWや構成の指定がある場合には受け取ってから納期を決めてください。

どこまで・何を・どのようにやるのか

これも当たり前ですが……

アイキャッチ作る、画像選定する、入稿する……
どれもディレクターの仕事として当たり前のものです。

しかし、掲載するメディアによってはアイキャッチにサイズやフォントなどのデザインの指定があったりします。
もしかしたらPhotoshopやCanvaを使うかもしれません。
納期がパツパツの中で、記事の修正やFBをしながら、マニュアルを作りながら新しいツールを使いこなすのは多大な労力を使います。
「サイズは?」「フォントは?」「素材サイトの指定は?」と逐一クライアントに確認するのはクライアントにとってもストレスです。
お互いのために、やることは事前に細部まで聞きましょう。

ディレクター楽しい!

きみ、話聞いてた?ディレクターつらいんだよね?

ディレクターは強くてニューゲーム要素が強いですね。(納品のたびに死ぬという意味で)
新規の案件や納品数の増加は別として、慣れるまでがしんどい。

でもライター時代のような、ディレクターやクライアントと2人だけの世界から抜け出して、チームで仕事してる実感が何よりも堪らなく嬉しかった。

それでね?

オウンドメディアの立ち上げからやりたいな〜
WordPressも自分で構築しちゃったりしてさ〜

「はいはーい!私ディレクターやれます!やらせてください!」
世界「ディレクター?よろしくね!!」

節子、それコンテンツディレクターやない。
Webディレクターや。

(頑張ります!)

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