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キャリア20年のライターが本気で生成AIと戦ってみた結果…。

おはようございます、ひらっちです。新しい一週間が始まりましたね。結局週末も猛烈に原稿を書いていたので、全然休みだった感じがしません。今日も朝から原稿5本を仕上げ、すでに1万文字近く書いております。そろそろ手が腱鞘炎で爆発する気がしますww(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。こちらもしばらくお休みしておりましたが、今月は2本ほど記事をアップする予定です。よかったら楽しみにしていてね! もちろん過去記事もぜひ!(^^♪

■ライター歴20年の筆者は、最先端の技術を打ち負かせるのか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「AI」をテーマに書いてみたいと思います。

もう、めちゃくちゃ話題ですね、「ChatGPT」。とりあえずこの言葉を出しておけば「なんだかいけてるビジネスパーソン」といった感じになっていて、あらゆるメディアで乱発された結果、すでに食傷気味という方も多いのではないでしょうか。

このnoteでもしばらく前に記事をアップしました。気になる方はぜひご覧になってみてください。

ただ、上記の記事をアップしてからすでに4カ月。その頃からAIも少しずつ進化しているみたいなので、今日はその続報をお届けできればと思います。農業への影響は限定的&だいぶ先のことだと思いますが、ライターは死活問題になりかねない事態ですからね。

というわけで、そろそろタイトルの回収を。

今年でキャリア20年になるフリーライターの僕としては「ちゃんと取材して書いているライターにとってAIは脅威にならない」というのが個人の見解ですが、自分なりにちょっぴり勉強したうえで「ライターひらっちvs生成AI」のガチンコ対決を繰り広げてみました!

さて、結果やいかに…?

■こんな条件でバトルしてみました!

さて、ここからはバトルの模様をお届けしたいと思います。

まず前提条件として、こんな「プロンプト」を用意してみました。プロンプトとは「AIへの指示書」といった感じでしょうか。プログラムを組むみたいに「こういったことをして欲しい」という指示を、AIに分かりやすく書いたものです(間違っていたらすみません!)

僕が考えたプロンプトは、以下の通りです。

下記の文章を元に3段落構成(1段落ごとに、本文を要約した小見出し15文字、本文400文字前後を作成)のインタビュー原稿(用途:採用サイト)を書いてください。文章量が足りない段落については、修飾語などを用いてできるだけ400文字に近づけてください。
 
#1段落目
#2段落目
#3段落目

#●段落目の後には、文字起こしから拾った内容を箇条書きで入れました。

作成する原稿は全部で4本。どれも採用サイトに使うインタビュー原稿で、2本は僕がすべて自力で、もう2本はAIが作成したものを僕がリライトしました。それぞれの製作時間をストップウォッチで計測して優劣を競います。

■結果は人間の圧勝!(よかったぁ…)

結果は以下の通りです。

【自力で書いた原稿】
・1本目:28分
・2本目:29分

【AIで書いたものをリライトした原稿】
・1本目:28分
・2本目:26分

上記だけを見るとほぼ同タイム!…という感じがしますが、AIの場合は、僕がリライトに要した時間のみなので、AIを使った場合にはトータルで1.5倍ほど時間がかかるという結果になりました。

今のところ、原稿作成に要する時間については「ひらっちが圧勝」です。

ちなみに、原稿のクオリティについてはどうか?

これについても、結果的に「ひらっちが圧勝」となりました。

AIの精度がまだ低いからなのか、箇条書きの文字列をぐちゃぐちゃに構成してくるので、僕がかなり手直しを加えても、社内の校正担当者(妻)から「この文章ではひどすぎで読めない!」と全面書き直しの指示が入りました…。

ダメだこりゃ。

やっぱり機械が読むのと、人間が読むのとでは、感じ方が全然違うのかもしれませんね。

■まとめ

結果的に「ライター・ひらっちの圧勝」という結果に終わりましたが、分野によっては色々と使い道がありそうかなというのが、これまで色々と試してみた感想です。

例えば、キャッチコピー。これはAIに「10案出してくれ」と命令すると、すぐに色んなパターンを出してくれるので、アイデアに悩んだ時には重宝しそうです。でも、あくまでそのまま使うというより「ヒントをもらう」という使い方しかできなさそうですけどね。

ライターの仕事は、創造性も必要だけれど、正確性も要求されます。今のところ、AIは正確性という面では「60点くらい」というのが肌勘なので、むしろ事実関係を調べるために膨大な時間を取られてしまい、「これなら自分で調べた方がよっぽど早い」という感じになっています。

ネット上に正確な内容もあれば、謝った内容もある現状を勘案すると、この部分は永久にクリアできない難点だという感じがします。

あと、新しい情報を元にしたもの、例えばネットに落ちていないインタビューを元に原稿を書くといった作業は、圧倒的に弱い気がします。

むしろAIが向いているのは、正確性が求めらない、小説や絵画、イラスト、イメージ画像の生成などでしょうか。ライターとしては「一安心」といったところかもしれませんが、今後のさらなる進化も引き続き注視していきたいと思います。

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