【新社会人必見】最初にコレをやれ!お金に困らないための具体的アクション
おはようございます、ひらっちです。いよいよ春の収穫時期がやってまいりました。昨日はガッツリ農作業。今朝は花粉症で目と鼻がヤバいです…。今日も大変そうだ。
今日は久しぶりの2日連続更新ですね。昨日に引き続き、社会人1年生のためのシリーズ…といっても、今日の話題はもう少しターゲットが広い感じかな?「お金に困らない人生が送りたいよ~」と考えている人には、色々と役に立つと思いますので、もしよければ参考にしてみてくださいね(^^♪
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。ご興味のある方はぜひどうぞ!最近はこんな記事をアップしました。この春から家庭菜園に取り組もうという方はぜひ参考にしてみてくださいね(^^♪
■もう少しハウツー的な内容を書いてみます
あらためまして、ひらっちです。今日は、昨日に引き続いて「社会人1年生シリーズ」です(笑)
今日、はじめてこのnoteを訪れた方のために改めてご紹介すると、昨日はこんな記事をアップしました。
昨年アップした記事を2024年度版に改変したものです。どちらかと言えば、社会人の心構え的な内容だったので「え?ひらっちさーん、聞きたいのはそういうことじゃないんだよねー」という方も結構いたかもしれませんね。
もちろん大事なことをお伝えしたつもりですけど、「もっと今すぐ使えるハウツーっぽい内容が欲しい!」という方もいらっしゃる気がします。
そこで今日は「僕が社会人1年生に戻るとしたら、どんなことをやる?」という視点で、お金に困らないための具体的なアクションについてご紹介してみたいと思います。ちょっと長くなりそうなので、早速いってみましょう!
■「給料明細」をきちんと確認する
新社会人がお金の知識を身に付けるための王道のアクションがこれです。初任給を貰ったら、給与明細をじっくりみる。日経新聞でも毎年のように記事が掲載される定番のネタです。
当たり前の話ですが、給料は「額面」と「手取り」で金額が大きく異なります。社会人になって最初の給料をもらうと、多くの人が「あれ?聞いてた金額よりもだいぶ少なくない?」と感じるのではないでしょうか。
まずは給料明細をきちんと見て、どれだけの金額の給料が支給され、そこから「税金」や「社会保険」がいくら天引きされているのかを把握しましょう。
そして、「所得税」「住民税」「社会保険料」などについて、ちょっとググって調べてみる。そんなところまで進めたら、まずは100点満点です。
■1カ月の「支出」を確認する
給与明細を確認して1カ月の収入について確認しました。次にチェックするのは「支出」です。新社会人になって、はじめて一人暮らしを始める人もいるでしょう。実家住まいであっても、色々とお金の動きが変わるのがこの時期です。
そこで「1カ月でどれだけお金を使っているのか」を確認してください。
やり方はとてもシンプルです。お金を使った時は、レシートを必ず受け取ってください。
そして、これを1カ月続け、最後に家計簿にまとめましょう。GWのお休みを使うとよさそうです。ネットに落ちている家計簿のテンプレートを探してもいいですし、紙の家計簿を買ってみてもいいかもしれません。お金を掛けずに楽しくできる方法をご自身で探してみてくださいね!
家計簿アプリを使うのもいいですが、個人的にはあんまりオススメしません。細かい部分がごっちゃになったりして、いまいち正確に把握できなかったりするからです。自動でできるのは便利ですが、自分の手を動かして仕分けをした方が色々と気付きが多いはず。「最初だけはきっちりアナログで!」というのが僕のお勧めです。
最初の1カ月だけきちんと仕分けをしたら、あとはおおむね傾向が掴めれば大丈夫。家計簿アプリに任せてもいいと思います。定番は「マネーフォワードME」あたりでしょうか。
■固定費を中心に家計を見直す
さて、上記の要領で1カ月の支出を全て把握しました。次に取り組むのは「支出の見直し」です。まずは「固定費」と「変動費」を分けることから始めましょう。
「固定費」というのは、毎月必ず出ていくものですね。「家賃」「水道光熱費」「通信費(スマホ・ネット代)」などがメインでしょうか?
節約の王道は「まず固定費を見直すこと」です。なぜなら、変動費に比べて負担感が少ないから。
食費を削るのって結構大変ですけど、固定費の見直しは、プラン変更をしたり、あんまり使っていないものを解約したりするだけなので、辛さはそこまでありません。けれど、毎月決まって支払うものなので、長期的に見ると削減効果が大きいのが特徴です。
特に効果が大きいのが通信費です。親御さんが加入するまま高いスマホ代を支払っているケースも多いと思いますので、まずは格安スマホに乗り変えましょう。これだけで数千円単位で節約できる可能性があります。
あとは余計なサブスクにも要注意。学生時代には時間があって使っていたけれど、社会人で忙しくなったらあんまり利用できていないというサービスも結構あると思います。そういうものはまず解約してください。
「ええ、解約しちゃうの?」と悩む必要はありません。まず解約。そのうえでもう一度使いたければ加入を検討する。意外に解約してみると「なんで加入していたんだろ?」と思うものです。
■還元率の高いクレジットカードを作る
次は、クレジットカードを作りましょう。かつては「現金主義の人の方がお金持ちになれる!」なんて言われていたし、実際にそういう側面もあると思いますが、現代ではクレカなしは不便ですし、お得に活用できる面もあるので、まずは還元率の高いカードを1枚作りましょう。
「還元率」という言葉が分からない人は、ぜひネットで調べてみてください。色々と情報が出てくると思います。簡単に言うと「ポイントの貯まりやすさ」を表した数字です。ぜひ自分のライフスタイルに合わせて、お得になりやすそうなクレジットカードを選んで申し込んでください。
ここで気を付けたいのは、あんまり還元率にこだわりすぎないこと。高還元率のカードは、数年後に改悪されて大したことないカードになることをずっと繰り返しているので、「そこそこいい感じならOK!」くらいに考えておくのが無難です。
そして、先ほどの固定費の削減に絡みますが、固定費はできるだけクレジット払いに変更してください。これも事前に調べておいて、GWにまとめて終わらせてしまうのがおすすめです。
変動費の場合、クレカのポイント欲しさに高い買い物をするという本末転倒なことが起こりがちですが、固定費の場合は、基本的にそれがないのが良いところです。
「銀行口座からの引き落とし」or「クレカ払い」の2択を迫られることが多いので、迷わずクレカ払いを選択しましょう。そうすれば、自動的にポイントがたまっていきます。
普段の暮らしの中では、できるだけ「クレカが使えない店」を選んでください。クレカを作らせておいて変なことを言うようですが、クレカを使えるお店は、クレカの会社に手数料を払っています。なので、クレカが使えるお店よりも、クレカが使えないお店の方が、割安になるケースが多いからです。
ポイントのことは一旦忘れて、できるだけ安いお店を探す。そして、そこでクレカが使えるようであれば躊躇なくクレカを使う。この基本ルールを守ってくださいね。
■生活防衛資金を貯める準備をする
1カ月の「収入」と「支出」を把握し、「支出の見直し」が進んだら、あなたの「最低生活費」と「貯蓄額」が出てきます。
例えば、手取りの収入が20万円、最低生活費が15万だとしたら、毎月の貯蓄額は5万ですね。
これまでの手順を踏んで「家計の見える化」ができた人は、「生活防衛資金」を貯めることを考えていきましょう。
サラリーマンは色々と守られています。会社を辞めることになっても失業保険というものが支給され、ある程度の期間、生活が保障されます。
とはいえ、支給されるまでにはそれなりのタイムラグがあるし、貯金が全くない状態では「不安で仕事を辞められない」という人が大半でしょう。
そこでぜひ取り組んでほしいのが「生活防衛資金」を確保することです。
このお金は、読んで字のごとく「生活を守るためのお金」のこと。若い人であれば、たとえ会社を辞めても次の就職先がずっと見つからないということは稀だと思います。おそらく半年程度を見ておけば大丈夫でしょう。
20代の独身社会人であれば、半年程度の生活費があれば不測の事態も乗り越えられると思います。そこで、上記の例であれば「15万×6ヵ月=90万円」。これを一つの目安にして貯金に励むようにしてください。
ざっくり100万円くらい貯めることができれば「どうしても会社を辞めたい!」という時にも、そこまで躊躇せずに辞められるはず。ブラック企業に当たってしまった時の保険という意味でも余剰資金を持つことが大事です。
この「生活防衛資金」を持つことで、人生の選択肢が少しずつ広がっていきます。
もちろん「生活防衛資金」が貯まったらゴールではありません。そこからもコツコツとお金を貯め、自分の夢の実現のために使ったり、投資に回りたりするようにしてくださいね。ま、最初のうちはそこまで考えなくても大丈夫ですが。
■借金は絶対にしない
借金は絶対にしないでください。当たり前ですね。「キャッシング」「ローン」など、カタカナになっていると、なんだかよく分からなくなる人が多いようですが、一時的にでもお金を借りるものは「すべて借金」です。
「すでに奨学金で借金をしている」という人もいますよね。それは仕方がない面もありますが、特に有利子の奨学金を借りている人は、早めに返すことを第一に考えてください。
絶対に手を出してはいけないのは、消費者金融です。あとはクレジットカードのキャッシングなどもとんでもない金利を支払うことになるので、絶対に手を出さないでくださいね。
僕は社会人1年目の時、お世話になっていた先輩が、入社1ヶ月で突然辞めて驚きました。理由は「先輩社員の勧めで多額の借金を作っていたこと」。どうやら消費者金融で安易にお金を借り、生活が破綻してしまったようです。
借金には安易に手を出さない。絶対に肝に銘じてくださいね。
■民間保険には入らない
独身の社会人は、基本的に民間の生命保険に入る必要はありません。会社勤めをしているのであれば、「社会保険」という公的保険に加入済みです。大した収入もないのに、高額なオプション(=民間保険)に加入する必要はないです。
民間の生命保険が必要になるのは、結婚して子供が生まれ、自分が死んだら残された家族の生活が成り立たなくなるケースのみです。その時には、少額で補償が厚い「掛け捨て型の生命保険」に、必要分だけオプション感覚で加入しましょう。
詳しく知りたい方は、下記の過去記事などを参考にしてみてくださいね。
■酒・タバコ・ギャンブルには近づかない
社会人になると、学生時代よりも誘惑が増えていきます。先輩の勧めで「お酒」「タバコ」「ギャンブル」などに興味を持つ人もいるかもしれませんね。でも、できればほどほどに、本音を言えば「近づかない方が賢明」だと思います。
有名人のスキャンダルをよーく思い出してみてください。何かの不祥事が起こるたび、「酒」「ギャンブル」、そして男性の場合は特に「異性(女遊び)」絡みのトラブルが原因であることがほとんどじゃないですか?
「遊びがないと人生の楽しみがないじゃん!」という人もいるかもしれませんが、この手の遊びは一過性の満足で終わることが多く、刺激を求めてどんどんとエスカレートしていきがち。
「タバコ」も含めて常習性が高く、一度どっぷりはまってしまうと、止めることが難しい。やめようと決心した時には、すでに後戻りできない状況まで借金が膨らんでいたり、体を害していたりすることが少なくありません。
やめる辛さを味わうくらいなら、最初から近づかない。これが一番です。
■おいしい投資・儲け話はすべて無視
すでに学生時代から経験がある人もいるかもしれませんが、社会人になるとさらに増えるのが「おいしい話」。いわゆる投資詐欺の類ですね。
断言します。社会人になったばかりのあなたに、おいしい投資話はやってきません。もっと言えば、中高年になっても、おいしい投資話はやってきません。
おいしい儲け話は、誰にも知られていないから、おいしいわけです。そんな話を、見知らぬ誰かが持ちかけてきたとしたら、それは100%詐欺だと断言してもいい。だから決して近づかないようにしましょう。一切無視でOKです。
僕が「元本保証で月利10%」みたいな話をし始めたら、すぐにフォローを外して無視してくださいね(笑)
■FP3級の勉強をしてみる
目の前の仕事にも慣れ、少し余裕が出てくるようになったら、ぜひ資格の勉強にトライしてみてください。お勧めは「FP(ファイナンシャルプランナー)3級」です。ちなみに僕も20代に取得し、その後、FP2級まで取りました。
ファイナンシャルプランナーとは、お金の専門家のこと。金融業界や不動産業界で働く人がよく取得する資格で、お金に関する基礎知識が網羅的に学べるのが特徴です。
給与明細を見て「税金」や「社会保険」について調べ、家計管理に取り組んできたあなたであれば、きっと興味を持って勉強に取り組めるはずです。
試験の合格を目指すかどうかはあなた次第ですが、せっかくなので取得しておきましょう。あとは、勉強した知識を活かして、最新の情報をその都度ググれば、お金の知識について困ることは格段に減ると思います。
■図書館でマネー本を読み漁る
お休みには、ぜひ最寄りの図書館に足を運んでみましょう。そして、「お金・マネー」のコーナーで、片っ端からビジネス本を借りてください。
10冊くらいまとめて借りられることが多いと思うので、まずはマックスまで借りて、休みの日にパラパラとめくってみてください。
ポイントは熟読しないこと。本当にさらりと目を通す程度でOKです。興味があるフレーズがあればそこを読んでみてください。そして、これを何度か繰り返してみましょう。すると不思議なことに、これまで難解で意味が分からなかった専門用語が、少しずつ理解できるようになります。
これならお金を掛けずに勉強できます。自己投資は、若いうちに取り組むとその後ずっと効果を発揮します。ぜひ早めに取り組んでみてくださいね。
■NISA口座を開設し、投資を始める
生活防衛資金を貯まったら、少しだけ投資を始めてみるのもいいかもしれません。あくまで勉強、本格的に投資を始める前の練習だと捉えるのがお勧めです。20代はいろんな経験を積み、自己投資に励む。その一環としてNISAを始めてみましょう。
2024年からNISAが格段に活用しやすくなりました。といっても、まずは少額投資でOKです。月1000円程度でも大丈夫ですので、投資信託の購入を始めてみましょう。
証券口座を開設するなら、SBI証券、楽天証券などがおすすめ。手数料が安いeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などの優良なインデックスファンドを買うところから始めてみてください。
ただ、くれぐれもあんまりのめり込まないでくださいね。20代のうちは、自分磨きが大事だと肝に銘じでおきましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。気が付けば文字数も6000文字オーバー(笑)。長編になりましたが、これだけできれば、きっと新社会人としては100点満点に近いんじゃないかな?と思います。
もちろん、すべてが完璧にこなせるとは思っていません。目の前の仕事で手一杯という人も多いでしょうからね。
でも、働いているうちに「あれ?頑張っているのに、なんだか全然暮らしが楽にならないんだけど…」と気付く瞬間が訪れるかもしれません。そんな時にはぜひこの記事を思い出して一つずつ取り組んでもらえたらうれしいです。
というわけで、2日間にわたってお送りしてきた「社会人1年生向けシリーズ」はこのあたりで締めくくりたいと思います。
社会人1年生の皆さーん、色々と不安なことも多いと思いますが、頑張ってくださいねーー(^^♪
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