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訪問販売に弱い人が、ずっと訪問販売に狙われ続ける理由

おはようございます、ひらっちです。GW2日目、皆さんはいかがお過ごしですか? 僕は今日も早朝から原稿を書いています。ひと段落したら自給農園の方に繰り出そうと思っています。夏野菜の定植時期ですからね。(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■オフィスとして使っている実家の玄関に、見慣れない箱が出現(笑)

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金の守り方」「訪問販売の対処法」をテーマに書いてみたいと思います。

このnoteでお話ししていたかどうか忘れましたが、僕は子どもの頃から住んでいた実家近くの賃貸物件に住んでいまして、現在は実家の2階を仕事場として活用しています。自宅&実家の二刀流オフィスです(笑)

節約の王道は「固定費の削減」。これは家計だけでなく事業の経費も一緒。毎月確実に出ていく出費をできるだけ低く抑える。この視点を持つことは、特に個人事業主・フリーランスにとってはものすごーく重要です。「その分稼げばいいじゃん!」と考えている人は、まだ起業する前の人だと思います。

「1万円の利益を増やす」or「1万円の経費を減らす」

どちらが簡単か?と言えば、圧倒的に経費削減の方ですね。というわけで僕は、無駄な出費がかからない実家の2階をオフィスにしているわけです。

起業を考えている人の勉強会などに参加すると、「オンとオフのメリハリがつかない。だから自宅とは別にオフィスを構えたい!」という人をよく見かけます。でもこれ、僕は「危険信号の一つ」だと思っています。

「あれがしたい」「これがしたい」と考えるのはいいですが、それは、会社やビジネスが大きくなってから考えるべきこと。特にフリーランスにも関わらず、いきなり事務所を構えたいと考える人は、高確率で失敗します。まずお金をかけるのはそこじゃないですよね? せっかくスモールスタートを切るのに、最初から過大な固定費を掛けるのはナンセンスの極みです。

グーグル、アップル、ヒューレット・パッカード(HP)、マイクロソフト、アマゾンは、いずれもガレージから始まったと言われています。「今あるもので、どうやって工夫してビジネスを行うか」。そういう視点に立てない人、それ自体を面白がってできる人でないと、起業向きではないと思います。ないものねだりは、永遠になくなりませんから。

…もちろん、個別に色々と事情はあると思うし、そもそも自宅では絶対にできないケースもあるとは思いますけどね。

このあたりを楽しみながら学ぶのにうってつけの動画があります。僕もまだ見始めたばかりですが、こちらです。

億万長者となった経営者が、100ドルとスマホ、中古トラックのみで100万ドルの達成を目指すという番組『覆面ビリオネア』。起業を考えている人には、めちゃくちゃ勉強になるエッセンスがたくさん詰まっていると思います!

…さて、のっけからものすごーく脱線しましたが、実は今日の本題はこれではありません。そのオフィスとして使っている実家の玄関に、先日、見慣れないものが出現しておりました。

なんだと思いますか? とある飲料メーカーのロゴが入ったボックスです。どうやらうちの母が、宅配牛乳の訪問販売に遭い、「若い人が熱心に話してくれるから、断りづらくて…」という理由で契約をしたようです。

実は僕の母、この手の訪問販売に滅法弱いんです(苦笑)。僕が知る限りでも、子ども向けの高額学習教材、太陽熱温水器、シロアリ駆除、屋根の修繕、リフォーム…などなど、ほぼすべての訪問販売の餌食となっています。

「餌食」という表現は言い過ぎかもしれませんが、もしあなたが、うちの母のように「訪問販売に滅法弱いタイプ」だったとしたら、アドバイスは一つ。この手の売り込みは、すぐさま断りましょう。当たり前ですが、向こうが熱心に売り込んでくるものに、こちらが得するものはほぼありません。

ただ、「いやいや、それが出来たら困らないよ…」という方もいると思います。そこで今日は、若かりし頃、ブラック企業で訪問販売のプロとして活躍していたひらっちが、その対策法を伝授したいと思います(笑)

■訪問販売を迎え撃つための「大前提」と「具体的な対処法」

まず大前提として理解しておきたいのは「訪問販売で一度でも契約した経験がある人は、同じような業者が必ず来ると思っておいた方がいい」ということです。

なぜか。例えば「太陽熱温水器」などがいい例ですが、僕が訪問販売していた時は、先輩から「あれが屋根に付いているところはねらい目だ」と教わりました。訪問販売の界隈の住人にとっては「太陽熱温水器が付いている家の住人=訪販に弱い人」という看板が取り付けてあるようなものだったわけです。

当たり前ですが、どんな商材が訪販で購入したものかなんて、ちょっとできる訪販の営業マンなら熟知しています。買ってくれそうな見込みのある人に営業する。特別なことでも何でもなく、原理原則に則っているだけです。

「うちって訪問販売がよく来るんだよね」。そう思っている人は、過去に訪問販売で何か購入していませんか? そんな人は「うちは狙われているかもしれない」と認識しておいた方が、おそらく対処がしやすいと思います。

というわけで、まずは前提を理解したうえで、具体的な策について考えていきましょう!

■必ずインターホン越しに対応する

ドアは絶対に開けないようにしましょう。インターホン越しでのやりとりは、訪問販売員にとってかなり嫌なシチュエーションです。僕の現役時代には「インターホンはあえて聞こえないふりをして玄関を開けてもらう」というテクニックを使っている先輩もいました(苦笑)

特にいい人ほど、営業マンの顔を直接見てしまうと断りづらくなります。カメラ付きのものがあるといいですよね。防犯の観点からも設置しておくのがいいと思います。マンションはすでにあるケースが多いと思いますが、戸建て住宅だと設置されていないケースもあると思います。その場合には、新規で設置するのがベストですが、なければせめてドア越しに話をしましょう。

基本は「自分:営業ですか?」「相手:ええ、まあ…」「自分:じゃあ結構です」で終了です。

■断り文句をあらかじめ決めておく

不意を突かれるから断りにくくなるわけで、最初から断り方を決めておけば、判断のブレが生まれることはありません。「すみません、結構です」。この一言で十分。ここで変に理由を述べると「であれば…」といった具合に反論対処のトークがスタートします。とにかく理由もなくシャットアウトすることが大事です。この反論対処トーク、できる営業マンほど死ぬほど練習しています。「NOから始まる」は営業の常道です。

どうしても理由が必要だと感じてしまうのであれば、どうにも対処できない理由を考えましょう。「宗教上の理由で…」。「取引先が●●だから絶対に買えない」。「夫に絶対契約するなと言われているので無理」。とにかく有無を言わせない断り文句を考えてください。

■「訪問販売お断り」のシールはむしろ逆効果

個人的には「訪問販売お断りシール」は、むしろ逆効果だと思っています。「私、訪問販売が苦手なので…」と言っているようなものだからです。僕が経験した「太陽熱温水器」の話と同じような理屈ですね。

「訪問販売お断りシールが貼ってあること」自体も、営業マンにとっては「反論対処」の一環です。「すみません!気づかなくって…」と言いながら、訪問販売お断りのシールが貼ってあるお客さんのところで契約を取ってくる先輩も結構いました。お守り程度に貼っておくのはいいですが、あくまでその程度の効力しかないと考えておいてください。

こんなシールで引き下がる訪問販売の会社は、むしろ良心的でそれほど注意する必要ない相手です。本当のブラック訪問販売は、全然平気でやってきます。免疫がない分、ひどい被害に遭わないようにご注意くださいね。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? 僕の家の周りでも、コロナ禍が収束の兆しを見せてきたのと呼応するように、訪問販売らしき営業マンを目撃する機会が多くなってきました。コロナ禍で在宅率が高くなっている今は、もしかしたら訪問販売の会社にとって絶好のチャンスなのかもしれません。これまでコロナ禍で訪問販売が少なかった分、新社会人になったばかりの若い人の中には対応に慣れていない人も少なくないと思うので、よければぜひ参考にしてみてくださいね。

最近は「お金の話=投資の話」という風潮が強いですが、このnoteでも再三申し上げている通り、それより100倍大事なのが「守りの部分」。もっと言えば「お金がらみの話で騙されないこと」です。

訪問販売の中にもきっといい商品はあるとは思いますが、それは改めて自分で探せばいいこと。営業マンに給料を払い、あえて効率が悪い手法で売り込んでいることを考えれば、買い手側が不利になりがちであることは容易に想像できると思います。

今年から高校で本格的にお金の勉強が始まりますが、本当は、こういう守りの部分を具体的なシーンを交えて教えてあげられるといいなぁ~と思うんですけどねぇ。例えば「ファミレスを舞台に友人が誘ってきた投資話をいかに断るか?」というロールプレイングをしてみるとか。きっとその方が人生を踏み間違える若者を減らせると思ったりします(^^♪




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