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あなたも知らない間に「陰の仕事」をたくさんしてませんか?

おはようございます、ひらっちです。今年の花粉症は大変ですねぇ~。仕事柄、外での作業が多いですが、事務所内に戻ってきてしばらくすると、目がかゆくて仕方がない!! 薬を飲んでなんとかしのいでいますが、これが4月いっぱいは続くと思うとちょっと憂鬱な気分です。北海道や沖縄は花粉症がないみたいなので、この時期だけでも移住したいかもしれません(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。最近はこんな記事がアップされました。ご興味のある方はぜひどうぞ!(^^♪

経済メディアの『NewsPicks』でも転載が始まったみたいなのでよかったらチェックしてみてくださいね(^^♪

■え?あのアメリカの生産性が低下してきているってホントなの?

あらためまして、ひらっちです。今日は「生産性」をテーマに書いてみたいと思います。

先日、日経新聞にこんな記事が載っていて「なるほどなぁ」と膝を打ったのでご紹介したいと思います。

記事によれば、どうやら最近、労働者の生産性が低下しているらしく、その動きが顕著なのがアメリカなのだと言います。

「生産性が低い国」の代表格と言えば「我らが日本」というイメージが強いですが、あのアメリカの生産性が低下し、それが大きな謎になっているというのです。

もちろん新型コロナの感染拡大も一つの要因だと思います。そのほかにも理由はさまざまありそうですが、この記事の筆者は「シャドーワーク(影の仕事)が増えていることに原因があるのでは」と指摘しています。

「シャドーワーク(影の仕事)」とは、最近生まれた言葉ではなく、1981年にオーストリアの哲学者・社会評論家のイバン・イリイチ氏が提唱したもの。子育てや家事など、報酬が発生しない仕事全般を指した言葉です。

そして、この記事の筆者は「生産性が低下しているのは、このシャドーワークが最近どんどんと増えているからではないか?」と指摘しているのです。

■あなたの身の回りにも忍び寄る「新たなシャドーワーク」の数々

「えー? 子育てや家事の仕事なんて、別に増えていないけど?」

そんな風に思う方も多いかもしれません。ただ、ちょっと冷静に普段の生活を振り返ってみてください。特にスマホが本格的に普及し始めた10年ほど前と比べてみると分かりやすいかもしれませんね。

例えば、こんなことを、すべて自分でやるようになっていませんか?

・旅行の予約
・飲食店での注文
・食料品の袋詰め
・ガソリンの給油や支払い
・学校の入学手続き

まだまだ上げればきりがありません。スマホにアプリをインストールして、さまざまな手続きを自分でこなす。一見便利になっているようで、サービス提供者側の労働を、消費者である私たちが代わりにやっているシーンはものすごく多いと改めて気づかされます。

筆者も「これまで他人に任せていた作業を自分の時間を使ってこなしていることに、驚かされる」と記事中で語っています。

企業から考えれば、消費者に仕事を押し付けることで社内の生産性は向上するかもしれません。ただ、経済全体で見るとどうなのか?

不慣れな操作で余計な時間を費やす消費者が増えれば増えるほど、社会全体の生産性が低下していくのは明らかです。

■まとめ

あなたも、知らない間に「シャドーワーク」に忙殺される日々を送っていませんか?

もちろん技術の進歩によって便利になった側面もあるでしょう。それは僕も否定しません。ただその一方で、「企業の業務効率化やコスト削減の犠牲になり、単にこちら側の負担が増えただけ」というサービスも散見されるのが実情だと思います。

あなたがもしサービス提供者側なのであれば、「いかに自社のサービスを消費者側にうまく押し付けるか」、逆にあなたが消費者側なのであれば、「いかに自分の負担を減らす方法を選び取るか」が、今後の快適な暮らし、あなたの人生全般の生産性を高めるカギになりそうです。

注目のキーワードは「グリーンウォッシュ」かなぁ。最近よく耳にするようになった言葉ですが、「脱炭素」や「SGDs」などを掲げて一見すると社会貢献につながる良いことをしているようで、実はそれほど意味がなく、むしろ「単なる企業の業務効率化やコスト削減だった」なんてことも結構多い気がします。

このあたりをきちんと見極められる賢い消費者でありたいものですね(^^♪

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