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「感謝」と「謝罪」は、なぜ最強のスキルなのか?

こんばんは、ひらっちです。今日は土曜日ですが、いつものようにほぼ終日仕事でした。午前中からたまっている原稿を2本書き、晩ご飯を食べて一服しながらnoteを更新しています。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■「ありがとう」と「すみません」、ちゃんと言えていますか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「ビジネス」について書いてみたいと思います。

みなさんは、ビジネスに必須のスキルって、どんなものだと思いますか?

仕事に求めれるスキルは、職種によってさまざまですよね。ライターであれば、文章を書く力は絶対に必要ですし、農家であれば、作物を育てる知識がなければそもそも商売になりません。

IT業界のエンジニアであればプログラムの知識が要るでしょうし、営業職であれば業界問わずコミュニケーション力が求められるはずです。

このように業種・職種に応じていろんなスキルが必要になるわけですが、僕は、数あるスキルの中でも最強だと思っているのが「『ありがとう』と『すみません』が言えること」だと思っています。

「なんだ、そんなこと?」って思われた方が大半ですよね。相手に何かをしてもらったら感謝し、自分が間違っていたらちゃんと謝る。小学生でも「そんなこと、知っているよ!」と怒り出しそうなお話です。

でも、よーく自分の日頃の行動を見つめ直してみてください。あなたは本当に、いつも心の底から「ありがとう」や「すみません」を言えていますか?

■どうして「ありがとう」と言っていると、仕事の依頼が増えるのか?

この「ありがとうを言いましょう」というお話は、僕がまだ独立して4~5年ぐらいの頃、創業者向けの勉強会に参加した際、講師に来ていたコンサルタントの方がおっしゃっていたことです。

当時の僕は、心のどこかで「そんなことで仕事が増えるわけないよね?」なんて半分疑っていましたが、その後、意識的に「ありがとう」を言い続けて10年以上が経った今、おかげさまでビジネスを継続させることができています。あのときの講師の方のアドバイスに「偽りはなかった」ということでしょうかね。

僕は、あんまり精神論に逃げるのは好きではないので、「なぜ『ありがとう』と言うと仕事に繋がるのか?」を真剣に考えてみたことがあります。

僕が行き着いた理由(らしきもの)は、主に2つでした。あくまで仮説ですけどね。

【理由1】人は、喜んでくれる人と仕事がしたい

フリーランスで頑張っている人は、基本的にその道のプロです。その分野において合格点の80点は取れる人ばかり。80点から100点まで実力差はあるものの、全くのド素人と比べた時ほどの大きな差はありません。

依頼主も人間です。もしあなたが依頼主だったとして、85点の仕事ができる大好きな人と、90点の仕事ができる嫌いな人だったら、多くの人が85点の人を選びますよね?

依頼する候補が2人いたとして、実力にそれほど差がないとしたら――。おそらく多くの人が、毎回気持ち良く「ありがとう」と言ってくれる人に先に電話を掛けると思います。その積み重ねが次第に大きな差になっていく、というわけです。

【理由2】「返報性の原理」が働く

人は他人から何らかの施しを受けた場合、お返しをしなければならないという感情を抱きます。この心理のことを「返報性の原理」と言います。

あなたも自分だけが恩を受けた状態は、気持ち悪い気がしませんか? なかには何かお返しをしなければ、「恩知らず」などと社会集団から嫌われるじゃないかと心配する方もいらっしゃるかもしれない。

それだけ強力なパワーを持っているのが、この「返報性の原理」です。

大したことがないのに「ありがとう」と感謝され続けると、感謝された相手は「ありがとう」と言われたことに対してお返しがしたくなる。だから、「ありがとう」と言う人には仕事が集まってくる、というわけです。

■まとめ

ちなみに僕は、あえてこの「ありがとう」と「すみません」を頻繁に使うようにしています。

おそらく人と違うのは、感謝したり謝罪したりする必要がないときにも、あえて意識的に「ありがとう」「すみません」と言っていることです

僕はどうして「ありがとう」を乱発するのか? それは、本当は全然感謝されることをしていないにも関わらず、「ありがとうございます!」と心から感謝された時の方が、「返報性の原理」が引き起こすパワーがより強くなると考えているからです。

なんだかこうやって書くと、すごい嫌らしいヤツみたいですが(笑)、感謝の気持ちは本当です。ぜひみなさんも一度試してみてください。

元手はゼロなのにリターンは無限大という最強の投資術だと僕は思います。まずは手始めに「パートナー」あたりから試してみてはいかが?(笑)

例えば、仕事なら・・・、

取引先からの着信を見て「仕事の依頼だ」と思って電話を折り返してみたら、「すみません、別の方に頼んでしまって・・・」と言われた――。

そんな時には、すかさず「こちらこそすみません。ご相談いただいてありがとうございました!」と電話を切る。馴れるまでは不自然になるかもしれませんが、意識的に「ありがとう」と言い続けていれば、きっとそのうち「返報性の原理」が働いて、いいことが起こり始めると思いますよ(^^)

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