第7波で保険が崩壊?そろそろコロナを強制終了しないとヤバいよね。。

おはようございます、ひらっちです。かなり久しぶりの更新ですが、皆さんはお盆をいかがお過ごしですか? 僕は相変わらず仕事です。昨日も原稿を1本書きましたが、今日も久々のnote更新から始まり、原稿の校正作業、畑の見回り…と、色々忙しい1日になりそうです。お仕事の皆さん、頑張っていきましょう! お休みの方はしっかり英気を養ってくださいね(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

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■コロナで生じたモラルハザードが、医療保険を直撃中のようで

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「コロナ」「医療保険」をテーマに書いてみたいと思います。

先日、日経新聞を読んでいたら、こんな記事を見つけました。

日経新聞の8月6日の記事ですが、日本生命は9月26日の契約分から、入院給付金の上限額を現行の40万円から30万円に下げることを決めたそうです。

新型コロナの感染が広がるなか、自宅療養する感染者にも給付金を支払う措置が続いているため、感染の事実を告知せずに保険加入して給付金を申請する(と思われる)人が急増しているとのこと。これを受けて上限額の引き下げという厳しい対応に乗り出すようです。

ここまでの話を聞いて「なるほどねぇ~」と思う人は、マネーリテラシーが相当高い方のはず。保険&お金オタクを自認できるレベルかと(笑) ただ、一般の方には良く分からないと思うので、もう少し詳しく解説しますね。

保険というのは、万が一の事態に備えて加入するものです。例えば、交通事故を起こしたり、病気・ケガになったりした時、生活に困窮するリスクを防ぐために、日本人の多くは保険に加入しています。公的・民間を問わず、この「リスクに備える」というのは保険の大原則です。

では、もし、病気になる・ならないが事前に分かっているとしたら、あなたはどのように保険に加入しようと思いますか? 

「一生病気にならない」のであれば、保険には一円もお金を払いませんよね? 逆に「明日病気になる」と分かっていたら、いますぐ保険に加入するはずです。

そう、あなたの未来は何が起こるか分からない、だけど、日本全体で見ると、どれくらいの確率で万が一のことが起こるのかは予想できる。この状態だからこそ、保険というビジネスは成立するわけです。

ところが、コロナの最前線では、この「明日は病気になるよ」というのが、かなりの高確率で分かってしまうという状況が生まれています。

そうです。コロナの「みなし入院」です。

■家族に陽性者が出たら加入→一時金をゲット!という人が急増中

普段、悪者扱いされがちな「医療保険」。僕も「加入しなくていいよ」というのが基本スタンスですが、この商品を逆手に取って稼ごうという動きが活発化しているようです。ネット社会の拡散力は恐ろしい…。

標的となっているのは、医療保険に付く入院給付金です。病気やけがの治療で入院した際に支給されるものですが、日本生命の「NEW in 1」という日帰り入院でも最大40万円を受け取れる、充実の入院給付金を売りにした商品がターゲットになっているようです。

気になる方はリンクを貼っておくので確認してみてください。
https://www.nissay.co.jp/news/2018/pdf/20190322.pdf

この商品、近年の入院日数の短縮の流れを受けて、加入手続きが完了した直後の入院でも給付金を受け取れるということで人気を集めていました。ところが今、これが大誤算になっているとのこと。

実際に入院して給付金を受け取る人は全体の1割程度。「みなし入院」が大半を占めており、家族が陽性になったと分かってから加入し、直後に給付金を申請する事態が起きているというのです。

保険というのは、構造的にこの手の「モラルハザード」や「逆選択」が起きやすいものです。真面目に保険料を支払っている人が、応分以上の負担を強いられてバカを見るという状況に陥りやすいんですよね。

例えば、分かりやすいのが「都道府県民共済」です。基本的に保険料がどの年齢でも同じ額になっているため、病気のリスクが低い若者が損をし、リスクが高い中高年が得をしやすい構造になっています。

医療保険に加入して得をしやすいのは、普段不摂生をしまくって病気になりやすい人です。同じ保険料を支払っているとすれば、健康な人は、不健康な人に比べて損をしやすい。最近は「健康な人ほど保険料が安くなる」といった仕組みが増えてきていますが、構造的にこうした不公平が生じやすいのが保険商品というわけですね。

それにしても、医療保険の弱点を突いたような「稼ぎ方」は、何ともいただけない。。第7波で医療崩壊が叫ばれていますが、日本人のモラルもコロナで崩壊してきているようです。

■まとめ

いかがでしたか? 僕は「今年の後半にはコロナ騒動は収束する」と予想していましたが、残念ながら一部ではまだ騒動が長引きそうな気配です。

だって、コロナで得をしている人が結構いますもんね。多くの人が「早く収束してほしい」と願う一方で、「この状況が長引いてくれた方がおいしい」と思っている人も一定数いる。以前も「コロナが既得権化」と書きましたが、日本はかなり残念な状況へと突き進んでいるようです。

近頃も、無料PCR検査で「商品券」や「クオカード」を配っている業者のことが話題に上ったばかり。

確かに感染拡大は怖い気もしますが、コロナに限らず、人間は病気になったり、死んだりするリスクから逃れられるわけではありません。これは生き物の宿命です。どこかで折り合いを付けないといけない。

その一方で、過度で無茶なコロナ対策は、確実に将来への投資機会を奪い、未来へ大きな爪痕を残します。よくわからない無駄を続けていないで、そろそろ「コロナを強制終了する勇気」を政府には持って欲しいものですね。世界はとっくにそうしているわけですから。


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